いよいよ本格化する岸田新政権。コロナ禍で傷ついた経済をどう立て直し「成長と分配の好循環」へどう導くのか、そのかじ取りに大きな関心が集まっていますが、一方日本経済をめぐってはこんな言葉も注目を集めています。
「“新自由主義”からの脱却」。この言葉は20年続いた経済の方向性を大きく転換する意味を持ち、その実現へ向けた会議が「新しい資本主義実現会議」だとされています。
そこで今日は、新政権による新たな経済の方向性ついて抑えておくべきポイントを国際ジャーナリスト・堤未果さんに伺います。
未来授業1時間目。テーマは『新自由主義からの脱却とは何か』
◆堤未果(つつみ・みか)
国際ジャーナリスト/東京都生まれ
ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科卒業。国連、アムネスティインターナショナルNY支局員、米国野村証券を経て現職。日米を行き来しながら取材、講演、メディア出演を続ける。多くの著書は海外でも翻訳されている。「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」で日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞。「ルポ・貧困大国アメリカ」(3部作)で新書大賞2009, 日本エッセイストクラブ賞。新著は「デジタル・ファシズム:日本の資産と主権が消える」(NHK出版新書)
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