2021年11月、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。99歳でした。
今週は、寂聴さんが生前、ジャパン・エフエムネットワークのラジオ番組で語ったお話からその言葉と人生に迫っています。
私小説や人物伝、エッセイなど作家として確固たる地位を築いた寂聴さんは、1973年、51歳のとき岩手県の中尊寺で出家得度しました。出家得度とは、仏教の僧侶になるための「出家の儀式」のこと。髪を落とし名前も瀬戸内晴美から瀬戸内寂聴になりました。
未来授業2時間目、テーマは 『出家得度の日』
◆瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)
1922年、徳島県生まれ。東京女子大を卒業。 1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮同人誌賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞。 1963年『夏の終わり』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる。 1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞。1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞。 2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年、文化勲章受章。 近著に「愛することばあなたへ」(光文社)『いのち』(講談社)『97歳の人生相談』(kindle版、講談社)など。
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