2020年1月。
国内で最初の新型コロナウィルス感染症患者が確認されてから、丸2年が経とうとしています。
この2年間で、WHO(ダブル・エイチ・オー)に報告された世界の累積感染者数は3億人近く、そのうち500万人以上が命を落としました。
そして今もなお、終息には程遠い状況がつづいています。
今週の未来授業では、感染症の専門家で、白鴎大学教授の岡田晴恵さんが、新型コロナ禍で見えてきた様々な問題を検証してきます。
未来授業1時間目、テーマは「感染症に対する国としてのスタンス」。
まずは、感染症が確認されてから、対策が実行されるまでにどんなことが求められたのでしょうか?
◆岡田晴恵
白鴎大学教授。共立薬科大学大学院を修了後、順天堂大学にて医学博士号を取得。国立感染症研究所、ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所、経団連21世紀政策研究所などを経て、現職。専門は感染免疫学、公衆衛生学。テレビやラジオへの出演、専門書から児童書まで幅広い執筆、講演活動などを通して、新型コロナウイルスを始めとする感染症対策に関する情報を発信している。最新著書は「秘闘―私の「コロナ戦争」全記録―」(新潮社)
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