町田徹の経済ニュースふかぼり!2022.4.22放送分
「ウクライナの戦争の影が鮮明に!IMFが143カ国について経済予測を下方修正」
ロシア軍のウクライナ侵攻から昨日で8週間が過ぎ、世界経済への深刻な影響が鮮明になってきました。
国連の専門機関のひとつIMF(国際通貨基金)は、火曜日、最新の「世界経済見通し」を公表、ことしの世界全体の成長率を3.6%と、ロシア軍侵攻前のことし1月の予測に比べて0.8ポイント、下方修正しました。
下方修正の理由は、この戦争が天然ガスや原油、石炭といった化石燃料や鉱物資源、小麦、トウモロコシといった穀物などの価格の高騰に拍車をかけていることに加えて、西側諸国によるロシアに対する厳しい経済制裁が世界の貿易を冷え込ませる懸念があることだと言います。
戦争や制裁が経済の足を引っ張ることは初めからわかっていたので目新しさはないと感じるリスナーもいるでしょうが、権威あるIMFの予測には重みがあります。しかも、今回の予測の深刻さには目を見張らざるを得ません。日本経済にも深刻な影響があるとしています。
そこで、今日は、今さら聞けないIMFという国際機関の何たるかや、今回の経済予測の中身について詳しくご紹介したいと思います。
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