今年1月、南太平洋の島国・トンガ沖で発生した海底火山の大規模噴火によってトンガは1ヶ月に渡り、国外との通信手段を失いました。原因は、噴火による海底ケーブルの損傷。トンガと世界をつなぐ海底ケーブルは1本しかないためこれが切断されたことで、通信ができなくなってしまったのだといいます。
今週の講師、サイバー安全保障などが専門で海底ケーブルに詳しい慶應義塾大学 教授の土屋大洋さんは、実は海底ケーブルの切断は珍しいことではないといいます。
未来授業2時間目。テーマは「ケーブル切断のリスクと、冗長性」
◆土屋大洋(つちや・もとひろ)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。専門は国際関係論、情報社会論、公共政策論。
『サイバーグレートゲーム―政治・経済・技術とデータをめぐる地政学―』(千倉書房、2020年)ほか著書多数
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