ゴールデンウィークを過ぎた頃から話題にのぼる「五月病」。正式な病名ではありませんが、身体のだるさややる気が出ないことに悩む人が増えはじめる季節です。さらにいまだ先行きが見えないコロナ禍が追い打ちをかけています。
今週の講師、精神科医・産業医 尾林誉史さん自身もかつて悩める社会人でした。東京大学理学部を卒業して大手企業に就職し、営業マンとして働き始めた当時の尾林さんは、「アポはとれるけれど受注はとれない人」と揶揄されていたのです。そんな折、新たな目標を見つけるきっかけが尾林さんに訪れます。
『未来授業』1時間目。テーマは「回り道で出会った、産業医という仕事」
◆尾林 誉史(おばやし たかふみ)
精神科医・産業医。
東京大学理学部化学科卒業後、株式会社リクルートに入社。
リクルート時代、社内外や年次を問わず発生するメンタル問題に多数遭遇。
2006年に退職し、産業医を志して弘前大学医学部に学士編入。
東京都立松沢病院にて初期臨床研修修了後、
東京大学医学部附属病院精神神経科などを経て、
VISION PARTNER メンタルクリニック四谷 院長に就任。
20社余り(2022年5月現在)の企業にて産業医およびカウンセリング業務を
務めながら、産業医の重要性と役割を世に問い続ける。
著書は『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』(あさ出版)など多数
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