2022年6月10日送分。
「これで骨太と言えるのか。『新しい資本主義』も生煮えでは!?」
岸田政権が火曜日の閣議で決めた「骨太の方針2022」(経済財政運営と改革の基本方針)と、岸田総理の自民党総裁選の時からのセールスポイントだった「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」。この2つの看板政策の評判が芳しくありません。
例えば、あるコンサルティング会社は、「岸田の新しい資本主義は日本経済を改革することはないだろう」と、皮肉たっぷりのタイトルを付けて、この方針と計画を酷評する緊急リポートをクライアントに配ったほどなのです。
このコンサルティング会社は、今年の世界の10大リスクの第1位に『中国のゼロコロナ政策』をあげて上海のロックダウン(都市封鎖)などを予見したことで知られる、あのユーラシア・グループでした。
では、なぜ、それほどまでに「骨太の方針」と「新しい資本主義」の評判が芳しくないのでしょうか。
今日はこの2つについて検証したいと思います。
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