アメリカのポピュラー音楽を社会との関わりにもとづいて考察し、その多層的な歴史をたどった話題の書『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』でサントリー学芸賞を受賞したポピュラー音楽研究者の大和田俊之さんは、その最新形ともいえる新著『アメリカ音楽の新しい地図』で、ここ10年ほどの間にアメリカの音楽界が何を照らしだしてきたのか、独自の視点で紐解いています。
そこで今週の未来授業は、POPスターが照らし出すアメリカ音楽の「今」に迫ります。
未来授業1時間目。
テーマは、「テイラー・スゥイフトの戦略に見る、音楽と政治の関係」。
◆大和田俊之(おおわだ・としゆき)
慶應義塾大学法学部教授。専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。『アメリカ音楽史——ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社)で第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。長谷川町蔵との共著に『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)。最新刊は『アメリカ音楽の新しい地図』(筑摩書房)。
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