昨年の衆議院選挙を追った 大島新監督の「香川一区」教育と政治の関係を見つめながら最新の教育事情を記録した斉加尚代監督の「教育と愛国」など最近、ドキュメンタリー映画が話題を呼んでいます。
そんなドキュメンタリー映画の作り手で、今注目されているのが、石川テレビ報道部所属の五百旗頭幸男さんです。
富山市議会の政務活動費問題を追った作品「はりぼて」で劇場作品デビュー、そして今月10月、コロナ禍での石川県知事の振る舞い、そして政権交代劇と同時に、石川でくらす市井の人々の生活をとらえた作品「裸のムラ」が公開となりました。
今週は五百旗頭監督に、ドキュメンタリー映画との向き合い方を伺います。
未来授業1時間目、テーマは「テレビがなかった少年時代」。
◆五百旗頭幸男(いおきべ ゆきお)1978年兵庫県生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。2003年チューリップテレビ入社。スポーツ、県警、県政などの担当記者を経て、16年からニュースキャスター。20年3月退社。同年4月石川テレビ入社。ディレクター作品に「異見~米国から見た富山大空襲~」(16/ギャラクシー賞奨励賞・日本民間放送連盟賞優秀賞)、冬季は閉鎖されている立山黒部アルペンルートの通年営業化計画を検証した「沈黙の山」(18/ギャラクシー賞選奨・日本民間放送連盟賞優秀賞)など。17年に富山市議会の政務活動費不正問題を追ったドキュメンタリー番組「はりぼて~腐敗議会と記者たちの攻防~」にて文化庁芸術祭賞優秀賞、放送文化基金賞優秀賞、日本民間放送連盟賞優秀賞などを受賞。20年、同じく富山市議会の不正を追い続けた映画『はりぼて』を砂沢智史とともに監督し劇場公開。全国映連賞、日本映画復興賞などを受賞した。21年、石川テレビ移籍後に発表したドキュメンタリー番組「裸のムラ」にて地方の時代映像祭選奨を受賞。22年、「日本国男村」を制作し日本民間放送連盟賞で最優秀賞を受賞著書に「自壊するメディア」(講談社、共著)、「富山市議はなぜ14人も辞めたのか~政務活動費の闇を追う~」(岩波書店、共著)。最新監督作品は「裸のムラ」
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