私たちの日常生活は、様々な容器や包装によって支えられています。
遠い生産地から、自分の家まで無事に運ばれ、その中身を安心して使うことができるのは、工夫に工夫が重ねられた技術のおかげと言えるでしょう。
一方、容器や包装は家庭から出るごみの2割から3割を占めるとされます。
その量を減らすこと、そして再利用を進めることは、環境を守るために求められる大きな要素になっています。
今週は、スチール缶をめぐるリサイクルのいま、そして未来を探ります。
未来授業1時間目、テーマは「スチール缶とは何か?」。
◆中田 良平(なかた りょうへい)
1960年兵庫県生まれ。関西学院大学商学部卒業。1982年製缶メーカーの大和製罐株式会社入社。営業部門、市場調査部門、情報システム部門を経て2014年からスチール缶リサイクル協会専務理事。スチール缶の散乱防止や環境美化促進、リサイクル推進を通じた社会貢献活動に従事。スチール缶への関心や認知度が特に低い若年層にスチール缶の良さをもっと知ってもらい、もっと使ってもらうことが現在の最大のタスクと考え、SNSをはじめとしたインターネットメディアを活用した情報発信の試行錯誤を繰り返している。
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