必要な水が手に入らない「水不足」が世界で深刻さを増しています。その大きな要因は、世界的な人口増加や国家間の水資源の奪い合い、そして気候変動。このままの状態が続けば、2050年には39億人が水不足に陥るともいわれています。
一方、日本の場合はどうなのか。島国で水資源で対立する隣国が存在せず、水不足とは関係ないと思われがちですが実はそうではないようです。すでに60年以上経過して老朽化した水道設備の修復がままならない状況が起きつつあります。そんな中、日本の水道の在り方として議論が続いていることがあります。それが、水道の民営化です。
水ジャーナリスト橋本淳司さんによる未来授業3時間目。
テーマは「未来の人になりきって考える」
◆橋本淳司(はしもとじゅんじ)
水ジャーナリスト、アクアスフィア・水教育研究所代表、武蔵野大学客員教授。
国内外を歩き、水問題やその解決方法を、さまざまなメディアで発信している。
新著『水辺のワンダー』。中国での節水教育担当者育成、インドでの雨水活用コミュニティづくりなど、国内外で水問題を解決するためのプロジェクトに参加。 学校での探究的・協働的な学び、自治体、企業の水に関する普及啓発活動の支援も行っている。
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