雪の中、一人のお坊さんが小さな村に訪れました。
あちこちで一夜の宿を断られたお坊さんは、村で一番貧しいおばあさんの家に行きます。
するといろりの火さえない家なのに快く入れてくれたのです。
何もおもてなしができない心苦しさから、おばあさんはある決心をして外に出ました。
他人の物を盗むことは本当はやってはいけないことですが、
自分の身はどうなっても構わないので、今、困っている人に何かしてあげたいという気持ちは
とても尊いものです。
幸せになったおばあさんはきっと、村の人たちみんなにその幸せを分けてあげたことでしょう。
(福娘童話集から読ませていただいています。)
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