2023年12月15日金曜日。今日のテーマは、
「岸田総理、核軍縮に賭けていると言いながら、『核兵器禁止条約の会議』にそっぽを向くのは、無責任だと思いませんか?」
12月1日、核兵器の開発や保有、使用などを禁じているTPNW(核兵器禁止条約)の第2回締約国会議が、改めて「核による抑止」という戦略もしくは考え方は間違っており、「核軍縮の障害」でしかないなどとする政治宣言を採択して、閉幕しました。
この会議には、核兵器禁止条約に加盟している締約国だけでなく、日本同様、アメリカの「核の傘」の庇護を受けているNATO(北大西洋条約機構)の加盟国を含めておよそ30カ国のオブザーバーも参加し、なかなかの盛り上がりだったようです。
特に、日本と同じG7加盟国のドイツもオブザーバーとして会議に参加。演説で、ロシアが核の威嚇を繰り返している現状を考えると、直ちに「核抑止」を放棄することはできないとしつつも、核軍縮そのものは重要だ、などと主張したと伝えられています。
そうした中で、岸田政権が去年の第1回に続いて、今回の核兵器禁止条約の締約国会議にも、また、オブザーバー参加を拒んで、代表団を送りませんでした。岸田総理はわずか半年前に、自身が広島県選出の衆議院議員なので、核軍縮に政治家生命を賭けていると言って、わざわざG7サミットを広島に招致して、壮大な政治ショーを演出したばかりです。
ということで、今日は、あれこれ手を出すけど、何をやっても、中途半端で、国民の支持を得られない、岸田内閣のもうひとつの問題点をみんなで考えてみたいと思います。
※今回、番組アシスタントは杉浦舞に代わり、分林里佳が務めます。
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