Furigana and English scripts are on my website: https://www.nihongoforyou.com/episodes/the-history-of-mochi
[Japanese script]
あけましておめでとうございます!2024年も、みなさんにとっていい一年になることを祈っています。さて、日本のお正月には、欠かすことのできないものがいくつかあります。おせち料理、お年玉などを思いつく人もいるかもしれませんが、皆さんもよく知っているのはお餅じゃないでしょうか?今日は、お餅についてお話します。
まずは、お餅について知らない人のために、どうやって作られるかを紹介します。お餅は、餅米という特別な種類の米を蒸してから、臼という大きなボウルのようなものと、杵という大きなハンマーのような道具を使って、粘り気が出るまでついて作る食べ物です。最近では、餅つき機という機械を使ってもちを作る人も増えています。
餅の歴史はかなり古く、日本には、縄文時代に伝わったとされています。もともとは神さまに供える食べ物でした。当時はいまのような白い餅ではなく、赤い餅だったと言われています。餅は稲の神様である稲霊(いなだま) を表すものであり、神が宿る特別な食物として敬われていました。そのため、穀物の豊作を願って、神様に供えるようになったそうです。
もともとはお供物だった餅ですが、現代の日本でもその習慣が残っています。それが、鏡餅です。鏡餅というのは、お正月にお供えする、特別な餅のことです。平べったくて丸く、どっしりとしていて、満月のような形をしています。鏡餅には神様がいると思われていただけでなく、食べると力がつき、生命を再生させる力があるとも信じられていました。そのため、鏡餅はお正月期間がすぎると鏡開きをします。鏡開きというのは、お正月にお供えしたお餅を家族で食べるという習慣で、毎年1月11日に行われます。
ところで、鏡開きをしたお餅は、切ったり焼いたりしてはいけないと言われているんです。どうしてでしょう?それは、この習慣の起源に関係あります。この習慣は武士の家で始まったものなので、包丁や刀で切るのは縁起が悪い、また神や人との縁を切るといって嫌われていました。だから、鏡餅は割って小さくして、茹でたり揚げたりして食べられています。また、鏡開きという名前も、「切る」「割る」という言葉を使わないようにするために考えられたんです。日本人はこういう縁起をとても大事にすることがわかりますね。
みなさんも、お餅を食べて力をつけましょう!
=======================================
📖Online Lessons
https://www.nihongoforyou.com
💰Donation
https://www.nihongoforyou.com/donate
📷Instagram
https://www.instagram.com/nihongo_for_you/
🐤Twitter
https://twitter.com/nihongoforyou
=======================================
Create your
podcast in
minutes
It is Free