「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 「墓泥棒と失われた女神」 「怪盗グルーのミニオン超変身」 「密輸 1970(いちきゅうななぜろ)」
■サムネ画像は:映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
1969年の人類初の月面着陸は米政府の作りごとで、世界に流れた映像はスタンリー・キューブリック監督が撮った、今で言う〝フェイク動画〟だという米国の都市伝説を一ひねりした人間ドラマ。 題材は半世紀以上前の都市伝説だが、真実だけが真実であり、皆が信じたとしても噓はどこまでいっても噓なのだ、という主題は、SNS全盛の現代にあって実に今日的だ。米映画。
「墓泥棒と失われた女神」
「夏をゆく人々」のアリーチェ・ロルヴァケル監督の新作。この世と冥界の間をさまよう墓泥棒の姿を、現実と幻想が入り交じった独特のタッチで描く。過去と現在、生と死、聖と俗…と対立するものがあいまいに溶け合う世界観が魅力的。終始居場所を探し続けるアーサーを演じたオコナーの好演が光る。伊・仏・スイス合作。
「怪盗グルーのミニオン超変身」
「怪盗グルー」シリーズ長編4作目。高校の同窓会に出席したグルーは、因縁のライバル、マキシムと再会。なぜかマキシムはグルーに強い恨みを抱いており、命を狙われるはめに。グルーファミリーは安全のために新たな町の隠れ家に移り住むが…。日本語吹き替え版には笑福亭鶴瓶、片岡愛之助らが出演。監督はクリス・ルノー。米映画。
「密輸 1970」
1970年代半ば、韓国の漁村。化学工場の汚染水で水産物が大打撃を受け、生活の糧を失った地元の海女たちが素潜りの特技を生かし、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。しかし作業中に税関に摘発されてしまう。韓国で観客動員500万人超の海洋クライム・アクション。海女たちが繰り広げる水中での格闘シーンは唯一無二だ。監督はリュ・スンワン。韓国映画。
■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)
■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。
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