今週の講師は、東京農工大学 環境資源化学科 教授、高田秀重(たかだ・ひでしげ)さん。
マイクロプラスチックによる環境汚染を長年研究してきた第一人者です。
国連の海洋汚染専門家会議グループメンバーとして、マイクロプラスチックの評価を担当している他、世界各地のマイクロプラスチックのモニタリングを行う市民参加のプロジェクト「インターナショナルペレットウォッチ」も主宰しています。
近年、地球規模の大きな問題として注目を集めるプラスチックごみの問題は、今年、大阪で開催されたG20・大阪サミットでも、重要な課題の一つとなりました。
そこで今週は、マイクロプラスチック汚染の現状や、考えられる人間への影響、そして、将来的な課題など、最新の研究結果とともに伺っていきます。
未来授業1時間目。まずはこの問題の現状から。
テーマは「海を漂う数、50兆個」
高田秀重(たかだ・ひでしげ)
1959年、東京都生まれ。東京農工大学農学部環境資源科学科教授。理学博士。82年、東京都立大学(現首都大学東京)理学部化学科を卒業。86年、同大学院理学研究科化学専攻博士課程を中退し、東京農工大学農学部環境保護学科助手に就任。97年、同助教授。2007年より現職。日本水環境学会学術賞、日本環境化学会学術賞、日本海洋学会岡田賞など受賞多数。世界各地の海岸で拾ったマイクロプラスチックのモニタリングを行う市民による科学的活動「インターナショナル・ペレットウォッチ」を主宰。
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