この春、デビュー20周年記念となる小説『ホシノカケラ』を出版された稲葉さん。いとこであるB’z・稲葉浩志さんのソロステージで受けた衝撃的体験を、15年という長い年月をかけ、推敲(すいこう)を重ねて、作品に仕上げました。“絶対に書きたい”という思いを実現するために、文筆家としてはベテラン、でも小説家として経験の浅かった稲葉さんは、日々悩みつつ、作品にしていったのです。
未来授業4時間目、
テーマは『がむしゃらの先に見える風景』
稲葉なおと(いなば なおと)さん プロフィール
作家・一級建築士。東京工業大学建築学科卒業後、設計事務所に所属。商業ビルや分譲マンションの企画・設計を手がけるも、交通事故で3カ月の入院生活を強いられる。これを切っ掛けに名建築を訪ねて
アメリカ本土を5カ月に渡り旅する。1998年、初の旅行記『まだ見ぬホテルへ』で作家デビュー。『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。その後、世界の名建築宿に500軒以上泊まり歩いた経験をもとに写真集、長編小説、児童文学を次々と発表し、2019年日本建築学会文化賞受賞。近著にデビュー20周年記念となる長編小説「ホシノカケラ」がある。
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