未来授業、今週の講師は、公益財団法人「リバーフロント研究所」技術参与の土屋信行さん。
土屋さんは街づくりや河川事業のスペシャリスト。大雨や台風による水害対策の専門家でもあります。
昨年10月に発生した台風19号は広範囲な浸水被害をもたらしました。
特に大規模な浸水被害が想定されたのが、墨田、江東、足立、葛飾、江戸川の江東5区です。
堤防決壊による氾濫は起きなかったものの、事前に作っていた「広域避難計画」では対応しきれない実態が明らかになりました。
都民が自らの命を守るにはどう避難すればいいのでしょうか。
未来授業3時間目、
テーマは『東京、いのちの高台街づくり』
◆土屋信行(つちやのぶゆき)
公益財団法人リバーフロント研究所技術参与、工学博士。
日本大卒。東京都庁に入庁後、道路や橋梁、下水道、まちづくり、河川事業に従事。江戸川区土木部長、公益法人えどがわ環境財団理事長などを経て現職。
東日本大震災の復興では、まちづくりの学識経験者委員として、宮城県女川町のまちづくりに取り組んでいる。
現職以外に、全日本土地区画整理士会理事、JRRN(日本河川・流域再生ネットワーク)代表理事、土木学会首都圏低平地災害防災検討会座長なども務める。著書に『水害列島』、『首都水没』(以上文藝春秋)。
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