今週の講師は 斎藤幸平さん。
人類は、テクノロジーの進化によって、快適さや便利さを手に入れてきました。
一方で、それは資源の開発や工業化による環境汚染、そして働く人々からの過剰な搾取といった、自分たちの視界に入らないいびつな構造を生むことにもなりました。
斎藤さんは、この状況を“外部化”と呼びますが、多くの途上国が経済発展し、かつ、地球規模の気候変動が加速化するいま、もはや地球上に外部化できる場所はなくなったといいます。
では、これからどうやって未来を作っていけばよいのでしょうか?
未来授業2時間目、テーマは『脱成長が作る未来』
■斎藤幸平 (さいとうこうへい)プロフィール
1987年生まれ。専門は経済思想・社会思想。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy (邦訳『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』堀之内出版)によって、権威あるドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。編著にマルクス・ガブリエルらとの対談集『未来への大分岐』(集英社新書)など。最新著書は「人新世の『資本論』」(集英社新書)
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