昨年『記憶する体』で、サントリー学芸賞を受賞した伊藤亜紗さん。
障害を持つ人々のエピソードをもとに、無意識に行っている体の行為を言語化することで、
何が見えてくるのかを考察しています。
伊藤さんの専門である美学も、言葉で表現しにくいアートを言葉にする、という学問。
アートに接したとき、人はどんなふうにその作品を感じるのか?
その方法は、人の数だけ異なります。
未来授業2時間目、テーマは『目が見えない人は、アートをどう感じるのか?』
◆伊藤亜紗(いとう あさ)東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)、『どもる体』(医学書院)、『情報環世界』(共著、NTT出版)著書「記憶する体」(春秋社)を中心とした業績で第42回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞
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