今週の講師は、東海大学教授のアルモーメン・アブドーラさん。サウジアラビア国王やエジプト大統領、パレスチナのアッバス議長など各国首脳の通訳を務めた経験もある言語学者です。
しかし、日本に初めて来た1996年、20歳の頃は何の確証も、約束された未来もない、エジプト人苦学生でした。アルモーメンさんは どのように活躍の場を広げていったのでしょうか。そこにはアラブ人らしい考え方が根本にあるとアルモーメンさんは言います。
未来授業4時間目。テーマは「リスクの楽観と悲観」
◆アルモーメン・アブドーラ
エジプト・カイロ生まれ。東海大学・大学院文学研究科教授、国際教育センター教授。日本研究家。2001年、学習院大学文学部日本語日本文学科卒業。その後、同大学大学院人文科学研究科で、日本語とアラビア語の対照言語学を研究、日本語日本文学博士号を取得。NHK教育テレビのアラビア語講座講師の他、コメンテーターとしてもテレビ・ラジオに出演。天皇・皇后両陛下(現上皇・上皇后両陛下)やアラブ諸国首脳(サウジアラビア国王やエジプト大統領、パレスチナ自治政府アッバス議長など)の通訳を務める。
著書に『地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人』(小学館)、『日本語とアラビア語の慣用的表現の対照研究:比喩的思考と意味理解を中心に』(国書刊行会)、『アラビア語が面白いほど身につく本』(KADOKAWA)、『読める、書ける、アラビア語練習プリント』(小学館)、最新刊は『足して二で割れない日本とアラブ世界 ~深層文化へのアプ ローチ~』(デザインエッグ社)
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