「河川への不法投棄に魚にとって有害な物質も混入。ESGを掲げる日軽金に赤信号!」
駿河湾のサクラエビが歴史的な不漁となっている問題で「公害」の可能性が出てきたというニュースを7月2日のこの番組などでお伝えしましたが、
原因とみられている不法投棄された産業廃棄物が業者の説明とは異なり、はるかに多く投棄されていたばかりか、この産廃に魚にとって有害な魚毒性物質が含まれていたことが今週火曜日、山梨県知事の記者会見で明らかになりました。
産廃を投棄していたのは、歴史のある名門アルミ企業「日本軽金属」が出資して、ダムに流れ込んだ土砂のしゅんせつなどを請け負わせていた採石業者です。
これは、環境や社会、ガバナンスに積極的に取り組むESG経営を標榜している親会社「日本軽金属ホールディングス」のガバナンスの杜撰さを浮き彫りにする事件でもあり、今後大きく注目を集める可能性がありそうです。東芝、三菱電機、みずほ銀行と歴史ある大手企業でもガバナンスに疑問符が付く不祥事が後を絶ちません。今日は、日軽金とガバナンスの問題を考えてみましょう。
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