皆様。このような天のお父様の前で、一日でも真の同情と懺悔の涙を流してみたことがありますか。悪魔の血統を受けてサタンの走狗になっている人類を前にして、舌をかんで耐えてくださり、解放と釈放の一日だけを待ち望んでいらっしゃる神様のみ前で、見えないふりをして目を閉じることができますか。
したがってレバレンド•ムーンの生涯は、歴史上誰よりも深刻な命の歴史でした。サタンを罪ある者として審判できる審判主としての個人完成の道を歩まなければならなかったのであり、愛する子女を四人も幼い年齢で霊界に送らなければならず、残った子女さえも荒野に放り投げたまま歩まなければならない、宿命的蕩減復帰の路程でした。
私は、神様を解放、釈放させてさしあげ、その土台の上に人類を解放、釈放させてあげるための救世主であり、真の父母の天命を受けて皆様の前に立ったのです。お金、権勢、名誉や富貴を必要としてきた人ではありません。
雪の降る極寒期に、雪と雨に打たれて三度の食事に飢えながらも、八十年以上の生涯を、朝夕、昼夜を忘れてひたすら一本道、天の道を走ってきた男の生涯でした。肉が裂け、血を吐く拷問室でも、「救ってください」という祈祷をしたのではなく、むしろ、子女の悲惨さを見て嗚咽される神様の心情を、慰労してさしあげるために血の涙を流し、孝子、忠臣、聖人、聖子の道を歩んできた私の人生でした。
父母と故郷山河を捨てたまま、「ために生きる真の愛」で人類救援をすることで貫いた生涯であり、天命に従って命を懸けて天の道を歩まなければならなかった男としての一本道であり、決して妥協を知らず、少しも卑怯なことをせずに生きてきた私の生涯は、この世的な目で見れば、限りなく哀れでもの悲しい一生に見えるかもしれません。
しかし、世の中のいかなる拷問も刑罰も、私に天の道を挫折させることはできませんでした。今まで六回にわたる監獄生活も、子女を探し求める真の父母の道を妨げることはできませんでした。
冷たい監房に座って、軒先から落ちる雨の滴を眺めながら、「あの水滴が、いつしか岩に穴を開けるように、私の目から落ちるこの熱い涙が、必ず恨で凍りついた神様の心を溶かして解放、釈放するその日が来る!」と決意して誓って生きた男の生涯でした。怨讐を実子以上に愛する生涯で六十億の人類を教え導いてきた犠牲的路程でした。
そのような次元で、私は、一九七〇年代初めにいち早くアメリカに入っていき、「私は火を消す消防士として、そして病気を治す医者としてここに来たのである!」と宣言しました。それから三十年以上の月日が流れた今日、人類は、今新しい時代を迎えているという事実を知らなければなりません。ついに天運が地球星に臨んでいます。
人類救援のために八十年以上の間、私が流した血と汗と涙の蕩減復帰路程が、今その結実を結び始めたのです。
神様が直接主管される真の愛の炎二十一世紀の冒頭である二〇〇一年には、「神様王権即位式」を奉呈することによって、ついに神様の解放と釈放の日を迎えるようにしてさしあげたのです。神様の直接主管の時代が開かれ始めたのです。その基台の上に、今年(二〇〇四年)の三月二十三日には、アメリカの首都ワシントンDCの国会上院ビルにおいて、「世界平和王戴冠式」が挙行されました。ユダヤ教、キリスト教、イスラームの世界的な指導者たちとアメリカの国会議員が集まり、満場一致でレバレンド•ムーンを「世界平和王」に推戴する登極式を行ったのです。これをどうして人間業と言うことができるでしょうか。
あの有名なフランスの予言者ノストラダムスが予言し、東洋一の予言書「格菴遺録(キョガムイロク)」にはっきりと記録されているように、レバレンド•ムーンは、天命を受け、宿命的責任を完遂した人類の真の父母であり、平和の王として顕現したのです。そのため、世界随所から、レバレンド•ムーンに従ってこの地上に平和王国を創建する隊列に参加しようとする各界各層の指導者が、波のように押し寄せています。
そして、世界で唯一、民主と共産の対決によって罪のない民族と国土が分断された韓半島はもちろんのこと、今日世界平和を脅かす最も深刻な流血の紛争地になってしまった中東地域でも、今はレバレンド•ムーンの助けがなければ平和は期待できないと告白してきているのです。
全地球星を覆っている真の愛運動今年、二〇〇四年の四月十日を期して、私は、「天使世界の釈放」、「カイン•アベルの釈放」、さらには「天宙天地天地人父母釈放の日」を宣布しました。そしてきょう、五月一日を期して、「神様の祖国と平和王国は解放と釈放圏の上で」を宣布することによって、神様が全体、全般、全権、全能の権限を実体的に行使できる様々な段階の霊的条件を立てました。
神様の解放、釈放とともに、今はこの地上に、名実共に自由と平和と統一と幸福の世界が広がっています。このような意味で、私が設立した「世界基督教統一神霊協会」の創立五十周年を迎えたきょうは特別な日です。
この席に参加した皆様全員には、天運が共にあります。短い時間ですが、きょうレバレンド•ムーンが教えたとおり、第一に、神様の実在を皮膚で感じて生きること、第二に、霊界の実相をはっきりと知り、地上界での生涯を永遠の霊界での生涯のために徹底的に準備して生きること、第三に、良心を師と思い、神様のように、父母のように侍って暮らせば、皆様は既に天国人になっているということです。
真の愛の炎は、今二十一世紀の春風に乗って地球星全体に燎原の火のように広まっています。怨讐の国の人たちとの交叉祝福結婚が、若者たちの間に新しい信仰として定着していっています。水、空気、光は、隙間さえあれば無条件に入り込んでいくように、今真の愛運動は、全地球星を覆っています。神様の愛、神様の生命、神様の血統を伝授され、この地上に平和の王国を定着させる若い知性ある人たちが眠りから覚めています。
高名でいらっしゃる世界指導者の皆様。皆様も「神の国と神の義」を探し立てなければならない天一国主人の隊列に加わり、与えれば与えるほど大きくなる真理を自ら実践する、真の愛の革命軍となることをお願いします。ありがとうございました。
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