日付:二〇〇六年十一月二十一日
場所:韓国、京畿道、一山、キンテックス
行事:第四十七回「真の子女の日」記念式
愛する世界の祝福家庭、尊敬する平和大使と各界の指導者、そして内外の貴賓の皆様。きょうは「子女の日」を宣布してから四十七年目となる、摂理史において意義深い一日です。人間始祖アダムとエバの堕落によって喪失してしまった神様の創造目的を完成するための蕩減復帰摂理路程には、必ず探し立てるべき四大里程標があります。「真の神の日」、「真の父母の日」、「真の子女の日」、「真の万物の日」がそれです。
二〇〇一年の「神様王権即位式」の勝利と今年六月の「天正宮博物館入宮・戴冠式」、そして同時に宣布された天一国摂理が始まってから、初めて迎えた摂理的四大里程標の一日が、きょうの「真の子女の日」です。皆様、このような意義深い日を記念し、私たちの覚悟を新たに固める意味で、きょうは私がこの一年間、世界六十五億の人類を相手に伝授している天のメッセージを総体的に要約し、摂理的観点から見た皆様の位置と使命、そして皆様の置かれているこの時代的重要性を、もう一度想起していただこうという意味で、「神様の絶対平和理想モデルである絶対『性』家庭と世界王国」という主題で、天のみ言をお伝えしようと思います。
このみ言は今、世界的な宗教指導者百二十人が真の父母様から直接伝授され、世界百二十ヵ国を巡回しながら宣布している生命のみ言です。真の父母様の家庭三代圏が世界を回り、天のみ言と祝福によって人類の救いの道を開いておいたその基台の上に、今やカイン世界を代表した宗教指導者がバトンを受け継ぎ、地球村の至る所を奔走しているのです。
神様の創造目的皆様。人類は今まで、歴史を通して絶えず人間を中心とした平和運動ばかりを展開してきました。その良い例が民主と共産の対決です。個人の権益と自由を認定し保障する程度が違うだけで、民主主義も共産主義も、すべて父母を失った子女たちがカインとアベルに分かれて争う、兄弟間の紛争の範疇を抜け出せなかったのです。
不完全な人間ばかりを中心として展開する平和運動は、歴史的に常にその限界にぶつかり、挫折してきました。世界平和実現の華やかな夢を抱いて出発した国連は、今日、その生まれながらにしてもつ限界点にぶつかり、人類にこれ以上希望を与えられずにいるのも、正にこのような理由からです。一言で言えば、天が直接運行し、歴史を摂理できるときを迎えられなかったということです。したがって、神様の永遠の創造理想である平和理想世界実現のために、カイン格である既存の国連の刷新とともに、新たな次元で平和理想世界王国の機能を発揮できる天宙的次元のアベル格の国連の立場にあるのが、正に「天宙平和連合」です。今、皆様と共に誕生した「天宙平和連合」は、神様の勝利であり、真の父母様の血と汗と涙の結実であり、皆様の希望であり、願いです。カイン的な既存の国連の前に、天一国を代表するアベル的王国の使命を果たすようになるでしょう。したがって、神様の創造理想世界の実践郷を成し遂げなければならない使命が、正に世界的指導者であられる皆様に下された天命であることを肝に銘じてくださるようにお願いします。
尊敬する世界平和指導者の皆様。神様が人間を創造した究極的な目的はどこにあると思われますか。それは真の愛を中心とした理想家庭の完成を通して、喜びを感じることでした。それでは、理想家庭とはどのような姿なのでしょうか。神様が創造された最初の人間は、男性格を代表したモデルであるアダムと女性格を代表したモデルであるエバでした。それでは、彼らが真の愛の表題となる人格者と主人になる道は、どのような道だったのでしょうか。一言で言えば、神様を父として侍って暮らせる、父母と子女の関係を確保するモデル的な平和理想家庭でした。神様と一つの家族を形成し、永遠に喜びを感じながら暮らす道だという意味です。このように、神様はモデル的な平和理想家庭を築こうとアダムとエバを創造し、人類の最初の先祖として立てられました。御自身の全体を完全投入され、真の愛と真の生命、そして真の血統が連結された天宙の総合実体であり、霊肉界の媒介体であり、万物の主管主である息子と娘として立てられたのです。
皆様。ところが、アダムとエバがモデル的な平和理想家庭を築くためには、絶対必要条件があります。絶対者であられる神様が、絶対的基準の上で絶対的価値を賦与するために、御自身の子女として創造した人間は、天道が要求する絶対基準の道を行かなければならないのです。絶対者であられる神様を父母として侍るために行くベき、宿命的路程の生活が必要だということです。言い換えれば、人間が神様に似て完成し、絶対者の息子、娘と呼ばれる人格者の位置を確保するには、天が定めておいた絶対的基準の道を歩まなければならないという意味です。その中で最も重要なものが、正に絶対「性」の基準です。
絶対「性」第一は、結婚式のときまで守るべき絶対「性」、すなわち絶対純潔の基準です。人間は誰もが、生まれてから成長過程を経ていくようになります。父母の愛と保護のもと、比較的安全で無難な幼少年時代を経たのち、周囲のすべての人々はもちろん、万物万象と新しい次元の関係を結び、新しく躍動的な人生を出発する青少年期に入っていきます。外的に成人になるだけでなく、内的に人格完成を通じた絶対人間の道に入る瞬間なのです。
ここで、人間なら誰もが例外なく守るべき絶対必要条件が、正に純潔です。純潔が私たち人間にとって絶対モデル「性」の必要条件であるのは、神様が創造理想を成し遂げるために、御自身の子女に下さった宿命的責任であり、義務であり、天道が、正に絶対モデル「性」を完成する道だからです。
神様が人間始祖アダムとエバを創造し、下さった唯一の戒めは何だったでしょうか。天が許すときになるまでは、互いの「性」を絶対的基準で守りなさいという戒めであり、祝福でした。
善悪の実を取って食べれば必ず死に、取って食べずに天の戒めを守れば、人格完成はもちろん、創造主であられる神様と対等な共同創造主の立場に立つようになり、さらには、万物を主管し、永遠で理想的な幸福を謳歌する宇宙の主人になるであろうという聖書のみ言は、正にこの点を踏まえて語ったことなのです。婚前純潔を守り、真の子女として天の祝福のもとで結婚して真の夫婦となり、真の子女を生んで真の父母になりなさいという祝福でした。
これは、神様の創造原則である絶対「性」を離れて実現されるものではないという事実を、確認させてくれる内容です。すなわち、神様のこの戒めの中には、人間が神様の子女として、歴史を通して個性を完成し、万物の主管位に立つためには、神様の創造理想である絶対モデル「性」を相続しなければならないという深い意味が隠されていたのです。
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