すべてのものは、一つから多くのものに分かれ、結局、一つの大きなものに統合されます。すなわち、一つから様々に分かれ、一つに統合されるのです。ここからまた分かれて、より大きなものになる反復運動です。そこには家庭がありますが、形態は統合される前と同じです。家庭は夫婦になった所であり、その夫婦を一つにする所です。氏族は家庭を一つにする所であり、民族は氏族を一つにする所です。民族が合わさって一つの国家にすべて入ります。しかし、どこまでも家庭が中心になります。この家庭を展開すれば、横的な世界になるのです。
ですから、どのような社会だったとしても、家庭を除くことはできないのです。家庭を復帰できなければ、世界を復帰できません。その次には、その家庭を中心に天宙主義を完成しなければなりません。天宙は、天地を総合したものです。天と地は、人間において体と心と同じです。この体と心が一つにならなければなりません。一つの主体があれば、一つの相対が必要なように、一人の男性には一人の女性が必要だというのです。男性と女性が一つになった所が家庭です。この一つの家庭を中心としなければ、神様の愛の基盤が定まらないのです。
天宙主義というのは、体と心を合わせたのちに、神様の愛の本体になる家庭を築き、その理念を霊界と肉界に連結させる主義です。天宙の「宙」の字は、家を意味します。それで、天宙主義という言葉を使うのです。天宙は無形世界と実体世界を合わせたものです。これが私たちとどのような関係があるのでしょうか。私たちには家庭が必要だというのです。
皆様が家庭において一つになれなければ、天宙主義と関係ありません。家庭こそは天宙主義を完結させる最終基準になるのです。ここで平和の歌を歌えず、幸福を賛美できない人は、この地上においても霊界に行っても、不幸な人になるのです。
天国は、どこからできるのでしょうか。私たちの家庭からできるのです。それでは、私たちは何主義でしょうか。家庭主義です。私たちが標榜する天宙主義は、「天」という字に家を意味する「宙」という字、すなわち天の家主義です。このようになってこそ、天宙という意味がはっきりするのです。ですから聖書六十六巻は、すべて理想的な家庭を願ったみ言です。また、万民が願うものは何でしょうか。理想的な妻を迎えることです。また女性として生まれて最も願うことは、理想的な夫に出会うことです。
女性がいくら博士になって世界に対して大きなことを言ったとしても、その女性の願いは理想的な男性に出会うことです。愛することのできる理想的な男性に出会い、かわいい息子、娘を生むことです。これが幸福の根です。統一教会の理想は、他の所にあるのではありません。出発も家庭であり、結論も家庭です。
それでは、天宙主義とはどのような主義でしょうか。真の父母主義です。結局、この二つの主義は、父母の主義です。これは、私たちの家主義であり、私たちの国主義であり、皆さん個人の主義です。人間が堕落しなかったならば、世界はアダム主義になっていたでしょう。そのアダム主義が、正に真の父母主義です。父母主義だというのです。これ以上の主義はあり得ないのです。そのため、統一教会は心情的な問題を、この本然の理想的な家庭の範疇の中において、真の父母という理念を中心として、天の主義と結びつけなければなりません。このような理念で制度化された家庭の関係が残っている限り、統一教会は滅びません。
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