日付:二〇一二年三月四日
場所:韓国、大田、コンベンション•センター
行事:天地人真の父母勝利解放完成時代開門継承成就大会(真のお母様)
愛する「世界平和女性連合」の会員の皆様、満場の女性平和指導者の皆様。きょう「世界平和女性連合」創立二十周年を記念して開催される「天地人真の父母勝利解放完成時代開門継承成就大会」に、このように大盛況を博してくださり、まずは神様と文鮮明総裁に深甚なる感謝を申し上げます。それとともに、皆様にも感謝の気持ちをお伝えする次第です。
目覚しい発展を成し遂げた女性連合の二十年「世界平和女性連合」は、一九九二年四月に、ソウル蚕室のオリンピック•メーンスタジアムにおいて、世界七十ヵ国以上の女性代表と十五万人以上の韓国の女性指導者たちが雲霞のように集まる中で、「世界女性時代の到来」を宣布し、女性平和運動の中枢機関として、天意に従い文鮮明総裁と私が創立しました。
本連合は決して、この世のありふれた一つの女性団体として出発したものではありません。それは女権拡張、男女平等、女性労働運動など、主に男性を相手とする外向的、政治的、あるいは闘争的、世俗的な女権回復の運動ではなく、神様の創造理想世界の実現という摂理史的意義をもっているのです。
このような創立の摂理史的意義をもって出発した「世界平和女性連合」は、去る二十年の間、地球村の津々浦々で、真の母性愛に基づいた真の愛の家庭確立運動と女性の地位向上のための多様な支援および教育プログラムを運営しながら、目覚しい発展と成長を遂げました。
私は、女性連合の創設初期より、世界の各大陸や国々での巡回講演を通して、女性連合の世界的な組織と活動基盤を築いてきており、早くから世界百六十ヵ国に派遣した千六百人の日本の女性連合のボランティア会員をはじめとして全世界の会員たちを総動員しました。
文総裁が女性連合創設時のメッセージにおいて、その核心として下さったみ言、すなわち「歴史的な女性代表として勝利した世界的女性代表である真の母に侍り、真なる母、真の妻の理想像を確立し、真の愛の運動によって理想的な家庭を結実させなければならず、世界平和具現のために、政治、経済、文化、社会の各分野において、ために生きる真の愛の模範的な実践運動を全世界的に展開しなければなりません」というみ言に従い、私たちは、世界の津々浦々で人種と宗教、言語と国境の障壁を越え、女性固有の母性愛をもって、多様な奉仕活動と教育プログラムおよび国際的な葛藤解消と和解運動を展開してきたのです。
また一九九三年九月に、ニューヨークの国連本部で開かれた私の特別講演をきっかけに、「世界平和女性連合」は三年にわたる努力の末に、国連経済社会理事会NGO(非政府機構)の最高の地位である「第一領域NGO諮問機関」の地位を獲得しました。
それ以降四年ごとに活動実績の厳正な評価によって、その地位を連続して再承認を受けるという快挙を達成してきたことをうれしく思います。三千四百以上の国連傘下のNGOのうち、このような最高のNGOは、たった百四十団体しかないのですから、より一層その価値を認められていると考えられます。
特に、新千年紀を迎えながら国連で制定した「新千年開発目標」を実現するために、全世界的に展開した多様な現場プログラムが、今や各国家や地域社会に根を下ろして結実を収め、該当国家の政府からも認定と支援を受けるようになり、大きなやりがいを感じております。
一九九七年から私の指導のもとに、毎年一年も欠かさずに開催されている「中東女性指導者平和会議」は、中東二十ヵ国以上の女性指導者たちの大きな関心と参与の中、徐々に具体的な現場活動へと拡大発展しながら、中東の女性指導者たちが宗教の葛藤を超えて、人権と平和のための活動の求心点になりつつあることは、実に大きな成果と言えます。
平和世界建設の驚くべき成果そして二〇〇〇年から毎年各大陸を巡回しながら開催されている「世界女性指導者ワークショップ」は、地球村の津々浦々での現場活動の経験と知恵を分かち合い、未来のビジョンを共有しながら協力する美しい集会として定着しました。
そこからさらに一段階発展し、世界本部である韓国をはじめとして、日本、アメリカ、国連事務局、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、カナダ、中南米、アフリカ、北東アジアなど、世界の大陸別や国別に、現場の要求に応じた多様なプロジェクトを開発、運営しているのを見ると、とても誇らしく、また有り難く思います。
そのほかにも、私たちは、地球村各地の自然災害と飢餓問題の解決のために、積極的に支援活動を展開しています。特に北朝鮮の子供や女性を援助する事業において、「私たちがもつもののうち、小さなものから分かち合おう」というスローガンのもと「地球家族愛一パーセント運動」を展開し、多くの実績を収めています。そして地域社会に女性連合の領域を拡大し、連帯のための地域特性化事業など、効果的な様々な事業を通して、女性の力が社会を変え、平和世界の建設に驚くべき成果を上げていることを実感しています。
何よりも女性指導者たちに霊性を回復させ、人生の正しい方向を提示する「指導者招請平和原理セミナー」は、既に三十回にわたって開催され、多くの指導者たちに深い感動を与え、人生の新しい転換期を迎えさせています。
このように創立以来、今日、国連のNGOの最高の地位である「第一領域諮問機関」の地位に至るまでに、初心を忘れず、変わらない心で、黙々と女性平和の道を開拓してこられた会員の皆様、そして激励と参加を惜しまなかった女性指導者の皆様に、限りない感謝と愛の拍手を送りましょう。
愛する「世界平和女性連合」の会員の皆様。そして女性平和指導者の皆様。今日人類の行くべき道は、どこにあるのでしょうか。今も世界の至る所で、戦争と疾病、飢餓、また自然災害によって、毎年数千万人の罪なき人命が犠牲になっています。宗教、政治、教育、文化、思想など、どの分野を見渡しても、個人はもちろん、集団に至るまで、極度の利己主義と我執の沼に陥り、徹底して門を閉め、鍵をかけています。疎通のない、不通の世界に転落してしまったのです。
結局、人類の諸般の問題は、真の父母である私たち夫婦が天より授かり、生涯をかけて主唱し教育してきた「神様のもとの人類一家族」思想、すなわち、真の愛の教えによって解決するしかないのです。この思想だけが、人類に平和と幸福の道を探し出してくれる唯一の道だからです。
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