皆様。天国と地獄がどこで分かれるのか御存じでしょうか。空中でしょうか、教会でしょうか、国家でしょうか。違います。正に皆様の生殖器が、天国と地獄を分ける境界線になっているのです。これが人類歴史上、天地を覆す最大の悲劇をもたらしたのです。
目の見えない盲人のように方向を失ったまま、生殖器をいい加減に使うようになれば地獄行きであり、反対にこれを神様の絶対愛の価値基準に合わせて使うようになれば、天国に行きます。誰がこの事実を否定できるでしょうか。疑わしければ、私が天理として発表した『原理講論』を熟読され、それでも疑いが解けなければ、天にすがって祈祷してみてください。必ずその答えを得るでしょう。
レバレンド•ムーンの教えを受け、今や世界の若者たちがフリーセックスを撤廃し、絶対「性」、すなわち絶対愛を主唱する純潔運動が燎原の火のごとく広がっています。フリーセックスが、自分の欲望とサタンを中心とした偽りの愛である反面、絶対愛は神様を中心とする真の愛なのです。多くの文学作品とマスコミが、歴史的にフリーセックスを刺激し、そそのかしてきた傾向がありました。しかし、今からは政治家、財界人、文化人、言論人、宗教家、哲学者など、すべての分野の指導者が声をそろえて先頭に立ち、人類の「亡国病」であるフリーセックスを追い出さなければなりません。
世界平和のための礎石を据えることも、真の愛の絶対価値観を創出するアダムの家庭であり、世界平和への道を破壊するのもアダムの家庭です。ですから、先祖であるアダムの家庭が重要であることを、肝に銘じなければなりません。
私が「世界基督教統一神霊協会」の看板を降ろし、「世界平和統一家庭連合」の看板を掲げたのも、既に時が来たからなのです。地獄となってしまったこの世界を、果たしていかなる方法で変えられるでしょうか。真の愛を中心とした和合統一の実践こそが、唯一の絶対価値観を見いだせる道です。真の愛の主人である神様の属性は、永遠、不変、唯一、絶対的な基準に立っているので、私たちもこれに見習って生きなければならないのです。
世界平和の礎石は真の愛の絶対価値観をもった家庭皆様。家庭はなぜ良いのでしょうか。それは父母の愛を中心として、本然の自由活動の基地になっているからです。見た目はいくらみすぼらしくとも、輝く真の愛の核をもつ心情で結ばれた人間で構成される本然の家庭となるとき、そこにおいて人間はもちろん、神様までもが真の自由を感じられるのです。愛が欠如した自由は、真の自由ではありません。私たちがある家に客として行ったときに不自由さを感じるのは、まだその家と深い愛の関係を結ぶことができていないからです。すなわち、愛の関係が四方性を備えることができずにいるので、ぎこちなく不自由なのです。
それでは、本然の家庭で最高、最上の価値は何でしょうか。それは本然の父母です。本然の父母は、なぜ素晴らしいのでしょうか。永遠の愛の主体だからです。愛を中心として一生の関係を結ぶことができる最も近い場所にいらっしゃる方が、正に本然の父母なのです。私たちが生まれて最初に、喜びを交わし合う相手が本然の父母です。したがって、本然の父母は、私たちの喜びの主体であり、また対象でもあるのです。
私たちが喜ぶとき、最初に喜んでくださり、私たちが悲しいときも、誰よりも先に悲しみの涙を流す方が本然の父母です。ですから、父母のない子女を孤児と呼び、孤児はかわいそうな人として扱われるのです。次に、愛する夫と妻が本然の家庭で最も尊い価値的存在となるのです。
夫と妻は条件的な愛ではなく、無条件的な本然の愛を交わす夫婦でなければなりません。たとえ初めから、天が与えた絶対的で永遠な次元の愛の関係で始まった愛ではなかったとしても、夫婦という絶対的次元の関係を土台とした相対関係で結ばれた本然の愛になれば、その愛こそが家庭に幸福と喜びを抱かせてくれる根幹となるのです。しかし、このような理想的な本然の夫婦関係が、夫婦関係それ自体だけで終わってしまったら、絶対的価値を内包した永遠な幸福と喜びにはなり得ません。夫婦の前には、必ず本然の子女がいなければならないということです。夫婦二人だけで子女を生まず、幸福に暮らそうとしてみてください。そうすれば人類は二代を越える前に滅亡してしまうでしょう。本然の子女から返ってくる愛を受けて暮らすことができてこそ、真の夫婦が本然の父母の位置まで上がるようになるのです。
その次に貴く重要なものが、本然の父母のための子女の愛です。絶望ではなく、あすの希望として芽生える理想的な環境を慕いながら、明るく肯定的な姿勢で、子女が本然の父母のために犠牲となり、愛することができたとすれば、その愛は、家庭の幸福のための、純粋で真実な価値としての本然の愛となるのです。
このように本然の家庭で三代圏を形成し、本然の父母の、子女のための犠牲的な本然の愛と本然の夫婦間の真の愛、そして本然の子女による、本然の父母のための真の愛が完璧に備わった本然の家庭があるとするならば、その本然の家庭は、人間世界で最も理想的な真の家庭となるのです。
三代圏を形成した家庭が真の幸福の始まり世の中では、どのような人を幸福な人と言うでしょうか。幸福の基準をどこに置いているのかということです。外的に、人のもち得ない能力や権勢をもっているからといって、幸福な人と言えるでしょうか。誰もが羨むほどお金をたくさんもっていることが幸福でしょうか。世界的な碩学となり、万人が羨む地位に昇ったからといって幸福なのでしょうか。絶対にそうではありません。いかなる外的な条件も、人間の幸福を永遠に保障してはくれないのです。幸福を見つける条件にはなるかもしれませんが、幸福それ自体にはなり得ないということです。
結局、愛する本然の父母がいて、真の愛で結ばれた本然の夫婦がいて、父母に孝行する本然の子女がいるとき、その家庭から真の幸福は始まるのです。
国内外の貴賓の皆様。今や人類は、この韓半島を中心に展開する真の愛の大革命を目撃するようになるでしょう。数千年間、サタンの偽りの愛の中であえいでいた人類が、今や真の家庭の絶対価値観を確立し、定着させ、この地上からあらゆる偽りの価値観を一掃し、喜びの鬨の声を耳にすることになるでしょう。手の平も、二つを打ち合わせてこそ音が出るのです。天は既に真の父母であるレバレンド•ムーンの勝利的基盤の上に、「後天時代」の門を開きました。私たちの責任は今、絶対的主体である天のみ前に絶対的相対となり、天地開闢の新時代を開いていかなければならないのです。
霊界と地上界が一つに統一され、地上と天上に、神様が天地創造の時から理想とされた平和王国である天一国が創建される歴史的な時代です。全世界の知性ある人たちが総決起して、神様を人類の縦的な軸として迎え、横的な真の父母の使命をもって、八十年以上の生涯を犠牲と奉仕で貫いてきたレバレンド•ムーンの教えを受け、真の人間、真の夫婦、真の父母、真の家庭、真の世界を探し立てなければならない時が来ました。
この歴史的な天の課業を完遂するために、皆様、一緒に同参してくださるようお願いします。皆様の絶対価値観を中心とした理想家庭に、神様の祝福が共にあることをお祈りします。ありがとうございました。
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