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イエス様は、霊界に行かれて二千年間、精誠の条件を立てながら、天上世界、すなわちすべての心の世界の方向が一つになるようにする一方で、地上でもキリスト教を立てて役事してきました。しかし、キリスト教は、再びカインとアベルに分かれ、カトリックとプロテスタントが闘ってきたのです。怨讐となってしまいました。サタン側と天の側に分かれて闘いました。
長子は、サタン側となり、次子はアベルとして天の側になったのですが、その裏面では、必ず国境的な内容、つまり闘争概念を抱いて闘いながら歴史は発展してきたのです。
したがって、これを解放しなければなりません。それで、再び来られる主は、天の国を統一し、地上のユダヤ教選民圏のようなキリスト教統一圏を中心として、ついに数千年間分かれて闘ってきた天と地、男性と女性を一つにする結婚式をするようになるのですが、これが正にキリスト教で言う「小羊の婚宴」だったのです。このように、天の国と地上のキリスト教の国が統一される時が、正に第二次世界大戦の直後でした。その時は、キリスト教文化圏が全世界を統一した立場だったのです。
それで、霊界の統一的主導権をもったイエス様が、霊界の勝利的覇権者となり、地上のキリスト教文化圏も統一される、その時が来たので、イエス様と聖霊が地上に来て、実体の夫と相対である聖霊の新婦が一つになり、結婚式をすることによって、心と体、そして男性と女性が分かれて闘ってきたすべてを解決して、天下を平和の王国にできる絶好の機会を迎えたのです。漠然とした話ではありません。
国境線を撤廃する方案神様の創造理想について見るとき、誰から先に結婚式をしてあげるようになっているでしょうか。アダムとエバです。しかし、人類の国境線となっている壁は、エバの堕落によってつくられたので、その壁を崩して平地にしなければなりませんでした。それで、堕落する前のアダムとエバの立場を復帰して結婚させれば、私たちのすべての先祖はもちろんのこと、神様までも喜んで歓迎され、踊りを踊られるでしょう。そのような世界が成し遂げられれば、それが正に地上天国になるのです。しかし、人間の歴史にはそのような日がありませんでした。そのような日がなかったので、今まで無数の境界線が絡まって苦しみ、呻吟し、苦痛を受けてきたのです。したがって、この国境線の打破をどのようにするかという問題に対する答えさえ見つければ、それが平和の起源になることを人類は知らずにいたのです。
人類歴史上初めてレバレンド•ムーンが真の父母の資格をもってこの地に顕現し、その打破の方法を提示して、満天下の善男善女たちを神様のみ前で祝福結婚させてきたのです。もし国境線が百万あったとしても、私は問題なく撤廃することができます。どのようにして撤廃するのでしょうか。それは真の愛があるので可能なのです。そのような国境線を撤廃するためには、神様と同じように判断できなければなりません。神様を一〇〇パーセント知らなければならないということです。
皆様。霊界を見れば、地獄と天国があります。天国が昼ならば地獄は夜ですが、昼と夜を判断できない人が天国の境界線を主管できるでしょうか。それはあり得ないことです。判断できる人だけが自動的に主管できるのです。地獄の内容まで明らかに知っているので、暗闇を撤廃できるのです。
神様は全知全能であられるので、神様と同じように判断する人は撤廃できるのです。したがって、問題は神様を知らなければならないということです。それでは、皆様は神様を知っていますか。知っているとすれば、どのくらい知っていますか。お金を好まれる神様だと思いますか。それとも権力を好まれる神様でしょうか。それとも知識しか知らない神様でしょうか。そのような神様であると理解していては、人類の解放をもたらすことはできません。
私たちが神様を完全に知ってこそ、サタンを完全に追放できるのであり、完全に解消できるのです。神様を知ったとしても、神様の何をもって数千年もの間、放置されていた国境線を撤廃できるのでしょうか。それが重要なのです。神様がこの宇宙の主人であるならば、その主人が暮らす町があり、国がなければならないのではないですか。神様を知ろうとすれば、神様の相対圏の立場に立って、その環境となる国を探し求めなければなりません。
しかし、すべての環境圏が国境で塞がれているので、その国境を撤廃することによって神様が喜ぶ世界をつくるのです。そのようになれば、すべての被造万物が神様に主管されたいと思わないでしょうか。国境線のもとで悪魔と共に呻吟し、苦痛を受け、迫害を受ける、そのような支配から解放されたいと思うのです。
天の国の伝統的思想皆様。私たちは何よりも神様をはっきりと知り、また天の国をはっきりと知らなければなりません。そのようになれば、どこに行っても、またいかなる状況に置かれたとしても、その国の伝統とその国の文化の内容に対して、どのように対処して生きていくべきなのか、ということに対する答えが自然と出るのです。
天の国には明らかに神様がいらっしゃいます。しかし、今日の世界が千々万々の国境によって塞がっているのは、いかなる理由によるものでしょうか。神様を知り、天の国を知る人がなく、天の国の伝統的生活の内容を知っている人がいないので、このようになったのです。その内容さえはっきりと知れば、霊界にも、地上世界にも、解放圏が展開します。
「おい、サタンよ!」と言えば、サタンが身動きもできずに答える、そのような位置に立つことさえできれば、誰でも天の国と神様の心に一体となる文化背景と伝統的思想をもって暮らす方法が分かるようになるのです。そのような人が正に、ために生きる真の愛をもった真の人です。
自分だけの人生のための愛を求める人ではなく、相対を愛の主人として、愛を通して相対が踊りを踊ることができるようにしてあげようという人が、神様を知り、天の国を美しく装い、保護する生活ができる後継者になるので、そのような神様の後継者をサタンは妨害できなくなるのです。
死ぬことを見て憤りを感じるのではなく、それを越えて怨讐を愛すれば、怨讐の世界を治めることができるようになり、サタンが退くことによって、怨讐の世界がかえって皆様を尊敬するようになるのです。ために生きるときに、自分の父や母や誰よりも、町内の人をこの上なく愛すれば、サタンは逃げていき、代わりに神様が訪ねてこられて千倍、万倍にして返してくださるのです。
サタンが八方に逃げていかざるを得ない秘法とは何だと言いましたか。ために生き、ために死に、ために愛そうとすれば、サタンは間違いなく国境線を捨てて逃げていくのです。逃げていくとしても、そのまま立ち去ることはできません。国境線を崩してから行くようになっているのです。そうなれば、どのようになるでしょうか。サタンが離れていくことによって、死亡の地獄に直行していた生命が、天の国に上昇できるという永生の道理が訪ねてくるのです。そこから初めて永生が生じるのです。
神様を知り、天の国を知り、天の国の伝統的思想である、ために生きる真の愛を、千年、万年続けたいと切に思う群れになることによって、主体であられる神様をお父様と呼ぶことができ、そこにおいて永遠の血統を通して、永生の論理と永生の伝統が「私」と共に結実することは間違いのない真理なのです。
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