一九六〇年の聖婚以後の七年間は、真の父母様の家庭がサタンの侵犯を受けない条件を立てながら、神様の直接主管圏内に入ることができる、本然の家庭基盤を完成する期間であった。
聖婚式後、真の父母様の家庭は、長成期完成級の峠を越え、完成期の七年を経る過程で、霊肉界からの攻撃に立ち向かい、闘って勝利しなければならなかった。同時に、七年路程は、真のお母様にとって、み旨に対する絶対服従によって蕩減条件を立て、真のお父様と絶対的に一つにならなければならないという、(御自身の)責任分担(完遂)の期間であった。
また、七年路程は、真のお父様が神様のみ旨を中心として、真のお母様を完成基準に立てていく相対完成の期間でもあった。御夫妻が信仰と愛と実体で一つになる期間である。さらに、この時から、祝福家庭は生まれてくる真の子女様と腹中時代から一つになり、真の子女様をアベルとして、愛さなければならない。御夫妻は、真の父母様の家庭と祝福家庭を率い、人類歴史上、最初の四位基台家庭完成のための七年路程を開拓していかれ、ついに勝利された。七年路程の内的蕩減過程を経て、この期間に、人類始祖の堕落によって立てられなかった「父母の日」、「子女の日」、「万物の日」を設定したあと、一九六八年一月一日に「神の日」を宣布することによって、神様の四大名節をすべて復帰されたのである。
1 お父様は、一九六〇年まで何をしたのでしょうか。ヤコブの路程と同じ十四年路程を歩んできました。ですから、一九六〇年からの七年路程は、皆さんにとっては第一次七年路程ですが、お父様にとっては二十一年路程の最後の路程です。この七年路程を中心として、私たちはこの民族と出会う運勢をつくらなければなりません。
神様は、前半の三年路程では、内的に家庭的な基準を立て、後半の四年路程では、外的に社会的な基準を立てながら、七年路程を合わせてきたのです。このためにお父様は、家庭的な代表、民族的な代表、世界的な代表を探し出したという条件を立ててきました。そのために「万物の日」を設定し、その土台の上で世界的に聖地を選定しました。
2 イエス様がダビデの氏族、すなわちヨセフの家庭を中心として一体になり、イスラエル民族の反対を受けることなく、勝利の一路を開拓し、イスラエルの国を蕩減復帰しなければならなかったのですが、それができなかったので、統一教会はそれを蕩減復帰する歩みをしているのです。
ですから、個人復帰、家庭復帰、氏族復帰をして、統一氏族を編成しようとしているのです。統一氏族を中心として、大韓民国の前に民族復帰の使命を果たすため、第一次七年路程を設定して活動してきました。これによって大韓民国では、統一教会の行く道を阻むことができなくなりました。イエス様が復活の権限をもって、新しい世界を目指して出発できる時代圏を復帰した、という条件を立てた立場に立ったのです。ですから、第一次七年路程を行くことによって、民族的な蕩減条件を立て、イエス様の願いである民族救援の基準を、再び立てるようになったのです。
3 蕩減復帰の解怨成就において、エバ完成のための蕩減復帰歴史がなければなりません。
お父様は、アダム復帰完成のための闘争歴史を経て、勝利の基台を築いてきた堂々たる男性として立つことができますが、女性が堂々たる女性として立つためには、エバの蕩減復帰路程を経なければなりません。そのためには、誰も分からない心情的闘争はもちろん、実体的闘争、信仰的闘争までしなければなりません。ですから、お母様も、切迫した道を開拓してきたのです。
そうして、第一次七年路程が終わることによって、初めて「父母の日」、「子女の日」、「万物の日」、「神の日」を迎えたのであり、初めてこの地上で女性としての資格を得て、同等な位置に立つようになったというのです。
4 お父様は、個人的な蕩減路程を終え、家庭生活の土台を備えた一九六〇年代からは、家庭的十字架の道に突入するようになりました。六千年の歴史を蕩減すべき使命を担っているので、皆さんや教会よりも、家庭的十字架をどのように蕩減するかという問題を中心として歩んできました。このような過程を経て「父母の日」を定め、「子女の日」を定め、「万物の日」を定め、「神の日」を定めたのです。一九六〇年から始めて、一九六八年正月一日を期して、「神の日」を宣布するまでの内的な受難の路程を、皆さんは知らないでしょう。お父様は、サタンと対決し、家庭的段階に越えて、立ち得る基盤を築いたのです。
5 第一次七年路程の期間には、父母として初めて蕩減歴史を解怨成就し、天地に残った堕落の起源をすべて清算する、内的な闘いをしてきました。この時期は、血統的問題において、アダムとエバが失敗した歴史的なすべての曲折を解いて、清算すべき内的闘いの時です。み旨の前に自分の身はもちろん、自分の心情問題までもすべて捧げるという天との関係を選んで立てながら、第一次七年路程を完結することによって、勝利した父母が誕生するようになったのです。
6 一九六〇年を迎えて、お母様をお迎えすることによって、統一教会が本格的に出発することになりました。国家が反対し、キリスト教が反対する中で、国家を貫き、キリスト教を貫いていける基盤を築いてから、お母様をお迎えするようになったのです。
お母様を迎えたとしても、お母様は、結婚してすぐにそのままお父様と一緒に暮らせるわけではありません。皆さんに結婚後の三年期間があるように、外部から家庭を尋ね求めてくる歩みをするのです。皆さんは、原理の道をそれと同じように行くのです。第一次七年路程では、多種多様で複雑な家庭の問題を、すべて蕩減する路程を経ていかなければなりません。第一次七年路程は、お母様を中心とした家庭的基盤を築く期間です。これはまた、長成期完成級でアダムとエバが堕落したので、長成期完成級から完成期完成級へと越えていく時なのです。
7 神様は、六千年間何をされ、神様の一貫した歴史的な望みとは何だったのでしょうか。それは、一人の母を探し出すことです。アダムを送ったあと、すなわちアダムを再創造したあと、彼を通して一人の母を探し出そうというのです。これは再創造です。本来、神様がアダムを創造したあと、アダムを中心としてエバを創造したので、再創造においても、アダムを送ってエバを探し出すのです。つまり、母を探して立てるのです。
そうするために、この第一次七年路程の間、サタン世界の讒訴条件から免れ得る道を、お母様が行くようにしたのです。
そうするためには、お母様自身がサタンと直接闘ってはならず、お父様を絶対に信じ、常に一つにならなければなりません。そうしてこそ、サタンの侵犯を受けないというのです。また、アダムが責任を果たせずにエバを失ったので、アダムの立場を復帰し、サタンを屈服させて勝利基準を立てなければならないのですが、七年期間は、このようなことをすべき期間です。
その基準を立てたあとは、お母様を立てて心霊的な基準をつなげ、堕落した父母の立場を蕩減復帰して、真の父母の土台を立てなければなりません。
8 第一次七年路程は、堕落していないアダムとエバが行くベき道でした。父母が行くべき道だったのです。ですから、サタンがいくら讒訴しても、この期間を無事に突破しなければなりません。そのような家庭的代表の道を築き上げるのが、お父様を中心とした第一次七年路程です。
ですから、この七年の期間に、お母様とお父様を中心として、歴史時代にもつれたすべてのものをほどかなければなりません。この七年期間は、エバがアダムを主管したことを覆し、完全にアダムの権限を立ててエバを再び教育すべき時です。言い換えると、エバを教育して、アダムの基準の前に、どんなことでも絶対服従して順応することができ、生命を犠牲にしても従っていく基準を立ててこなければならないのが、この第一次七年路程の期間です。
9 父母様の家庭が定着するのは、容易なことではありませんでした。世界的頂上の位置まで行かなければならないのです。蘇生、長成、完成の位置を経ていかなければなりません。その完成基準は七年路程です。アダムとエバが長成期完成級で堕落して落ちてしまったので、父母様の家庭も、そこから七年路程を経たのです。一九六八年正月一日、「神の日」を定めるまで、お母様は、女性として行くのが難しい道を行かなければなりませんでした。そのような道をすべてかき分けて、無事に天の試験を通過したので、今日の素晴らしいお母様になったのです。
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