真の父母様は、一九六〇年四月十六日の三家庭の祝福結婚式以降、個人と家庭はもちろん、子孫まで見通しながらカップルを結んでくださり、祝福結婚式を執り行われた。また、国籍や人種、宗教などを超越してカップルを結んだり、写真を通して相対を決めてくださったりした。
12 お父様は、数多くの人々に、霊界を通して相対を決めてあげますが、手が先にすべて分かって動くのです。手が探し求めていきます。謎です。それがどうして分かるのかというのです。普通に歩いていても、足が止まります。視線が向く所があります。どんな装置が仕掛けてあるのか、そのような何かがあるのです。山に入って精神修養をすれば、サタンと神様と個人の欲望の三角地帯が、どのようにして定着するのか分かります。精神を統一して無我の境地に至れば、手足がそちらのほうに行くのです。そのような何かがあったので、ここまで生き残ってきたのです。
13 お父様は、人を見分けることができるので、結婚相手を結んであげるのです。お父様は、八歳の頃には、近所では結婚させてあげる代表者でした。写真を持ってきて見せると、さっと見て、合わない場合は影が差します。ずれが生じるのです。すぐに分かります。写真を見て、放り投げれば、(結婚する相手としては)良くありません。ですから、近所で有名になりました。二枚の写真を持ってきて、「どうか」と言ったときに、写真をそのまま置いた場合は結婚しても良く、投げてしまった場合は良くないということです。良くないのに結婚すれば、(結果が)良くありません。今もそれは同じです。
世界に数多くの祝福家庭がいますが、数百、数千人が一ヵ所に集まる所で、相手を結んであげました。そこに来た人の中には、自分の理想相対を霊的に見た人たちがいます。霊界から、その相対がどの国の誰だということを教えてくれるのです。数多くの人々がそのように霊的に教えられているのですが、お父様はどのようにしてそれと一致させるのかというのです。
14 私は、たくさんの人たちを結婚させてあげました。人の一生に責任をもつのは深刻な問題です。お父様は人を見ると、どのような素質があり、どのような人かが分かります。未亡人になる運命なのか、男やもめになる運命なのかまで分かるというのです。このようなことをする時、お父様は地上にいるのですが、非常作戦を行います。アンテナを高くします。お父様の心を空中に浮かせておくのです。そのようにしてカップルを組み合わせておけば、間違いありません。
それでも、言うことを聞かないので、十三人もの女性を候補として選んであげた人もいます。お父様も本当に我慢強いのです。自分で「(この人では)嫌だ」と言っておいて、なぜ私に選ばせるのでしょうか。私が合わせてあげるほうが、自分たちよりも良いからです。私が果たすべき責任は果たしました。私は、この世に来て、祝福をしてあげるために精誠を尽くし、立てるべき条件を立てたのです。
15 お父様は、数多くの人を指導してきたので、人を見ると、すぐに分かります。あのような男性の顔と、このような女性の顔を合わせれば、どのようなタイプの子女が生まれるかが分かるのです。ですから、ある男性の相対を選びながら見回すと、その男性に合う女性の顔が浮かび上がってきます。そのように、お父様の手が分かるのです。写真で合わせる場合も、手が動きます。目で見なくても、歩いていけば立ち止まって手が写真に触れるのです。そのようにして決められたものを自分勝手に引き裂いてしまえば、大変なことになります。
16 お父様が約婚してあげる時は、数千人ずつ集まってするようになります。「五人ずつ希望する人を書きなさい」と言えば、一〇パーセントにもならない男性と女性にすべて集中します。一対百を超える人もいます。ですから、お父様の言うことを信じなければなりません。
不思議なことは、自分の相手が誰だということについて、すべて夢のお告げを受けるということです。そのように夢のお告げで受けたことを生命視して、首を長くして待っているのに、お父様が間違えばどうなるでしょうか。統一教会が教えてあげたことがうそになります。それをどのように合わせるのでしょうか。大韓民国の国民の中に、それを合わせられる人はいません。私の手が分かります。歩く足が分かるのです。そのようにしてあげれば、霊界から教えられたことと間違いなく合うのです。
17 男性が熱ければ、女性は冷たくなければならず、女性が熱ければ、男性は冷たくなければなりません。そのように相対を結んであげなければなりません。お父様はちらっと見れば、熱い存在か冷たい存在か、すぐに分かります。和合できるように結んであげるのです。それは、誰でもできるわけではありません。ある僧侶は、「自分は一生の間に一組を結ぶことも大変なのに、文総裁は数億組を結ぶとは、どのような才能があって、そのようにするのだろうか」と言ったそうです。その数億組の人を見る目があるので、そのようにしてあげるのです。
私が結婚させてあげた人々は、全員良いのです。ありとあらゆる人たちがいるというのです。上がる運勢と下がる運勢の中間で、互いに合わせて暮らさなければなりません。お父様がそのように結んであげたので、統一教会の祝福家庭の子女は、父や母よりもみ旨のために忠誠を尽くせば、父や母よりもうまくいくようになっているのです。じっくり様子を見ると、み旨のために精誠を尽くしたかどうかが分かります。父と母の二人を見て、その息子、娘を見れば分かるのです。
18 人を見ると、下がっていく運勢にある人がいて、上がっていく運勢にある人がいます。結婚を誤ると死んだり滅んだりするという話は本当です。男性と女性が二人とも上がっていく運勢であれば、吹き飛んでしまいます。逆に、下がっていく運勢同士で合わされば、短命になります。その子女も長生きできません。それを調整しなければなりません。
お父様は、カップルを結んであげる時、高くなる基準をもつ人は低くなる基準をもつ人と結んであげます。そうしてこそバランスが取れるのであって、二人とも高くなる場合は吹き飛んでしまいます。ですから、結婚、愛の道が恐ろしいのです。
運命をどのように調整するかによって、一生の問題が潰れたり、楕円形になったり、水平になってなくなったり、丸くなったりもします。丸くなってこそ長続きするのです。
19 統一教会の食口たちが祈れば、「あなたの理想相対はこのような人だ」と見せてくれます。北極圏に住んでいた白人でも、遠い所にいる島国の人を見せながら、「あなたの理想相対はこのような人だ。真っ黒い顔が理想相対だ」と言うのです。祈れば、いつでもそのように見せてくれます。
約婚をする場では、黒人が幾人もいないので、あり得ないことなのに、そのような人がどこにいるのかというのです。ところが、向こうの隅に座っている黒人を探し出して結んであげるのです。
その白人は、白人たちの中に座り、「黒人はいないな。私の相対だといって霊界から教えてくれたことはうそだ」と思った瞬間、その人をお父様が探し出して、結んであげます。お父様は、どのようにして霊界から教えられたとおりに合わせるのかというのです。五色人種(すべての人種)の中から、間違いなくそのように合わせてあげるのです。
20 お父様が結婚相手を結んであげるのですが、数千人が座っている端のほうにいても、相対がすぐに分かります。他の人々はぼんやりと見え、相対になる人だけが見えるのです。ですから、自分が啓示を通して十年前に見た人と、間違いなく結んであげるのです。お父様の手が向かいます。足が進むのです。
そのようにして結んであげたものを、自分勝手に評価し、統一教会の祝福結婚を非難する人は赦されません。お父様がすべて蕩減してやってあげるのに、非難する人は救いを受けられません。神様のみ前に祝福を受けたことを畏れ多く思い、もう一歩さらに上がっていくために、恥ずかしさを感じなければなりません。皆さんの先祖たちの中には、逆賊がいないでしょうか、殺人鬼がいないでしょうか。祝福を受けた皆さんが、その血族の結実として、明るく輝く太陽の光のように、永遠に輝く存在になれるだろうかというのです。
21 平和の世界を成し遂げることにおいては、怨讐同士が結婚して一つになる、それ以上の直短距離はありません。日本人と韓国人が交叉結婚をすれば、半分は変わるのです。それを二度もすれば完全に変わります。ですから、怨讐同士がいかにして早く祝福結婚をするかというのです。それを歓迎して結婚するようになれば、平和の世界は必ず早く訪れるのです。超民族的な結婚をさせることにおいては、お父様がチャンピオンです。記録をもっています。
また、カップルを組んであげるのも、でたらめではありません。皆さんがいくらカップルを合わせようとしても、お父様が見る基準を凌駕することはできません。初めて会った時は気持ちがそれほど良くなかったとしても、暮らしてみれば良いのです。一生に一度だけの結婚であり、最も大切な結婚という問題に責任をもとうとするのですから、どれほど慎重でしょうか。遊びではありません。子孫を見るのです。子孫をどのように変えていくかというのです。
22 お父様には怨讐がいません。「怨讐は滅びよ」とは考えません。もし怨讐がいるとすれば、天国をつくることはできません。自分が喜べる基盤をつくろうとすれば、怨讐がいてはいけないのです。ですから、お父様は聖人と殺人鬼を(一緒に)祝福してあげました。これだけでなく、聖人の子女と殺人鬼の子女を祝福してあげるのです。そのような時代に越えていくので、韓国と日本の人たちは交叉結婚をするのです。今まで怨讐の間柄だった韓国人と日本人が一〇〇パーセント交叉結婚をするのです。そうすれば、一つになるようになっています
23 お父様は、皆さんの結婚相手を、何を信じて結んであげるのでしょうか。自分の目から見て良いという人よりも、将来、良い息子、娘を生める相手を選んで結んであげるのです。
ですから、息子、娘のために結婚しなさいというのです。もし皆さんが互いに良いと思う人と結んであげて、息子、娘を生んだのに、世の中の男性も女性も、誰も見向きもしない息子、娘であれば、どうするのでしょうか。それより不幸なことはありません。それは一生、不幸になるのです。自分自身の体が不自由であったり、自分に何かの欠点があったりすることよりもさらに大きな不幸を感じます。
ですから、私たちの結婚は、子孫のためにするのです。それゆえ、結婚する当事者たちの見た目はともかく、彼らがもった良い点だけに似た息子、娘を生むことができる人同士、いかにしてカップルを結んであげるかが問題です。
24 皆さんが自分の相対を探し求めようとしても、お父様から見れば、貧相な姿の人を選んでいるのです。自分たちが好きな人ばかり探し求めれば、子女はみな貧相になるでしょう。良い二世を生んで偉大な人物に育てなければ、その国は繁栄しません。それを考えて、お父様は真剣な立場で皆さんの相対を結んであげました。
そのように結んであげる際に、写真で決めたというのは偉大なことです。皆さんの両親も、「それは本当か」と言うはずです。結婚するとなれば、見合いなどもしなければならないのに、見合いはしません。そのようにして決定された自分の相手の写真を見て、踊っているというのです。写真も見ずに喜んだ人もいたでしょう。そのように相手を結んであげたその基準は、世界の基準を越えています。サタン世界は、このようなことができません。それができる人はお父様しかいないのです。
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