20 家庭教会がなければ、故郷に進むことができず、故郷に進むことができなければ、祖国に進むことができず、祖国に進むことができなければ、天国に進むことができません。家庭教会をつくれば、故郷がつくられ、祖国がつくられ、世界がつくられ、天国がつくられます。
どんな人よりも愛して、一つになるようにしなければなりません。霊界の人や、世界の人や、すべての存在を一つにしなければなりません。愛によって一つになるようにしておかなければならないのです。そのようになれば、家庭教会を中心として、小さな太陽、小さな星のようなものが昇るのです。一つ出てきて、二つ出てきて、真っ暗なこの世の中に、光り輝く天国が開門されるというのです。その時には、この地上に、太陽のような神様がお出ましになれるのです。
21 家庭教会に行く時、義務的に行かないでください。愛の心に満ちあふれて行かなければなりません。自分の息子、娘が監獄に入っていたり、自分の愛する人が監獄に入っていたりすれば、「私は監獄に訪ねていかなければならない」と考えて行くのではなく、我知らず監獄に向かうのです。そのような心情で行かなければなりません。そのような愛の心をもって、愛の鐘の音を聞きながら、「私は行く」と考えて行くのではなく、自分も知らないうちに、行かざるを得なくて行く所が家庭教会です。
その家庭教会は、私を滅ぼすのではなく、私を天国の愛、神様の愛の相続者にするための所です。そのようにするために神様が私を導いていることに対して、感謝しなければなりません。
統・班中心の活動真の父母様は、一九八八年一月一日から、南北統一と南北総選挙に備えて本格的に統班撃破(トンパンギョッパ)運動を展開することを指示された。そして、社会組織の根幹である統と班の支部長教育を大々的に実施した。また、家庭教会活性化のためにも、統・班中心に活動展開することを強調された。
家庭教会活動の基盤が統・班組織であるため、そこから四方に向かって、家庭全体を一元化して消化するための運動が統・班中心の活動であり、このような活動を通して全国民の信仰化が成し遂げられなければ、この国を生かすことはできないと語られたのである。
22 真の父母主義を中心として、世界に新しい春の風が吹き始めました。皆さんの心に新芽が出てきているのです。ですから、韓国の統班長を教育し始めました。花は、新しく出てきた柔らかい枝に咲きます。統支部長所属の班長を中心とした家庭は、新芽に該当します。その新芽から花が咲けば、韓国に希望があるでしょう。統支部長から班長を中心として芽が出てくれば、それを枝として育て、植えなければなりません。そうして、根を張り、新しく生まれるその家庭は大韓民国に代わり得る家庭になれるのです。
その技は、木を身代わりすることができます。その枝を中心として咲いた花は、同じ花になることができ、同じ実を収穫できるので、それは宇宙の宝物であり、人類の宝物としての価値をもちます。そのようになれば、「種をもらっていってはいけない」と言っても、間違いなくもらっていくでしょう。それを見通して、父母様が先頭に立ちました。今や統支部長の編成がすべて終わりました。
しかし、残った班をどのように編成して定着させるかが問題です。ソウルで組織(編成)が終われば、全国組織があっという間にできます。今や皆さんは、花を咲かせることができる活動をしなければなりません。
家庭に花が咲かなければなりません。皆さんの息子、娘が愛国思想を受け継いでこそ、根を下ろすことができます。そのようにしてこそ、新しい実として土着化し得る基盤を強固にできるのです。
23 家庭教会をするときに一番重要なのが、統支部長と班支部長です。その次には洞支部長です。洞支部長、統支部長、班支部長、この三人が三位一体にさえなれば、すべて終わります。そのためには、地上に定着させなければなりません。父母様が枝だとすれば、根を張らなければならないというのです。そのようにしてこそ、世界的に育ちます。
歴史始まって以来、初めて韓国で天国の根を下ろすのです。ですから、班支部長を中心として班の定例会を行い、十家庭でも二十家庭でも消化運動をするのです。ここに栄養を与えて根が伸びるようにします。すべての枝の栄養、幹の栄養、葉の栄養が枝を伸ばすようにしてこそ、木が大きくなるのです。
統一教会の組織全体は、根になり得るその班の支部長や班の定例会を中心として、その都市の全家庭に対し、真の父母に侍るカイン・アベル圏をつくらなければなりません。カインである班支部長を中心として皆さんがアベルになり、その次には班の定例会を中心として、イエス様の前における十二弟子と同じように、十家庭以上が団結しなければなりません。
そのようになれば、この地にサタンの基盤が存在できません。これが目標です。その根が次第に深く張っていくようになるとき、私たちの枝、父母様の枝は、世界に伸びていくのです。
24 お父様が統支部長と班支部長を立てるまで、四十年かかりました。四十年間投入して努力し、ようやくそれを立てておきました。郡責任者もいくらでも立てることができ、洞責任者もいくらでも立てることができますが、統支部長と班支部長をどのように連結して生かすかが問題です。その人々を生かしておかなければなりません。
一人は縦的代表であり、一人は横的代表なので、その二人が復活すれば、その都市がよみがえります。これが、私たちの基地です。そのようにしておけば、キリスト教が反対しても、統班支部長が守るようになるのです。統班支部長を中心として、キリスト教の要員たちを消化できる能力があれば、キリスト教の反対やあらゆる副作用はすべて解決されます。これが、統班撃破運動の焦点です。
25 統、班には大統領も入り、長官たちも入り、みな入っています。ですから、統一教会の細胞組織がすべきことは、統班撃破です。家庭でひっくり返して打ち込んだので、家庭で正さなければなりません。国でもありません。そのため、個人の信仰を徹底化して、家庭を中心として拡大できる主体になり、環境的条件を相対として一つになれば、より大きな分野の主体的立場に立ち、より大きな環境を収拾するのです。そのように、さらに大きく拡大し、国と世界まで連結されるのです。カイン・アベルの消化運動です。
カインを消化できなければ、アベルになることができません。カインに勝利した上で、アベルになるのです。相対的立場ではありません。消化して吸収したあとに、アベル圏が成立するのです。そのようにしなければ永遠にアベル圏が成立しないので、救援摂理の完結が地上で成し遂げられません。
体と心を中心とした家庭で定着しなければなりません。根を下ろさなければならないのです。ですから、統班撃破というものが、どれほど偉大か分かりません。
26 父母様は、流れていくことができません。万民の前に父母として来て、今やサタン世界を整備し、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界圏で、「頭翼思想」を中心として、左右を収拾しようと進み出ることができる最高の頂上まで上がってきました。
ここに上がってくる時までの恨多き事情を誰が知っているでしょうか。しかし、私は流れていきませんでした。悪がはびこってきたこの歴史を貫いて上がってきて、このような基盤を築きました。これを蹂躙してはいけません。血の代価によって綴られたものに、世話になろうとしてはいけません。血の代価によって連結しなければなりません。それが恩賜に報いる道であり、父母様のみ前に立って、自分の姿を正しく表すことのできる道です。
それが統班撃破です。家庭に根を下ろさなければならないというのです。
今まで、私たちが追求してきた目標、理想的な定着点とは何でしょうか。神様の愛を中心とした父と母、そして、息子、娘を中心とした新しい家庭が根を下ろさなければなりません。根が深くなれば深くなるほど、芽は出るものです。そこで悪魔の根を切ってしまい、芽を切ってしまわなければなりません。どこから切らなければならないのでしょうか。班から切らなければなりません。これをしなければ、南北統一は不可能です。
27 父母様を中心として、挙国的な活動をしなければなりません。ですから、全国的に皆さんが自分の故郷に帰り、影響を与えて根を下ろさなければならないのです。根を下ろすようになるとき、神様が収穫できる新しい実を結ぶ木になるでしょう。
それでは、その種をどこに蒔かなければならないのでしょうか。畑に蒔くのではありません。自分の一族に蒔かなければなりません。父母と兄弟たちに蒔かなければならないのです。それが四位基台です。創造理想は四位基台の完成です。愛の理想の完成です。
ですから、愛の理想の中心である家庭に植えなければなりません。父母を通して種が生じたのと同じように、そこに行って(実を)取り入れ、一周回ってこなければなりません。これが循環法度です。循環論理によって実を取り、父母の愛のもとに(その種を)植えなければなりません。このようにして、父母と兄弟が喜べる深い愛の根を下ろせば、生き残るのです。これが統班撃破の目的です。
28 韓国と北朝鮮を解放する近道が統班撃破です。北朝鮮に自分の父母、自分の従兄弟、あるいは親戚がいるとすれば、彼らに会う時、しがみついて泣くように、今や各家庭を訪ねていって、心情的に涙を流すことができなければなりません。
このような心情的な絆ができ、神様と共に同伴し得る環境ができれば、「私」によってその家庭が、神様が訪ねたいと思う愛らしい家庭として誕生します。そのような喜びの歓声とともに、解放のその日が私の目の前に近づいてくることを知っているので、このようなことをするのです。ですから、皆さんは真の兄弟の関係を経て、神様が求めている愛の家庭が形成されるように、神様の心情的通告者としての使命を果たさなければなりません。
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