15 二〇〇五年の標語は、「内外天一国理想が完成されますように」です。ここで「内外」というのは、内的な天の国と外的な天の国のことを意味するのです。天一国というのは、二人が一つになった国です。心と体が一つになり、男性と女性が一つになり、父母と子女、天と地が神様と一つになったものです。内外の「内」は神様を意味し、「外」は真の父母を意味するのです。ですから、「内外天一国」を解いて言えば、内外的な天宙平和統一王国という意味です。
内的な天一国自体では、完成できないようになっています。外的な天一国を通して完成するのです。外的なこの体によって、天と地がすべて破壊されたからです。今や、内外天一国です。天一国時代が到来し、平和統一王国時代が到来し始めるというのです。
16 皆さんは、父母の前に子女の名分、国の前に忠臣の名分、世界の前に聖人の名分、天地の前に聖子の名分を備えることができなかった子女の道理を、皆さん一代で完結しなければなりません。皆さんは祝福を受けましたが、すべて個別的です。皆さん個人がエデンの園で失ったものを探し出すためには、父母の血統を連結した一つの血族として、父母に代わり、息子、娘の道理を中心として、孝子の家庭、忠臣、聖人、聖子の家庭を備えなければなりません。
そのようにして、どの家庭、どの国、どの民族にも、世界、地球星のどこにも境界線、限界線がない、父母様が自分を主張できる解放、釈放の基盤の上で、自由天地のごとく活動できるように、皆さんの家庭と国と天地に一元化され、愛の血統で連結された解放天地をつくらなければなりません。そのようにしてこそ、地上・天上天国が解放され、神様に侍ることができなかったところから復帰完成した億千万世の太平聖代、億万歳と褒めたたえ得る太平時代が来るというのです。
ですから、天宙平和統一王国を完成するのも「私」であり、天一国の王権を完成するのも私だというのです。私の家庭だというのです。皆さんの家庭が、そのような責任を果たさなければなりません。
天宙平和理想モデル摂理安着時代17 二〇〇六年の標語は、「天宙平和理想モデル摂理安着時代」です。摂理安着時代の中には、摂理家庭安着時代、摂理国家安着時代、摂理世界安着時代、地上天国安着時代まですべて含まれます。天宙平和理想モデル摂理安着時代で、その摂理の中では、モデル摂理家庭安着時代、モデル摂理国家安着時代、モデル摂理世界安着時代まで一つになっているのです。
18 二〇〇五年に、真の父母様が百二十ヵ国を巡りながら語ったみ言の題名が、「神様の理想家庭と平和世界のモデル」です。それが二つとも成就されていません。神様の理想家庭というとき、堕落した世界でその理想をどのようにして探し出すのでしょうか。
平和世界のモデルというのは、「終わりの日」に、新しい世界の新しい建国理念を中心として出発できる内容です。世の中に数多くの歴史を経て家庭モデルが一つ現れ、地上・天上天国のモデルが一つ現れてくるので、「神様の理想家庭と平和世界のモデル」と題名を定めました。そこには歴史がすべて入るのです。
19 「天宙平和理想モデル摂理安着時代」が二〇〇六年の標語ですが、モデル家庭時代は旧約時代を意味します。次に、モデル国家時代は、イエス様の時代である新約時代を意味します。その次に、モデル世界時代は、霊界と肉界の統一世界時代である成約時代を意味するのです。
再臨主が闘争と争いなしに難なく突破し、天宙平和理想モデル摂理安着時代を発表したのですが、これがどれほど素晴らしいことか分かりません。家庭安着時代も過ぎ去り、国家安着時代も過ぎ去り、今や世界安着時代だけが残っているのです。
天宙平和天一国太平聖代億万歳20 二〇〇七年の年頭標語は、「天宙平和天一国太平聖代億万歳」です。天宙平和連合は、統一教会が今、展開している世界平和運動の主題です。「天宙平和連合」という言葉は、神様が暮らせる地と家を意味します。人にはまだそれができていません。神様が暮らせる家と地、あるいは万物が連帯的責任を負っているのですが、万物は、神様が家を建てて暮らすのに必要な慰労の対象です。愛の象徴として重要な物だというのです。万物は、それぞれが個性真理体として、どんな存在でも自分自身を誇らないものがありません。優劣に関係なく、すべてそうなのです。
しかし、人間は、自分を誇る人をたたえることはありません。温柔、謙遜でなく、自分を中心として考える人には、「後ろに下がりなさい」と言います。しかし、自分を離れて公的なことを考える人には、「福を受けてください」と言うのです。神様も、そのような人を好むというのです。
21 二〇〇七年の標語は「天宙平和天一国太平聖代億万歳」ですが、何が太平聖代なのでしょうか。いくら天一国があっても、神様の創造本然の理想、神様と共に暮らせる環境がなければ、天一国の意味がないということです。環境的内容が具備されなければ、そうだというのです。美人だとしても、美人としての身なりを整えてあげてこそ、美人としての価値を感じるのと同じように、天一国がいくら良くても、神様が暮らしたいと思う家として、内外の内容を十分に具備し、誰でも入って暮らしたいと思うことができなければならないというのです。
そして、息子、娘として永遠に暮らしたいという思いをもてる、情にあふれた所にならなければなりません。その情をさらに与え、情を輝かせることが、神様の創造、天宙平和創造の理想の境地だというのです。そのような美しさが内外に満ちあふれていることが理想なのですから、どんな人でも慕わざるを得ないほど良い所だとすれば、太平聖代になるのです。
天宙平和の起源である神様に侍って暮らす家から、平和が訪れるというのです。そのような意味で、「太平聖代」という言葉は、幸福が途絶えることなく永遠に続く誇らしい時代、誇らしい世界だということです。億万世、億万年にわたって喜びの解放権限をもち、誇りをもって暮らすことができるのです。
22 「天宙平和天一国太平聖代億万歳」という標語で語っている太平聖代の時代が、私たちの生活圏を既に通過しています。天運が通過しています。その通り過ぎる運勢を、私は知っているのです。ですから、今、皆さんが大革命、大変革を起こし、入れ替えるべき問題とは何でしょうか。
お父様一人を信じて従っていくことは、歴史的な証人たちを立てるだけで、いつでも歴史時代に再現できます。お父様が去ったあと、皆さんはどうするのかというのです。今、知って、聞いて、またそのもろもろのことが事実ならば、どのようにすべきなのでしょうか。神様がいらっしゃることができる宮があるという事実、祖国があるという事実、郷土があるという事実を忘れてはいけません。
しかし、その祖国が、私の望む祖国の形を備えることができず、郷土も、私が願う基準になっていません。私が頼みたいことは、私が旅立つとしても、私が願うとおりに、より次元の高い祖国を創建し、より美しい理想郷を残せるようにしなければならないということです。
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