真の父母様は、一九八〇年一月一日、ニューヨークの世界宣教本部において、年頭標語を「家庭教会は天国基地」と発表されたのに続き、一九八一年は「家庭教会は私の天国」、一九八二年は「家庭教会の勝利」、一九八三年は「家庭教会は我々の定着地」など、一九七九年から八三年までの五年間、家庭教会と関連した年頭標語を立てられ、本格的な家庭教会活動を展開された。そして、一九八四年と八五年は「祖国創建」、一九八六年は「天国創建」、一九八七年と八八年は「祖国統一」、一九八九年は「韓国統一」など、一九八四年からは、神様を中心とした祖国創建と韓半島統一を追求する年頭標語を発表された。
家庭教会は天国基地1 統一教会員たちは、一九八〇年代に、どこに向かうのでしょうか。一九八一年からは、本格的に家庭教会活動を展開しなければなりません。第三次七年路程が終われば、完全に家庭教会体制が展開されなければなりません。それがみ旨から見た観点です。ですから、一九七九年には、皆さんが「家庭教会を通じた天国完成」という年頭標語をもって一年間過ごしてきたのであり、一九八〇年には「家庭教会は天国基地」という標語をもって、一年間進んでいこうと考えています。
家庭教会がなければ、天国が実現されないというのです。家庭教会がなければ、すべてのことができません。家庭教会は天国の基地です。天国とはどのような所でしょうか。天国という所は、安息する所であり、幸福が宿る所であり、愛が宿る所であり、平和な所です。
それでは、安息するのですが、「私」一人だけが安息するのでしょうか。もちろん、私がいなければならず、父母がいなければならず、子女がいなければならず、家庭がなければならず、氏族がなければならず、民族がなければなりません。全世界がそこに入るのです。いくら私個人が安息したくても、父母が安息できず、妻が安息できず、子女が安息できないとすれば、安息することはできないのです。皆さんは「真の父母様に侍っている」と言いますが、その真の父母様が安息できない立場にいるとすれば、その真の父母様のもとにいるすべての人々も安息できないのです。
2 「家庭教会は天国基地」という言葉は、意味もなく語る言葉ではありません。家庭教会を探し出すまで、どれほど蕩減を払ったか分かりません。家庭教会を探し求めるために、歴史時代において宗教者たちが血の涙を流しました。血肉を削って求めてきたのです。「家庭教会」という言葉が出てくるまで、神様は嘆息されていたというのです。
この家庭教会が出てくることによって、お父様が翼を広げ、天下に堂々とした男として現れることができ、統一教会が誇れる圏内に来たというのです。皆さんは家庭教会を誇らなければなりません。父母よりも誇り、兄弟よりも、愛する人よりも、子女よりもさらに誇らなければなりません。今や家庭教会活動は、次第に簡単になってきています。今年変わり、来年も変わります。だんだんと易しくなっていくというのです。
家庭教会は私の天国3 一九八一年の標語は、「家庭教会は私の天国」です。統一教会員たちは、早く家庭教会活動をしなければなりません。メシヤが家にいるべきでしょうか。使命を果たすためにイエス様が家を出たのと同じように、皆さんも家を出なければなりません。そのようにすべき時なので、一九八一年には皆さん全員、家庭教会活動をしなければなりません。
私が家庭教会について、一九七八年、七九年、八〇年、三年間、教えてあげました。時間があるたびに、教えてあげたのです。今や準備がすべてできているので、皆さんは家から出掛けなければならないというのです。
4 統一教会の皆さんがすべきことは、三百六十軒の家庭教会活動です。皆さんは、いずれにしても、個人基準を越えて家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙基準まで蕩減条件を立てることはできません。ですから、父母様が皆さんに世界的な蕩減をさせるため、縮小した舞台として決定してあげたのが家庭教会です。これは、全体を代表した型として、サタンと神様のみ前に決定的な条件になります。そのため、ありとあらゆることをうまくやっても、家庭教会活動ができなければ、天国に行くことはできません。
天国とは、サタンが讒訴できない環境、すなわちサタンの讒訴圏を抜け出した環境です。ですから、そのような環境天国をつくろうというのが家庭教会です。それでは、アダムは何ゆえに堕落したのでしょうか。環境天国をもてなかったからです。氏族圏ができれば、家庭天国は自動的に所有できるのです。本来、神様の理想は、家庭天国の実現です。その氏族圏の中で、家庭天国は自然に形成されるのです。また、環境天国の勝利圏を確保することができます。統一教会に入って家庭教会活動をしなければ、父母様に侍ることができず、天とも通じることができません。
5 一九八一年からは、皆さんの時代です。今まで父母様が引き受けていた天のすべての責任を皆さんに伝授してあげて、皆さんがとどまる中で、父母様の仕事を代行してみ旨を成就できる時が来たというのです。一九七九年から八〇年、八一年まで三年目ですが、今や家庭教会を中心として、皆さんが活動する時代に入りました。家庭教会という標語を掲げたのは一九七九年ですが、その時は「家庭教会を通じた天国完成」であり、その次に、八〇年は「家庭教会は天国基地」でした。そのような標語をもって、皆さんは二年間、準備してきました。
その基盤の上で、八一年の年頭標語として「家庭教会は私の天国」を立てました。その「私の天国」というのは、父母様の天国ではありません。皆さんを中心とした天国です。父母様の天国ではなく、皆さんを中心とした「私の天国」だというのです。今まで、「家庭教会を通じた天国完成」と「家庭教会は天国基地」は全体を標準としたものでしたが、今や皆さんを中心として成し遂げられる、直接的な時代に入ったのです。
家庭教会勝利6 一九八二年の標語は、「家庭教会勝利」です。家庭教会は、堕落した父母が現れたので必要なのです。それを復帰するためにイエス様が父母として来たのですが、ザカリヤ家庭とヨセフ家庭が一つにならなかったので、イエス様は亡くなりました。それを蕩減しなければなりません。その罪を蕩減しなければ、天の国に入れないのです。
それでは、家庭教会だけで終わるのでしょうか。氏族教会ができなければならず、民族教会ができなければならず、国家教会ができなければならず、世界教会ができなければならず、天宙教会ができなければなりません。
7 家庭で勝利してこそ、氏族基盤ができます。家庭教会があるので、結果的に氏族基盤もあるのです。家庭で勝利してこそ、氏族基盤に向かって前進できます。カインとアベルの二人が一つになれば、その家庭を中心としてアベル家庭になるのです。その次に、アベル氏族圏が広がります。氏族基盤を築いてこそ、家庭が完成するのです。氏族基盤が垣根にならなければ、家庭が安息する所がないというのです。
氏族基盤が備わったあとにこそ、家庭が完成するのです。また、氏族基盤を復帰してこそ、自分の家が安息できます。その次に、自分の息子、娘も、そこで安息できるというのです。
家庭完成後には休むこともできますが、それで終わるのではありません。また上がっていかなければなりません。その次は、氏族勝利です。家庭勝利をしたので、氏族勝利をしなければなりません。
家庭教会は我々の定着地8 一九八三年の標語は、「家庭教会は我々の定着地」です。これは空想ではありません。プログラムによってすべて合わせてきているのです。「統一原理」を教えてあげる先生、宗教を統合し、共産主義を収拾して「統一思想」を教えてあげられる先生にならなければ、世界人として地上天国に行くことができません。地上天国に入れば、宗教も超越し、共産主義も超越するのです。
その主流思想は、知識でもありません。権力でもありません。お金でもありません。それは愛です。今まで人間の愛は、自分を中心としていましたが、神様の愛は自分を犠牲にするのです。簡単なことです。ですから、父母様も今までアメリカで犠牲になりました。愛を植えるためでした。怨讐を愛したという伝統を残そうとしたのです。
9 父母様が定着できなければなりません。自由世界に対する責任を果たしたというのです。家庭教会に行って、定着しなければなりません。ですから、一九八三年は非常に重要な年です。全世界が今後、統一教会を新たに研究しようとします。そして、そのようにできる万全の準備が整えられ、今や峠を越える時が来ました。太陽が昇る時だというのです。
世界の有名な学者たちを動員し、神学者を動員して、その位置を引き継がせてあげるかもしれません。白人たちができないのならアジア人を連れてきてでも配置しアメリカに住む少数民族を動員してでも配置するでしょう。
10 一九八二年の標語は「家庭教会勝利」でしたが、皆さんは勝利したでしょうか。一九八一年は、「家庭教会は私の天国」としたのですが、私の天国をどれほど愛しましたか。一九八〇年は「家庭教会は天国基地」としたのですが、それについてどれほど考えてみましたか。また、一九七九年は「家庭教会を通じた天国完成」でしたが、天国完成のためにどれほど努力しましたか。
韓国のすべての祝福家庭に動員命令を下しました。日本の祝福家庭も動員し、アメリカの祝福家庭まですべて動員するでしょう。これに参加できなければ、皆さんも流浪するロマ(ジブシー)の行脚を永遠に続けなければならないでしょう。定着できないというのです。霊界に行っても、父母様を訪ねてくることができません。キリスト教で言う個人的楽園が生じたのと同じように、家庭的楽園が生じるというのです。
家庭的楽園では、妻が讒訴し、息子、娘が讒訴するでしょう。サタンが讒訴するのではありません。皆さんの妻や夫、皆さんの息子、娘が讒訴するというのです。それがどれほど悲惨なことかを知らなければなりません。
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