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5 皆さんはきょう、一九七六年四月一日から六十日間、ヤンキー・スタジアム大会を支援するための全国特別復興伝道集会を行うのですが、どのようにしなければならないのでしょうか。六千年の歴史を代表して生きなければなりません。アダムとエバが堕落して落ちたことを、ここで復帰しなければなりません。ですから、縦的な六千年の歴史を、横的に六十日間で私たちが総蕩減しようというのです。
それゆえ、歴史時代におけるノアよりも、さらに一生懸命にしなければなりません。アブラハムやイサク、ヤコブよりも、さらに一生懸命にしなければなりません。そして、モーセ、洗礼ヨハネ、イエス様よりも、もっと一生懸命にしなければなりません。この期間には、父母様と韓国の食口よりも、さらに一生懸命にしなければならないというのです。そのようにすれば越えていきます。このままアメリカを放っておけば、滅びるようになっています。
この六十日間が、私たちがアメリカを生かせる期間です。滅びる民主世界を復活させ得る期間です。共産勢力の脅しを防ぐ堤防を造れる期間です。青少年たちの倫理的破綻を防ぎ得る期間になるのです。さらには、キリスト教が滅亡するのをここで防ぎ、新たに復活させることができる期間です。この期間さえ過ぎれば、神様が初めて摂理のみ旨を新しいヤコブ時代に転換させる、大宇宙史的な時代が訪れるのです。
6 今まで皆さんは、ヤンキー・スタジアム大会を支援する全国特別復興伝道集会のために六十日間活動してきましたが、五月三十日からの最後の三日間に行う作戦次第で、運命が決定します。ですから、今回の三日の期間に統一教会が運命を懸けざるを得ません。イエス様のときも、十字架の死の三日間ではなく勝利の三日間をもたなければなりませんでした。しかし、勝利の三日間をもてずに死の三日間をもつことによって、今日の霊的な世界のキリスト教が出発する歴史的転換点になったのです。
統一教会でも、世界史的なアメリカの三年路程で、ヤンキー・スタジアム大会を中心としたこの三日の期間こそ世界の運命を決定する歴史的な期間です。ですから、皆さんと天がこの三日の期間を勝利することによって、反対していたニューヨークの境界線を越え、解放の旗を掲げて世界に出動できる起源が整うというのです。
7 ヤンキー・スタジアム大会が始まる前に、これ以上ないほどの風が吹き、雨が降りました。雨にぬれながらも、逃げることを知らず、パンドを動員してラッパを吹き、「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の歌を歌う時、どれほど痛ましい思いだったでしょうか。口では歌っているのですが、目からは涙があふれ、雨と涙が混ざって流れたのです。そのような中で、「雨がやめばどれほど有り難いだろうか!雨よ、早くやんでくれ!」と叫びたかったでしょう。そのように考えなければ、人ではありません。心が完全に統一されたというのです。
二十分間でそのように教育できる能力は、神様だけがもっているので、私は「ああ、私の愛する神様!」と言いながら、感謝の祈りを捧げました。アメリカの若者たちに神様の心情を(十分に)理解させてあげられなかったのに、今回の行事で理解させてあげることができたのです。ですから、有り難い雨でした。
「雨よ、やめ」という心情で統一され、世の中を愛することができるその場が、神様の心情圏の場だと考えるのです。数千人がこのような思いを学んだとすれば偉大な贈り物をもらったというのです。皆さんがその時の思いをもって、一生の間、何かに取り組めば、成功せざるを得ないのであり、神様が協助せざるを得ないでしょう。ですから、神様が、ニューヨーク市民や反対する人々よりも、愛する統一教会にプレゼントを下さるために、そのような時間を与えたと考える時、感謝しなければならないというのです。そのような意味で、きょうは「大勝利の祝福」という言葉がふさわしいのです。
8 私は、ヤンキー・スタジアム大会の三日前に、「この三日間は、イエス様が十字架で亡くなり、地獄に行って伝道する三日間に該当する期間である」と言いました。ですから、「ああ、私が話したように、三日間、雨が降った」と思うのです。
イエス様が十字架で亡くなることによって、霊と肉が分かれました。み旨の半分は成就され、もう半分は成就されていないため、そのような結果と同じことがこの大会に現れるだろうという予感がありました。そのため、統一教会が肉的復活を成し遂げるためには、外的な肉的基準を中心として、打たれなければならないのです。ですから、「ここで、何かがあるはずだ」と思いました。
イエス様が、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」(マタイ二七・四六)と祈る時、天にすがったのと同じように、私たちも神様にすがり、帰っていける出来事が起こらなければならないというのです。大会の日、雨が降ってみな、ばらばらになるはずなのに、私たちは団結して父を呼び求めたため、父と一つになることのできる良い機会になったのです。
9 ヤンキー・スタジアム大会で、「神様は無情だ。なぜ雨がこの時間に降ったのか」と言うこともできるのですが、お父様は、「神様!これは何でしょうか」と言ったのではなく、「ありがとうございます」と祈りました。ある日本食口の父親が霊界に通ずるのですが、彼が見たところ、雨はすべて霊人体たちだというのです。イエス様が十字架で亡くなる時、神殿の幕が裂け、死んだ霊たちが復活して下りてきたのと同じことが起こったというのです。
ですから、ここから霊界が協助するようになり、ワシントンDCに向かうのです。霊界から地上を協助できなかった時代から、地上を協助する時代に入ることにより、イエス様が霊的にこの地上に再臨復活し、キリスト教の霊人たちに働き掛けて、今後、キリスト教の運勢を集めて統一教会に結合させる時が訪れるのです。
10 ヤンキー・スタジアム大会に、七百人近い皆さんの父母、兄弟が来て、さらには韓国の同胞たちが来ていました。これを聖書の歴史で見れば、カイン・アベルと全く同じ立場なのです。今まで彼らは、すべて自分なりの観点をもって、批判的で不平を言う立場から見つめてきたのですが、この時間だけは一つになったというのです。これは驚くべき事実です。
歴史はカインとアベルの闘いの歴史です。カインとアベルの闘いで分立され、一つになれなかったのですが、ここでカインとアベルが外的、内的に一つになりました。ここに世界史的な原因があるというのです。これを見るとき、父母様は韓国と一つになる立場を代表し、皆さんは皆さんの家庭と一つになる立場を代表しているので、これさえ一つになれば、ここから世界を動かせる起源が芽生えると考えるのです。ですから、世界的な新しい出発ができるというのです。
11 一九七六年から、統一教会をなくすために、共産主義者たちが捏造をしたり、わざと共産主義の専門家たちを投入したりして、内部分裂工作をしようとするでしょう。そのような人々がたくさん入ってくると私は予想しています。先日、「デイリーニューズ」の記者が来て、三日間、スパイ活動をしたのと同じように、いくらでもそのようにできるのです。ここは公開された所なので、制裁がありません。私の一生で、アメリカに来てこのように生命の脅威を感じながら闘うのは、最初であると同時に最後です。アメリカの地におけるヤンキー・スタジアム大会とワシントン大会のような闘いが神様の願いであり、イエス様の願いであり、人類の願いであり、また、過去に来ては去った先祖たち、現在の世界、未来の子孫たちの願いだからです。すべての願いの峠がここにあり、ここで判決を下さなければならないので、このことをせざるを得ません。「希望の峠を越えよう。望みの峠を越えよう」というその峠が、正にヤンキー・スタジアム大会です。マディソン・スクエア・ガーデン大会は蘇生であり、ヤンキー・スタジアム大会が長成で二番目なので、この時が一番難しいのです。三番目は問題なく越えていくと思います。
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