8 お母様が、韓国の四十の大学で巡回講演をする目的は、大学を動かすためです。そうして、大学を中心として、運動圏を教育しなければなりません。彼らをソ連に連れていこうとしているのです。ソ連には、私たちの食口がたくさんいます。そこで二十一日修練をするのです。モスクワに連れていって、私たちが三週間だけ連れて回りながら、見学をさせてあげ、教育をすれば、すべてが回ります。そうして、韓国と北朝鮮の学生たちと、ソ連の学生、中国の学生たちが一つになり、アジア地域で共産主義思想に対峙できる連合会をつくるのです。いずれにせよ、共産主義は崩れるようになっています。ソ連がそうでしたし、中国も崩れています。「『統一思想』は、共産主義に代わる思想である」と言って教育するのです。北朝鮮の学生たちに、道を開いておかなければなりません。一番早いのがそれです。摂理的に見るとき、韓国と北朝鮮の学生たちは、カインとアベルです。そのようにすれば、父母は自然に一つになるのです。
9 韓国の四十の大学でのお母様の大講演会は、キリスト教と運動圏が分立され、私たちと一つになるきっかけとなりました。摂理史的に見るとき、これは蕩減路程で、この上なく必要な条件です。お母様を中心として、運動圏の学生たちと大学原理研究会が、大学で再び基盤を築かなければなりません。韓国の運動圏の学生たちをアベルとみなすなら、北朝鮮の学生たちは完全にカインです。韓国にいる運動圏の学生たちは、表面は赤いのですが、中は白いというのです。しかし、北朝鮮にいる学生たちは、完全に赤いのです。
今から、韓国の運動圏の学生たちと北朝鮮の学生たちを、モスクワに連れていって教育します。ここに、日本の朝鮮総連と民団の学生、日本の学生が加わるのです。韓国の学生たちを中心として、アメリカと中国、ソ連の学生たちが連合し、北朝鮮の学生たちを同化させなければなりません。ですから、私たちは最善を尽くして、北朝鮮にこれを知らせたのです。今、モスクワで世界平和青年運動の組織を編成しようとしています。そうして、超国家的に思想を超越して、青年運動を展開するのです。これは、大学原理研究会だけではできません。社会基盤がないので、大学を中心として、同窓生たちを束ねるのです。同窓生と学生は、カインとアベルです。彼らを束ねて組織をつくり、世界的に大運動を展開しさえすれば、急進的な発展を遂げることができます。ですから、お母様と「世界平和女性連合」と学生連合が、一つにならなければなりません。
二世を中心とした大学統一運動真の父母様は、戦争を経験していない二世の大学生と青年を中心に、「頭翼思想」を理念とした南北統一運動を継続して展開された。一九八六年五月十五日に結成された「南北統一全国学生総連合(統学連)」と、十月十一日に発足した「全国大学教授学生南北統一運動連合(教学統連)」を中心に、活発な南北統一運動が展開された。大学教授と大学生に正しい南北統一の理念と座標を提示されたのである。
10 今は二世の時代です。二世を収拾する時だというのです。誰が彼らを収拾して、新しい理念を教育するのかというのです。韓国には、彼らを教育する団体がないと考えなければなりません。それは、現実的に現れ、歴史的に現れた事実です。
ですから、大学で「南北統一全国学生総連合(統学連)」と教授たちも動員しなければなりません。世界にないことが起きたのです。そのようにするのは、縦的なカインとアベルを一つにするためです。師弟関係も父子関係も縦的なカインとアベルです。強力な体制を中心として、進むべき時が来たのです。
11 南北を統一するのは、お父様でなければできません。教授と学生が連合し、その社会の有志と連結して、二世の若い青年たちを一つに束ねなければなりません。道なら道の大きな会場で大会をして束ねなさいというのです。そして、組織編成をしなければなりません。一つにならなければならないのです。
ですから、「全国大学教授学生南北統一運動連合」をつくりました。全国にいる教授と学生が一つになりなさいというのです。このような組織は今までなかったのですが、お父様によって初めて、歴史にないことが起きたのです。
12 一九八六年一月二十四日、漢南国際研修院に教授たちが集まり、新たな決意をしたのちに対社会活動を始めました。二月十七日から全国百六十六の地域で大学教授巡回講演会をするという、驚くべき歴史的一ページを記録するようになったのです。また、それから五ヵ月後には、世界の碩学たちを中心として、皆さんが協力し、全国二百三の地域で歴史的な新しいみ言の砲門を開きました。
これは、世界を越えて、歴史的に記念できる一つの記録になるでしょう。そこに名高い学者たちが動員され、先頭に立ったという事実は、驚くべきことです。このようなことができる団体をつくったのですが、その名称が「全国大学教授学生南北統一運動連合」です。お父様はこれに対して、多くの希望をもっています。
13 お父様は、一九八六年二月から「世界平和教授アカデミー」に所属する教授を立てて、全国で講演会を開催しました。それは、最高の知識人たちがお父様のために一つになったことを宣布する式です。この教授たちを中心として、お父様が地方にいる教授たちの所に行って教えるのです。お父様が教える際には、彼らが反対せずに歓迎しなければなりません。このようにすることによって、上は教授たちから、下は村人まで、完全に外的な基盤が一つになる立場に立つようになるのです。
「国際勝共連合」を中心として、カイン圏である国とアベル圏である統一教会が完全に一つになったというときには、政府も統一教会に付いていかなければなりません。このようになれば、世界的見地から、南北統一の運勢圏が私たちに訪れるというのです。
皆さんは、統一教会と勝共連合を中心に完全な国家組織として一つになり、南北統一をしなければなりません。神様の側ですべてのものが一つになれる環境を韓国につくったので、サタン側のカイン圏を吸収しなければなりません。今や、韓国を中心として、アメリカと日本、さらには中国まで連結させることができる垣根を巡らせたのです。
14 お父様が「全国大学教授学生南北統一運動連合(教学統連)」をつくり、教授たちと学生たちを束ねておきました。この時、韓国では学生たちが民主化を求めるデモをして大騒ぎしていました。私たちは彼らを収拾するために時局(に関する)講演をしたのですが、その時、運動圏の大学生たちが民主化を求める勢力と共に私たちに反対し、キリスト教もこれに加勢して反対しました。ですから、教学統連が先頭に立って、大学生と一般国民を教育しなければなりません。最後に私たちが立てなければならない所が、統、班、面、里です。
私たちがその闘いで勝利するか失敗するかという問題は、どこにかかっているのでしょうか。今後、若い二世たちを動員して、一世たちを収拾しなければなりません。これは、イスラエル民族が四十年後にカナンに復帰し、二世たちを中心として国を建てたのと同じです。ですから、二世圏が主動となって建国の歩みをしなければなりません。それが正に大学です。
二世は大学生と中高生です。二十歳前後の青少年たちを糾合しなければならないというのです。二世たちと教授たちが一つにならなければなりません。これは縦的なカインとアベルです。兄弟は横的なカインとアベルです。このようにして、教学統連が縦横に一つにならなければなりません。一つにならなければ、影響を与えられないのです。
15 一九九四年に入り、運動圏の学生たちがデモを起こしているのですが、ここに宗教界が影響を及ぼしています。このような運動圏を、大学原理研究会を中心として収拾しなければなりません。そのようにして長子権復帰をするのです。最近、運動圏の学生たちが原理研究会に協助し、大学でのサークル登録を手伝っています。去る二月にモスクワ、六月に北京で世界平和のための国際大学生指導者セミナーをした時、私が金日成主席を動かし、北朝鮮の大学生たちをそこに参席させて、韓国と北朝鮮の学生たちを会わせました。私がそのようにしてあげたのです。
自分たちがいくら会おうとしても、会うことはできません。南北統一を主導する人はお父様しかいません。これまで、北朝鮮の学生たちと韓国大学総学生会連合の責任者たちが会おうと苦心したにもかからず、会えなかったのですが、私が会わせてあげたのです。このように、統一のための主導的な役事を、お父様が行っています。
今までその基盤を築き、国家を超越して、韓国と北朝鮮を統一できる学生大会を糾合した立場に立ったので、これを後押ししてあげなければならないというのです。それで、全国の二百の大学に原理研究会を再び登録して、共産党以上のブームを起こせる活動をするようになりました。
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