二〇〇四年九月二十三日、ソウルで「蒙古斑同族世界平和連合(MPFWP)」が創設された。この機構は、全世界の七〇パーセントに及ぶ蒙古斑同族を束ねる汎世界的な平和連合体である。真の父母様は創設宣言文において、「人類歴史は、宗教や理念などの障壁が撤廃される大転換の時代を迎えている。真の愛、真の家庭の価値を中心に、和解協力、共生共栄、原形回復を通し、平和世界具現の先頭に立つため、『蒙古斑同族世界平和連合』を創設する」と言明された。そして、世界人類をいち早く救い、祝福してあげるため、人類の絶対多数を占めるモンゴリアンたちがまず団結し、その先駆となる使命を果たすことを促された。共通点があれば、それだけ容易に親しくなることができ、一つになることもできるため、蒙古斑という共通点を通して、人類を兄弟姉妹の絆で結ぼうとされたのである。真の父母様は、特に「蒙古斑同族が神様の善なる血統を清く継承、保存すべき主役であり、『蒙占斑同族世界平和連合』が長子としての使命を遂行しなければならない」と語られた。
6 堕落した世界を革命しなければなりません。ですから、国連に対して父母様が国境撤廃を宣言しました。国連がそれをしないので、「蒙古斑同族世界平和連合」をつくりました。蒙古斑同族は、世界で七〇パーセント以上になるというのです。歴史がそうなのです。
ですから、彼らが皆さんのように、父母様のみ言を聞いて「結婚しよう」と考えれば、天下に統一的な連帯関係が設定されるでしょう。また、蒙古斑同族が、父母様のみ言どおりに一つになって王権即位式と戴冠式を行えば、国境がなくなるでしょう。
7 蒙古斑同族は、世界のどこにでもいます。国境を超越し、南米の最果ての地にも蒙古斑同族はいるのです。また、南極を占領するために互いに競争しているその国々の間にも混じっています。ですから、同族同士が通じ合う道を妨げる方法はありません。
同族と言えば、一つの村や一つの家庭で互いに交わって暮らす人々のことを言うのですか、そこでは国境という言葉が入り込むことができません。そのため、内的・心的分野の統一教会の人々と、外的・体的分野の蒙古斑同族が、統一教会の信仰と価値観を中心として一つになり、世界を完全に束ねる同族形態の舞台が展開されるのです。
8 地上で国を一つにし、世界を一つにする方法はありません。それで、「蒙古斑同族世界平和連合」をつくったのです。これは国際連合と同じです。その道に従っていけば国境がなくなるのです。そこには、反対したり讒訴したりする人がいません。解放圏の平和世界を連結する橋がつながった場合、平和の国が現れるようになり、そのことゆえに、地上天国と天上天国が新たに出発するのです。
9 人類の七〇パーセント以上が蒙古斑同族です。「蒙古斑同族世界平和連合」が国連の上に立つようになれば、誰であっても、この連合会の総会で呼ぶときには、来ざるを得ないでしょう。その位置に至るようになれば、国連総会の基準を越えるので、アベル国連をつくる必要もありません。国境がなくなるようになり、そのように国境がなくなれば、どこでも通ずるようになるのです。蒙古斑は同族です。同胞は同族ではありません。血統が違う人も含めて協助するときは同胞になりますが、同族ではありません。同族は先祖の髪の毛から足の爪まで、すべて連結されているのです。皆さんの顔は様々ですが、その顔が先祖の顔とよく似ている人は、その先祖の後援を受けられる連帯関係があります。
同族は、血統を中心として見れば、数千年、数万年の歴史の結実なのです。数千、数万の先祖の血統が連結され、遺伝の法則に従って、ある時代には現れるようになります。白人の家庭でも、黒人の赤ん坊が生まれることがあり得ます。そのような実りとして結ばれているので、「自分は自分だけのものである」とは言えないのです。先祖を身代わりした「私」であり、連帯した一つの細胞を連結するようになれば、現在と未来の子孫まで、血統を通して連結される媒介体の私だというのです。血統さえ引っ張れば、すべて引かれてくるのです。
10 全世界的に血統転換を早くするために、「蒙古斑同族世界平和連合」をつくったのです。血統転換をする前に、まず(条件的にでも)所有権転換をしなければならず、所有権転換の前に、心情圏転換をしなければなりません。今は、それが反対になっています。心情圏転換をしなければ、所有権転換も、血統転換も意味ありません。最も難しいのが、血統転換、所有権転換、心情圏転換です。皆さんがいくら先進国で、お金持ちの国のアメリカや日本の人だとしても、心身が争っている人は天国に行けません。
お父様は、体がどこでどのように葛藤し、紛争しているのかという内容を論理的に教えています。サタンの愛で始まって堕落したので、それを蕩減復帰しなければなりません。自分の所有権は一つもありません。自分の体も自分のものではなく、良心も自分のものではありません。皆が革命をして、次元を一段階超越し、神様に連結しなければならないのです。偽りのオリーブの木に真のオリーブの木を接ぎ木しなければならないというのです。
11 第四イスラエル解放圏では、血統が一つにならなければならず、根が一つにならなければなりません。そうすることによって、第四次イスラエル国、すなわち統一され、解放された善なる万王の王の主権を中心として家庭を拡大した国家、家庭を拡大した世界を成し遂げなければなりません。家庭理想によって一元化された国々を糾合して、世界に連結するのです。
天地を中心とした家庭的な国家形態の姿が連結されることによって、神様を父母とする、祝福を受けたすべての血縁は、子女の立場で安息、太平聖代の本郷、本然の国の構成員になるのです。
12 再臨主が千辛万苦の末にイスラエル選民圏を回復し、イエス様の十字架の恨を取り除いて、復活の実体として現れました。この世のすべてを遮って、真の愛、真の生命、真の血統の絶対的な基準に立ち、今までのすべての愛と生命、そして、血統の起源を整備するだけでなく、消化、吸収しなければならない責任を負ったのです。血統転換のための祝福の知らせをこの地上にもってきた真の父母にサタン世界が反対し、天上世界と地上地獄に置かれている全人類が反対するその立場で、個人的な聖別圏として祝福をつなぎ、家庭、氏族、民族、国家、世界まで祝福をして成し遂げられた聖別圏の上で、初めて個人の祝福家庭王から氏族の王、民族の王、国家の王、宗教圏を中心とした超宗教超国家的王を身代わりするようになりました。
第二イスラエル圏であるアメリカの上下両院を中心として、宗教の創始者たちと宗教の地上代表者たちが心を合わせて一体になり、「真の父母」という名を失った真の愛の主人、真の生命の主人、真の血統の主人を中心として、サタン世界の数多くのカイン的王権を屈服させ、神様を中心とした永遠不変の平和の王権を樹立し、信仰界の一致圏で勝利の覇権を備えて、カイン圏の代表国として「蒙古斑同族世界平和連合」を創設しました。その場で初めて、失ってしまった兄弟権全体の一体圏を形成して、王権を奉献できる時代になりました。
真の父母様は、その期間に世の中を愛するために、カイン世界の個人、家庭、氏族、民族、国家、世界と天地だけでなく、地獄まで壁を崩し、平衡基準に共同の価値の位置を立てて、血統を中心とした祝福解放圏を備えて越えていけるようになったのです。そうすることによって、アダム家庭からひっくり返ったあらゆる血肉をもう一度立て直すようになりました。そうして、天を代表した平和の王として、天が立てられたその王権とカイン世界の「蒙古斑同族世界平和連合」を中心として、地上と天上世界の解放的勝利の覇権を受け継ぐことができる時代を迎えました。
13 平和の王は神様であり、また平和の故郷と平和の祖国は神様が暮らす国です。その神様を知らなければなりません。最も重要なことは、どのようにして絶対的な神様を理解するかということです。一つの地球星で暮らす人類なので、みな兄弟であり、一つの血統であり、一つの同族です。
神様の摂理観は、今まで隠されていました。そのように隠されていた事実を、いつかは明らかにしなければなりません。そのような内容を中心として、「蒙古斑同族世界平和連合大会」を行いました。この大会は、神様の息子、娘の大会、神様の家庭の集まりにならなければならないというのです。それが私たちの目的です。
14 蒙古斑のある人同士が結婚したとしても、世界の東西南北から押し寄せてきて結婚したので、そこには血統が混ざっています。五大洋六大州に拡張する過程で、血統が混ざったのです。同族と言っても、血統が違います。これを完全に整備するために、国家を越えた祝福基準の上で、蒙古斑同族圏を蒙古斑血族圏にするのです。血族は、血統が同じです。一つなのです。
15 私は、宗教者たちが一つになれる連合会をつくって、蒙古人たちも結束させることによって、一つの道を行くようにしています。彼らがカインとアベルです。彼らはお互いに争い合ってきましたが、初めて平和の勝利の旗をこの地上に立てたのです。
父母様に侍り、アダムとエバの恨を解怨したあと、神様のみ前に「神様、帰ってきました」と言いながら、大声で痛哭しなければなりません。神様と涙で離別したのですが、涙で蕩減復帰して、天の本然の場所に入宮するのです。そうして、神様が定着し、その民が満天下の主人になろうと宣誓する場で、初めて永遠の神の国が始まるのです。
16 蒙古斑同族を祝福によって結束させるのは、国境を撤廃する運動です。アジアの三十七ヵ国はすべて蒙古斑同族です。そこには、韓国、日本、中国はもちろんロシアまでも入っています。途方もないことです。アメリカの初代移住民のうち、三〇パーセントは蒙古斑同族が占めています。彼らを「統一原理」で束ねれば、世界平和は問題ありません。
アダム家庭で、カインがアベルの命を奪いました。この道を抜け出させるために宗教を立てたのです。神様が宗教を通して、カイン世界を吸収する時が来ました。善なる王権が始まったので、今から求めるべきものは、超宗教圏、超世界圏です。
アダム家庭で長子が次子の命を奪うことなく、父母の代身者となる長子権が成立していたならば、家庭が完全に定着できたでしょう。ところが、これが今、逆さまになっているので、(定着)できないのです。ですから、最後には蒙古斑圏を同族化して兄の立場に立て、兄の権威を立てて弟たちが自分の立場を訪ねていくようにしてこそ、天使世界、サタン世界と地獄にまでも解放が広がります。
解放の原則として、カイン世界を兄の位置に迎えようとしなければならないのです。そのようにしてこそ、平和の世界になります。今や、接ぎ木(の役事を)して、失ってしまった血統的根源をつなぐことによって、完全解放の位置をつかむようになるというのです
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