真の父母様は、二〇〇八年四月十三日、国家メシヤの中から、一部を分捧王として初めて任命された。真の父母様は、世界各地に派遣される分捧王たちに、新天新地、すなわち天一国を完成する役割を任せられた。分捧王とは、イエス様の時代にイスラエルを統治していた地域の総督である「分封王」を、このように称したものである。真のお父様は、「もし、イエス様が十字架にかかって亡くなっていなければ、当時、強盛であったローマを通して、世界全域に分捧王たちを派遣することによって、解放・釈放の平和王国、すなわち天一国が既に実現していたであろう」と語られ、分捧王たちには、各国の最高指導者を教育し、み旨の前に立てる使命があることを強調されたのである。
18 天宙平和連合祖国郷土還元大会に、父母様と共に子女たちを同参(一緒に参加すること)させました。父の代わりに母、父母の代わりに息子、娘が一つになって、大会を開催したのです。血統を清めるのは、父だけではできません。卵子と精子を中心として二つが一つになってこそ、血統が清まるのです。ですから、父が母の行く道を築いてあげなければなりません。
イエス様が国家的基準で百二十ヵ国に分捧王を配置しなければならなかったように、その国の人たちを探し出すために行くのが百二十ヵ国の巡回路程です。ローマ時代のイエス様のように、分捧王になれる人を探し出すためのものです。その分捧王は、天の総督です。自分の国の大臣として、総督の位置で血統を清める権限をもち、カインとアベルを中心として、サタンの血統を断ち切るのです。ですから、母と息子、娘が一つにならなければなりません。
19 分捧王は、今まで王(の立場)を経験した人々を一つにしなければなりません。その王たちが六人いれば、その中で模範的な人を選ぶのです。二人を選んで、抽選するのです。ここに、人間の意向が介在してはいけません。家庭でも、父一人ではできません。父と母の二人を立てて、抽選をするのです。神様を中心として神様の承認を受けてこそ、その人が家庭でも主人になります。
自分勝手にやってはみ旨が成就されません。厳格な公式と原則に従って秩序世界が形成されているので、今まで大宇宙がぶつからずに運行しているのです。はるか遠い地の果てにいても、その法度に順応しない人は脱落し、消えていくのです。
20 国家メシヤは、昔のローマ時代の分封王と同じです。総督であり、アベル王だというのです。ですから、各国で分封王のように国家メシヤとなる人は、大使を任命し、完全に天の側ですぐにその国を指導できる立場になります。
21 これから、百九十四ヵ国に分捧王を任命しなければなりません。分捧王は、その国で、誰が次期大統領になるかという問題まで決め得る人のことを言います。ですから、カイン・アベルの王権の上に父母王権を立てなければなりません。天の立場からは、アメリカ大統領より分捧王がもっと貴いというのです。
22 天一国、平和王国の基金で、各国に大使館を造らなければなりません。そして、統一家の分捧王がそこに行かなければなりません。分捧王は、ローマで言えば総督です。皆さんが長兄となり、分捧王としてそこに派遣される時が来ました。皆さんは、世界の先祖の立場で国民を指導すべき使命をもって現れた群れです。原理を知らない人は、ここには参加することができません。ですから、神様の平和王国は、祝福家庭の真の祖国です。
23 国家メシヤは、ローマから派遣された分封王と同じです。分捧王は、ローマで言えば総督です。総督は、その国の国民を生かしてあげるアベル的王です。国家メシヤがその国の大統領を中心として、分捧王の立場で、総督の立場で一つにならなければならないのですが、一つになりませんでした。今や、条件的にでも帰って、み旨がこのようになっているので、このようにしなければならないということを、通告しなければなりません。
その国に行って、祝福家庭や食口がいれば、その国の責任者と一つになり、その国を復帰しなければなりません。そして、最下層に住む貧しい村の人々までも「知らない」と言う人がいないように、お父様が再臨主であり、救世主であり、真の父母であることを、知らせなければならない責任があります。
24 百九十四ヵ国に分捧王と平和大使たちがいます。各国に国家メシヤとして割り当てられた責任者たちは、分捧王としての責任を果たさなければなりません。その次に、分捧王は平和大使たちを直接管理して、天の国の眷属として生きていけるように教育すべき責任があります。時が迫っているので、早くそれを終わらせなければならない召命的責任が分捧王にあるというのです。
25 国家メシヤは、分捧王として、その国の国民を教育しなければなりません。国家メシヤがその国の王を教育し、その国の王だった人々を呼んで指示できる責任者にならなければなりません。
お父様は、そのような資格をもつ人になって余りある実力を備えることができる教材を、すべてつくってあげ、今まで教育しました。ですから、お父様は平和の王なのです。
王の中の王が、平和の王です。お父様は平和の王になり、神様をお連れして回るのです。ですから、王の王であると同時に、万国の王です。万王の王です。それゆえ、神様も共にいらっしゃるのです。数千、数万年の間、閉じ込められて身動きすることもできなかった神様を、私が門を開けて解放してさしあげました。
第三節 「蒙古斑同族世界平和連合」 プリチャッキ(ルーツ探訪)運動と真の父母様一九八九年六月二十三日、韓国プリチャッキ連合会は、真の父母様を総裁に推戴した。真の父母様は、各姓氏が真の父母様の教えに従い、祝福結婚を通して真の愛、真の生命、真の血統を受け継げば、それだけ人類の復帰が容易になると考えられ、この団体にも多くの支援をされたのである。そして、プリチャッキ運動は、全人類が神様の血統を相続し、真の子女として生まれ変わるまで継続されなければならないと語られた。
1 私たちには、「プリチャッキ連合会」という組織があります。科学であれば科学の根、哲学であれば哲学の根、宗教であれば宗教の根がありますが、すべての分野で根を探し求める「プリチャッキ連合会」をつくろうというのです。プリチャッキとは結局、何でしょうか。平和、愛、統一、理想、奉仕というものの根は、絶対的な神様です。絶対神に帰るのです。ですから、人本主義思想が撤回されてしまうというのです。この根本の根を知らずにいます。その運動を展開しようというのです。
2 「プリチャッキ連合会」の中には、入らない系列がありません。世界に影響を与えようと動くすべての分野、歴史や科学や宗教など、すべてが「プリチャッキ連合会」に入るのです。政治家や経済人、科学者など、そのすべての根は一つしかありません。ですから、プリチャッキ運動を世界化させなければならないというのです。
「プリチャッキ連合会」は、まず蒙古斑同族を蒙古斑血族にしようというものです。そうして、血族を探そうというのです。血族が根になることはできません。血族の先祖が根になるのです。蒙古斑血族の先祖は、神様のほかには、地上の真の父母しかいません。すべて、そこに帰結せざるを得ないのです。
3 根が二つになることはできません。中心の根は一つです。それを紹介できる真理と理論的な世界観は、宗教から探し出さなければなりません。宗教の中で統一的な運動、平和運動として、一つの根の根源は人格的な神様であると同時に、儒教思想や仏教思想など、すべてのものを超越した単一的な根であることを結論づける内容が備わっていなければなりません。ですから結局、「統一原理」で決着をつけざるを得ないというのです。
4 祝福家庭の皆さんは単一同族です。北から来た人も、南から来た人も、すべて同族です。韓国で言えば、金氏、朴氏、文氏など、二百八十六の姓氏は単一氏族です。単一蒙古斑同族を束ねて新しい血族にするためには、地上統一血族圏を形成しなければなりません。
祝福結婚を通して一つの血族をつくれば、世界人類の七〇パーセント以上、三分の二以上が蒙古斑同族なので、世界には争う人がいないというのです。そうして、所有権と境界線のない、一人の主人である父の所有になるときには、世界平和の王土が始まるのです。根の根本が神様なので、神様を知らなければならないというのです。
5 アジア国家の大多数が蒙古の血族です。中東も半分は蒙古の血族であり、白人世界もそうです。蒙古斑同族と結婚すれば、蒙古斑同族になります。イスラエル人と結婚すれば、イスラエル民族になるのと同じです。それと同じように、今や真の父母によって血統が連結されたすべての血族を中心に、血統が同じ選民圏として「プリチャッキ連合会」の活動をするのです。先祖の「プリチャッキ連合会」に連結できる時代を準備しなければなりません。
解放と釈放時代を越えなければならないので、太平聖代、永遠なる一つの王国時代に前進していかなければなりません。今からすべきことは、血統を連結させることです。蒙古斑の血統が世界的に広がっているので、祝福を一瞬のうちに行わなければなりません。
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