25 私(お母様)は、十年前にベネズエラのカラカスを訪問し、二〇〇六年八月七日に再びやって来ましたが、その間、ほとんど変わっていませんでした。それで、み言をすべての国民に紹介することに、さらに積極的に取り組まなければならないと思ったのです。
スイスに行ってみた人は感じたと思いますが、その国も周辺の強国に押さえつけられ、自立するのが大変な状況にありました。しかし、スイスは、思想的な面や政治・外交的な面で問題のある人々が様々な国から訪れて定着するには良い国でした。例えば、レーニンもそこで暮らし、宗教改革者たちもそこに住みながら活動をしたといいます。その国には未来を見通した善なる先祖たちがいたので、自然をそのまま保全しながら、強く豊かな国を造ることができたのです。
ベネズエラも預言者のような人々がいれば、スイスに劣らない美しい環境をもった国として、世界の前に登場できるだろうと思いました。世界の五大資源国の一つであるべネズエラが、なぜ貧しくなったのか理解できません。方法は一つです。為政者から国民に至るまで、真の父母を受け入れて新しく精神運動を起こさなければなりません。まず、皆さんだけでも決心して、一日二十四時間は短いと思いながら、平和と未来、そして、この国の永遠なる発展のために努力すれば、希望があるでしょう。
26 皆さんがペルーを復帰しようとすれば、大学生伝道に心血を注がなければなりません。そうして、彼らをこの国と統一教会の未来の指導者として養成しなければなりません。今までの誤ったすべての社会風習を、彼らを通して浄化し、教育すること以上に早い道はありません。
彼らが大学を卒業すれば結婚適齢期に入るようになり、そこで祝福を受ければ、真の家庭を築いていき、また、そのようにして社会に出ていけば、国全体が浄化されるでしょう。皆さんの二世たちが定着するためにも、まず大学生を伝道しなければなりません。国家メシヤの指導のもと、大学生伝道と二世教育をきちんと整えなければなりません。
27 チリが発展するためには、大学原理研究会が活性化しなければなりません。大学生の皆さんは、将来、この国の指導者と教会指導者として成長できる良い年齢です。大学生の皆さんの責任が重要です。ですから、皆さんは大学に通う間、勉強も他の人より良くできなければならず、すべての面で模範にならなければなりません。皆さんと同年代の学生たちが、皆さんと友達になりたいと思い、み旨を共に歩みたいと思える風土をつくらなければなりません。
私たちの教会の未来のためにも、大学原理研究会の活動が重要です。母親がカインとアベルを抱かなければならないように、教会全体が心を合わせ、彼らを抱かなければなりません。母親の立場である教会が、大学原理研究会を積極的に助けなければならないのです。大学生をよく教育しなければなりません。
28 オセアニア州を摂理的に見るとき、ニュージーランドは母の国の使命を果たさなければなりません。オーストラリアと一つになり、多くの島国を支援して教育すべき責任があります。それが母の国の使命です。今まで、ニュージーランドは眠っていました。今や、目を覚まして飛び立たなければなりません。真の父母様のみ言があり、世界的に築いておいた私たちの基盤もしっかりとしています。皆さんが見聞きしたことを、そのまま伝えさえすればよいのです。今から皆さんは、これまで真の父母様から代価なく受け取ったものを、世の中に回してあげなければなりません。皆さんも新たに決心し、二世たちも責任を果たさなければなりません。
29 オーストラリアに来る前、イスラエルと中東地域を経由してきました。平和大使たちが先頭に立って、天宙平和連合祖国郷土還元大会を成功裏に終えました。良い成果を収めてそこをあとにしたのですが、しばらくしてから戦争が起きました。そのことを考えると平和大使たちが目に浮かび、心が痛みました。
世界的なすべての問題を解決し、宗教と人種と文化の壁を越えようとすれば、真の父母を迎える道しかありません。それを啓蒙し、知らせてあげる人が祝福家庭の皆さんです。皆さんも中東の事態に対して、責任を感じなければなりません。皆さんが暮らしている地域や国で、真の父母様を広く知らせるべき責任があるというのです。私たちがこのように、真の父母様を中心として幸福と希望を論じ、平和を論じながら生きているこの時代に、そのようなことを全く知らずに死んでいく人類がいることを考えてみてください。皆さんが責任感をもって、彼らをみ旨の前に立てるために先頭に立たなければなりません。
30 韓国の農村では、啓蒙活動をしながらセマウル運動が始まりました。皆さんは、お父様を中心として草創期に韓国教会が発展できたことに、関心をもたなければなりません。この国、ソロモン諸島は、韓国から見れば、いまだ草創期と変わりません。真のお父様を中心として、神霊と真理によって礼拝を捧げていた時期を手本として、復興の炎が燃え上がるようにしなければなりません。
そして、今日、物質文明時代の弊害のうちの一つが、自然を破壊し、公害を起こしているということです。皆さんの国は、天が下さった天恵の美しさをよく育み、整えなければなりません。自然保護運動に、さらに積極的に乗り出さなければなりません。ですから、皆さんは真の父母様のみ言を中心に、国民に対して精神運動を展開していかなければならないでしょう。
31 パラオが大きな国々と競争して、同じ隊列に立つためには、原理のみ言を伝えなければなりません。
神様が創造される時のその心情と、真の父母様が、堕落した人類を復帰するためにこの地に来られ、勝利的基台を築かれたその事情多き内容を、皆さんは詳しく知らないでしょう。それを知れば、皆さんはこのみ言を愛さざるを得ず、このみ言の中心である真の父母様を愛さざるを得ません。そのように愛する心で、皆さんの国であるパラオを愛さなければなりません。
皆さんに反対するキリスト教徒たちは、心からこの国を愛する人ではありません。皆さんはこれから、このみ言を中心として真の愛を実践することにより、パラオが神様の愛する国になれるよう、先頭に立つようにお願いします。
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