11 アジア文明は男性文明であり、西欧文明は女性文明です。宗教はアジアから出てきました。ですから、西欧文明はアジアを訪ねてくるようになっています。なぜ西欧文明が相対文明であり、アジア文明が主体文明なのでしょうか。
主流の宗教は、アジアから始まりました。神様が先に造ったアダムが主体であり、あとに出てきたエバが対象で相対的なので、アダム圏を中心としたアジア文明圏が、代表文明圏だというのです。イエス様がメシヤとして来た所もアジアです。イエス様の失ってしまった体を再び取り戻し、霊的勝利圏と連結させるためには、キリスト教文明を中心として、新しい体の版図であるアジアを統一しなければならない立場にあります。ですから、太平洋文明圏時代が訪れるのです。
12 摂理の基盤を中心として、文明は次第に世界を一周し、アメリカ大陸から太平洋文明圏時代に渡ってきました。言い換えれば、地中海文明圏から大西洋文明圏を中心としたイギリスに、その次にアメリカ文明圏から太平洋文明圏を中心として一周して、イギリスに相当する立場にある日本に渡ってきたのです。
日本が近代文明を中心として百二十年以上の間、歴史的な発展をしたのは、日本民族が優れているからだけではありません。神様の摂理がアジアで花咲かなければならないみ旨があるので、日本が発展したのです。イギリスのような島国が相対的な立場で発展しなければならないので、日本が西欧文明を引き継ぐ中間の役割を果たしたのです。ですから、日本文化はイギリスと同じです。
二つの国は、自動車も左側通行です。すべてのことにおいてイギリスの文明をそのまま引き継ぎました。ヨーロッパを回り、アメリカを回って入ってくる現代文明圏を一〇〇パーセント吸収できる基盤を築いたのです。それは、アメリカを中心とした文明圏を代行する立場に立って、アジアに連結させるための神様のみ旨です。神様が文明を発展させたのは、一つの理想世界を必ずや実現するためでした。ですから、ヨーロッパ文明は、必ずアジア文明と手を結ばなければならないというのです。
13 混乱と絶望と塗炭の苦しみの中で地獄に墜落しなければならない悲惨な運命が人類の前にあるとすれば、神様はどのような道を築いてこられるのでしょうか。統一の道だというのです。その統一は、天の側の文化圏の結成を通して実現されます。このように見るときヨーロッパの統一圏や南北米の統一圏は、キリスト教文明圏から形成されるのです。
今やキリスト教文明を統一的内容として消化し、ヨーロッパを一つに和合させ、南北米を和合させなければなりません。そのようにすることができるのは、キリスト教文化圏しかありません。そのような中で、この西欧のキリスト教文化圏がアジアに越えてくるのです。
それでは、神様がキリスト教思想を統一的な方案として、キリスト教思想を通してこの世界を収拾してくるとすれば、アジアはそれをどこで迎えるのでしょうか。日本は様々な神に仕え、中国とロシアは共産化され、たった一つ残っている韓国がキリスト教という垣根の圏内にあります。言い換えれば、太平洋文明圏時代が目前に迫ってくる環境を直視しながら、アジアで民族を挙げてキリスト教文化の背景を備え、受容態勢を準備した国があるとすれば、その国は日本でもなく、中国でもなく、ロシアでもなく、韓国しかないというのです。
14 アジア大陸とアフリカ大陸は一人の人間と同じであり、南北米大陸が一人の人間と同じです。アジア大陸が主体です。ここからすべて分かれていったのです。南北米は、アジアの地から分かれていったのです。(これを)一つにしなければなりません。
ハワイを中心として、アメリカと日本の間にある太平洋で一つにするのです。ですから、お父様が、お母様を通してアメリカを吸収させる業を行うのです。太平洋で一つになれば、西洋に傾いていたアメリカが、お母様を通してアジアと一つになります。
イエス様は、東洋で体を失ってしまいましたが、父母が一つになることによって、西洋文明が太平洋文明圏時代を経て、アジアに戻ってきて初めて一体になるのです。失った体がそこで一体になります。母子協助時代を通過し、父子協助時代の基準を中心として、環太平洋時代が来るのです。
15 東西文明が交流できる時代圏を迎えて、アジア文明を中心として西欧文明を消化できる文化圏を形成することにより、西欧文明とアジア文明が交流できるようにしなければなりません。東洋と西洋の文明の一つが男性であれば、もう一つは女性です。また、一つは精神文化圏であり、一つは物質文化圏です。
二つの文化が一つになってこそ、世界的な新しい統一文化圏時代が訪れるので、そこに拍子を合わせて生活を営むためには、内外の民族同士が一つにならなければなりません。物質文明を代表する西欧文明と、精神文明を代表するアジア文明が、互いに一つにならなければならないというのです。一つになりなさいというその命令は、私がします。実際にそのような世界文明圏をつくってみようというのが、統一教会が今まで活動してきた方向です。
16 アジアの宗教文化圏を中心として統合した所は、韓国しかありません。イエス様が亡くなっていなければ、ユダヤの国を中心として、インドと中国の文化を統一したはずです。インド文明を代表して韓国に連結されたのが仏教であり、その次に中国文化を代表するのが、結局は儒教です。その次に西欧文化を代表するのがキリスト教です。
キリスト教がローマに行って、ローマの国力を中心として勝利することにより、これが韓国で世界的な宗教として実を結び得る代表的基準を備えたので、韓国がユダヤ民族を越え、神様の祝福の基地にならざるを得ないというのです。インドから出てきた仏教が韓国に植えられ、中国の儒教が韓国に植えられ、キリスト教が韓国に植えられることによって、イエス様の時に成し遂げようとした文化の統一が、ここで実現されるようになるのです。
ローマ教皇庁を中心として西欧社会の統一世界をつくったのですが、すべて壊してしまいました。ですから、西欧世界の統一とともに、アジアまで統一できなかったというのです。それゆえ、そのローマの教皇庁のような新しい統一教会の教皇庁を中心として、西欧とアジアを連結する統一文化圏が形成されなければなりません。半島を中心として、新しい世界的文化圏が出てこなければならないというのです。
17 アダムとエバが堕落することにより、数億年の歴史過程という、長い期間を通して蕩減してきました。血肉を流しながら蕩減してきたのです。
今日、お父様が理論的な歴史の背後を隅々まですべて明らかにし、裂かれたものは縫い、穴の開いたものは継ぎ合わせて、堕落していない本然的姿を備えて越えなければなりません。ですから、神様を中心としてアダム、エバ、三天使長を復帰しなければなりません。それが韓国に来て実を結ぶのです。
韓国と日本を中心として、イタリアとイギリスが半島と島で誤ったことを蕩減復帰しなければなりません。ローマ教皇庁を中心として、半島文明が世界を支配したことを蕩減するために、新たにアメリカを中心としてつなぎ合わせてきたのです。
イエス様がアジアで亡くなったので、イエス様の体を取り戻して、万国解放とともに地上天国理念のラッパの音を、このアジア地域で響かせなければならないのです。そのようにしようとするので宗教圏が問題になっています。大部分の宗教圏(の発祥地)が、アジアにあります。イスラーム圏と仏教圏、儒教圏、キリスト教文化圏がアジアにあります。大部分の宗教の発祥地がアジア地域です。ですから、来られる主は、アジア統一のために宗教圏の統一を急がなければなりません。
18 太平洋文明圏の主役は、アメリカでもなく、日本でもありません。国連を導くことにより、太平洋文明を完成すれば、イエス様を中心として、分かれていた霊界と肉界が、初めて一つになるのです。ですから、ローマ(イタリア半島)に代わる韓国を中心として、日本とアメリカが一つにならなければなりません。半島国家の韓国を中心として、島嶼国家と大陸国家が一つにならなければならないというのです。島嶼国家と大陸国家を東洋で探し出してきて、再び合わせるのです。
韓国と日本とアメリカを中心として、イエス様の体を失った太平洋、アジア地域に戻ってきて、霊界と肉界が分かれて争っていた世界を合わせることによって、初めて統一世界の基準が成し遂げられるというのです。ですから、ここから海洋圏還元、陸地圏還元、創造理想圏還元、第四次アダム圏出現が展開します。
その基盤ができるためには、ハワイを中心として南米と北米が一つになり、またアジアとアフリカが一つにならなければなりません。これは双子の体です。双子になったその基準で、分かれていた西洋と東洋、天と地が、すべて海から結合しなければなりません。アダムとエバが海のような腹中から生まれ始めたので、ハワイを中心として、新しい海洋に結合するのです。
19 環太平洋文明圏時代を発表したので、今や環天宙平和文明圏の王権時代を発表しなければなりません。「環天宙平和文明圏王国時代」、そして、天一国です。大宇宙を中心として連結させる還元の道路が現れるのです。そうして、「環天一国平和文明圏帝国時代」です。国連に加入した多くの国がありますが、今や一つの国になるのです。
「環天一国平和文明圏、私の国時代」です。「私の国」を求めるのです。今から「環天宙平和文明圏王国時代」だというのです。天一国というのは、二人が一つになった国です。東西が一つになり、南北が一つになるのです。「天一国平和文明圏、私の国時代」です。それにより、神様解放、天上世界解放、地上世界解放、万宇宙解放、平和の王国時代になるのです。
ですから、真の父母の名によって、「天宙平和文明圏王国時代」と「天一国平和文明圏、私の国時代」を発表するのです。天地を抱き、世界の海を抱いて、すべてのものを根こそぎ天のみ前に捧げなければなりません。自分の国と自分の世界を捧げ、天地を捧げて、一つの存在になることを決心して生きなければなりません。
20 ハワイで行った宣布が「環天宙平和文明圏王国時代」であり、ハワイで行った大会のみ言の題目が「神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観」です。副題は「アメリカを中心とする国連と自由世界の方向」です。太平洋の海の世界と陸地の世界が一つになっていないので、一つにするために環太平洋文明圏時代の大会を行ったのです。それは、陸地を捨てるのではありません。
太平洋に摂理的基盤を築いたので、それを陸地にもっていって植えなければなりません。それが今回の二〇〇七年四月三日から行う大会であり、題名は、「天宙平和神文明圏開闢宣布」です。文化が出発するとき、海から出発して半島に行き、陸地に上がってきたので、その過程を経るのです。
半島国家であれば半島で太平洋の海を抱かなければならず、半島を中心として大陸を抱かなければなりません。その位置に立ったのです。
21 太平洋文化圏時代になったのですが、太平洋にある国々を中心として、背負っていかなければなりません。
この国々をすべて束ねるために、済州島でワールドカップ釣り大会をしました。その国々を連結させるためです。国連が管理できる体制をつくろうと、そのようなことをしているのです。ですから、趣味産業や、このようなすべてのものを、国連の部署に入れようと思います。
そのようにしようとすれば、難しい問題が一つや二つではありません。国連の安全保障理事会や経済社会理事会の幹部たちを中心として築かれた世界基盤を私たちが消化するための方法は、教育をすることです。
韓国が北朝鮮を消化するためには、教育をしなければなりません。神様をはっきりと知らせてあげ、霊界をはっきりと知らせてあげ、血統が変わらなければならないことをはっきりと知らせてあげなければなりません。知ることによって、すべての問題が解決します。
そのような意味で、太平洋文化圏にある発展途上国を含む五十二ヵ国が、「世界平和島嶼国家連合」に入っています。この国々を束ね、一つの国家体制を中心として、国連に連結させなければなりません。
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