二〇〇一年七月三日から十二日まで、韓国の主要十二ヵ都市で開かれた神様祖国定着大会以降、世界平和運動の旗手として平和大使が任命されるようになった。平和大使は、各国の社会指導層の人士はもちろん、多様な階層によって構成されている。平和大使は、世界の隅々に真の父母様の心情を連結する毛細血管のような使命を遂行するのである。
17 神様王権即位式を行ったのちに、神様が「文総裁は、愛する息子の中の息子であり、忠臣の中の忠臣であり、聖人の中の聖人である。王権を樹立したのであれば、王座に上がらなければならないが、その場はどこか」と言いました。そのような場がないことが、神様には悲痛なのです。神様の息子として、本来立つべき位置に立てていないことが、唖然とするというのです。神様のそのような立場を知っているお父様も、神様王権即位式一周年記念礼拝で、祈りながら神様に「申し訳なく、恥ずかしい限りです」と申し上げました。地球星を一つにし、霊界を一つにし、神様の王権を樹立してお迎えしなければならないのに、そのようにできていない環境で、霊界に送った責任者である息子と地上の父母様が一つになり、霊界と肉界を生かそうと総動員命令をして教育しているのを見るとき、神様も面目が立たないのです。
神様が「私に天上世界の解放圏をもって王権即位式を捧げてくれたその息子が、今も悲しみの場所を歩いており、夜道を歩いているのに、その道に明かりをともす国がないことが恨である」と言われるというのです。神様のこの恨を解いてあげられる代表者が、天の国の平和大使です。天の国の密使です。
18 平和大使は、天の密使です。密使は、前線に出ている最高の全権大使、特権大使と同じです。平和大使は王を身代わりします。彼が決定したことは国家全体を代表するものとみなすため、密使なのです。国家の秘密を誰にも通報することはできません。平和大使は、特権大使よりさらに高い立場です。ですから、王宮にも行き来できる権限をもつのです。
19 平和大使たちは、これから一つの公的な名義を守らなければならない責任をもっています。神様の祖国光復のみ旨と、故郷光復のみ旨を知る一人の師として、最高の位置に行って、すべての国を最後に整理しなければなりません。整備ではなく整理です。そのように、国を整理できる責任が、平和大使の重責を担った人々にはあるのです。
特に、国家の最高指導者たちに、天の憲法を扱える指導者として、教えてあげなければなりません。言い換えれば、その国に万王の王、分捧王という王権を身代わりした大使として行き、これを教えてあげなければならない責任があるというのです。平和大使は天使世界を代表する責任者なので、所有権をもって行くことはできません。すべてのものをきれいに天のみ前にお返しし、いかなる所有権ももたない公的な基準で行かなければなりません。
20 平和大使たちは、自分の勢力基盤よりも天のみ前に忠誠を尽くし、天国に直行できる道を行かなければならないことを教えてあげるのです。平和大使の召命的時代が来たというのです。特に、平和大使たちは、絶対「性」を完成しなければなりません。エデンの園で先祖たちが絶対「性」を守ることができずに堕落した、その根を抜いてしまわなければならないというのです。
21 この地の平和大使は、天使世界のことを意味します。これは、堕落したルーシェルの兄のような立場であり、親のような立場です。地上で真の父母と絶対「性」を中心として解放の土台を越えましたが、霊的世界が二分されています。霊界にいる天使世界と神様の新しい世界が分かれているのを、連結させなければなりません。その中間に現れたのが平和大使たちです。
この分かれたものを一つにしなければならないというのです。そうして、地上で絶対「性」によって築かれた家庭と全世界が一つの家庭の土台に従う伝統によって一元化された世界になれば、サタンまでも屈服するようになるのです。そのようにして、平和大使は天使世界と霊界を一つにしなければなりません。
22 平和大使たちは、天使長ルーシェルの兄のような役割を果たし、父のような役割を果たさなければなりません。ですから、政治世界の根本を中心として、正さなければなりません。それをするために、私たちが準備したのが「教正堂」です。「教正堂」は、教えて正しい家を造るのです。そこに入って教育を受け、様々な種類の組織を再びつくらなければなりません。このために、国連軍(平和軍)が再び現れなければなりません。そのようになれば、国家の軍隊がなくなり、国連軍が現れるのです。国連軍が、代わりにその役割を果たさなければなりません。
23 父母様がソロモン諸島に、自由世界の海洋圏平和大使本部を造るための準備をしています。日本は島国ですが、オセアニアに属さず、、アジアに属しています。台湾も島国ですが、アジアに属しています。その次に、フィリピンも太平洋の真ん中にありますが、アジアに属しています。インドネシアも太平洋の中で一番大きな国になっていますが、やはりアジアに属しています。この国々を、父母様が一つにするための運動を今までしてきたのですが、大会を終えて、新しい島嶼世界の総合的な平和大使本部を造り始めています。ソロモン諸島にオセアニア平和大使本部を造ろうと思います。これらの国を一つの国にしなければなりません。
24 幼稚園に通う平和大使もいなければならず、小学校と中学、高校、大学、大学院に通う平和大使もいなければなりません。神様の代わりに、父母様が数多くの国に平和大使を立てて祝福したのと同じように、皆さんも父母様の代わりに、そのようにしなければなりません。平和大使がいる所は、どこでも行く先々で歓迎を受けられる基盤をつくればよいのです。そのようにして祝福が終われば、地上天国になり、解放・釈放の世界になるのです。
25 幼稚園児たちまでも、平和大使にしました。今や、二世を中心として行うのです。二世時代です。平和大使の息子、娘まで平和大使になれば、現在の二倍になります。彼らは天使長(の立場)であり、その家庭の息子、娘です。皆さんはアダム家庭の国連大使と同じなので、彼らを教育して、逆さまに引っ張って、飛んでいかなければならないというのです。ですから、幼稚園児、小学生、中高生、大学生、そして、大統領まで平和大使にしておけば、新しい世界が開かれるようになるのです。
「国連平和軍聖戦追慕連合会」、「平和軍」、「平和警察」真の父母様は二〇〇四年十二月十三日、アメリカのワシントンDCで、六・二五動乱に参戦して世界平和と自由の大義のために生命を捧げた国連軍の将兵たちをたたえ、その犠牲の価値を広く知らしめるため、「国連平和軍聖戦追慕連合会」を創設された。そして、二〇〇六年六月十二日、「天宙平和連合平和軍・平和警察」の出征式を主宰された。真の父母様は、その場で彼らに対し、「人体の白血球と赤血球が、外部から病原菌が侵入するのを退けて健康を維持するように、世界の平和を守り抜く警備隊の責任を果たさなければならない」と語られた。「平和軍」と「平和警察」は、真の父母様の思想を中心として組織された平和共同体を守り、保護しながら教育する役割を担い、特に、サタン世界に浸透した悪の文化を浄化して、善の文化を定着させる使命をもっている。
26 天の国の「義勇軍」と「義勇警察」をつくるため、「国連平和軍聖戦追慕連合会」を創設しました。六・二五動乱に参戦した国連の十六ヵ国の在郷軍人が、ここに加わることができるのです。十六ヵ国に軍人たちがいるとすれば、その軍人たちは、参戦して戦死した人々の後継者になります。彼らをアベル、参戦した在郷軍人をカインとして、彼らを束ねてあげるのです。
27 「平和軍」をつくらなければならず、「平和警察」をつくらなければなりません。六・二五動乱のとき、十六ヵ国が参戦しました。六・二五動乱は、神様がサタンと闘った戦争です。聖戦だというのです。国連とアメリカが一つになり、韓半島の統一のためにやって来て、途中で失敗して帰ったので、これを収拾しなければなりません。それで、二〇〇五年七月二十六日に、「国連平和軍聖戦追慕連合会」の大会を行うのです。
28 韓半島の聖戦で戦死した勇士たちを中心として、「国連平和軍聖戦追慕連合会」という組織をつくり、生き残った人々を束ねようと思います。そうすれば、世界的な規模になります。各国の外務大臣や国会議員たちを立てて、「平和軍」をつくる前に、平和大使をつくることができます。
平和大使をつくれば、「平和軍」であると同時に、「平和警警察」になるのです。この人々は、軍隊に行っても教育することができ、警察に行っても教育することができます。その国の軍隊教育と警察教育まですれば、自然に「平和軍」、「平和警察」にまでなるのです。これは国境を超越しているので、どの国でも、闘争的概念を克服することができます。イスラエルとアラブ圏が今も戦争をしていますが、それを止めなければなりません。
29 二〇〇五年十月二十日、「天宙平和連合」創設記念世界巡回大会の当時、ウクライナで「平和軍」と「平和警察」の創設を宣言しました。ソ連が、相当な量の原子爆弾をウクライナに持っていって貯蔵しました。この爆弾があれば、世界を滅ぼせるのです。ボタンさえ押してこの原子爆弾が爆発するようになれば、その膨大なものが熱を放出し、数十里内にある第二の原子爆弾の基地の二つか三つだけが爆発しても、人類が滅亡するというのです。そのような危険千万な世界に私たちは生きています。ですから、聖書で強調しているように、早く武器を農機具に作り替えなければなりません。
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