6 皆さんは、「ユニバーサル・バレエ団」に希望をもたなければなりません。西欧社会の上流層の婦人たちは、バレエに対して評価できる実力がなければ、上流社会の女性として威信が立ちません。その水準に合わせるようになれば、ロシアからこの西欧社会全体、アメリカだけでなく南米全体の女性たちを一つに束ねることができます。そのようになれば、最高の女性たちを束ねることができる膨大な組織になります。
「世界平和女性連合」を通して、韓国から日本、日本からアメリカとヨーロッパまでつなぐのです。その背後の人脈を、UBC(ユニバーサル・バレエ団)やUBA(ユニバーサル・バレエ・アカデミー)と共に関係を結んで束ねておけば、万年続く組織になるでしょう。一度、この最高水準のバレエ団と連結されれば、家門の自慢の種になり得ます。全世界の名家の家門をこのように束ねるのです。
7 「統一原理」をテーマにしたバレエをつくらなければなりません。お父様が経てきた厳しい監獄生活のようなものを中心テーマにするのです。それができる振付師として、世界最高のチャンピオンのような人が、「ユニバーサル・バレエ団」にいます。
バレエ作品の中で、「ラ・バヤデール」は公演するのが非常に難しい作品です。群舞も難しいのですが、個人の技術面で最高基準の舞踏家にならなければなりません。個人の技術を中心として、専門家の立場から、直ちに評価されるのです。その次には群舞です。それが本当に大変なのです。全体が歩調を合わせなければならず、ペアを組んで一つにならなければなりません。足を上げるとき、ほんの少し高く上げてもいけません。その五十人、百人が跳ぶ音が、一人が跳ぶ音のように響かなければならないというのです。その公演を見ながら「まだもう少し訓練をしなければならない」と思いました。
8 私たちの舞踊団は、これから男女問題に対して徹底しなければなりません。芸能人たちがそのような問題で、世の中において良くない立場に陥り、脱落していった事実を正し、革命しなければなりません。私たちの「ユニバーサル・バレエ団」も、いくら実力があっても、そのような問題に少しでも引っ掛かれば、追い出すようにしなければならないのです。そのような面で世界的な大革命をしなければなりません。そのためには、み旨的な立場から手本を示さなければなりません。
芸能界が風紀を乱し、社会悪を助長する基盤になっているので、これを清算する代表にならなければなりません。それを知っている人々が革命をしなければならないのです。知らない人々では、革命をしても何の効果もありません。理論的な面でも行動的な面でも、内外を合わせ、彼らが公認できる立場で正々堂々とした路線をつくらなければなりません。私は、このような点から芸能分野に関心をもったので、リトル・エンジェルスもつくり、「ユニバーサル・バレエ団」もつくって、今や世界の頂上に上がってきたのです。
UBA開校と未来の芸術の課題真の父母様は、一九八九年三月二十五日、アメリカのワシントンDCにユニバーサル・バレエ学院を開設された。そして、一九九〇年九月五日、正式に「ユニバーサル・バレエ・アカデミー(UBA)」を開校された。真の父母様は、「今後、文化芸術は、神様を賛美し、青少年を正しく指導できなければならない」と強く主張された。
9 芸術団体として、東洋を代表して「ユニバーサル・バレエ団」があるとすれば、西洋を代表しては「キーロフバレエ団」があります。世界的水準にあるソ連の「キーロフバレエ団」の団長が今、「ユニバーサル・バレエ・アカデミー(UBA)」の学長です。今、「キーロフバレエ団」の重要な先生たちが、ワシントンDCのUBAに来て教えてくれています。
西洋の女性たちには、バレエが最高の関心の対象です。大統領の夫人や長官の夫人たちは、大概、バレエを鑑賞できる感覚をもっていて、バレエについて知らなければ、ヨーロッパ文化の価値を知らない人と思われるのです。ですから、有名なバレエ団が来れば、先を争ってチケットを買おうとします。お父様は、私たちのバレエ団をそのような最高水準にまで成長させました。
10 一九九〇年九月五日、アメリカのワシントンDCで私たちのUBA開館式を行います。ブッシュ行政府が懇請し、ソ連政府が許可して、UBA学長誘致が成就したのです。ブッシュが手紙を出し、ソ連政府が回答して、「キーロフバレエ団」の団長をUBAの学長に任命することになりました。それで、「キーロフバレエ団」の重要な先生たちを連れてくるのです。彼らも、ソ連の舞台だけでは希望がありません。自由世界の舞台で公演しようと考えて、開館式をすることになったというのです。
11 UBAの学長であるオレグ・ヴィノグラードフは、霊界から「あなたはソ連のためにキーロフを守るか、レバレンド・ムーンと働くか」と言われた時、「レバレンド・ムーンを中心として働くことを選ぶ」と答えました。どのようにして、オレグ・ヴィノグラードフという人がお父様と手を結んだのかが、西欧世界では謎なのです。ソ連政府も知らず、西欧社会も知りません。それは、神様と私とその人、私たちの中の数人しか知らないことです。
彼が、私たちのUBAに入るためにドアを開けようとしたとき、「ここは神聖な所だから靴を脱いで入りなさい。あなたが今から余生を捧げて働く所である」という天の啓示を受けたのです。ですから、このような天の命令に逆らうことができるでしょうか。完全に、本家に来たときのように振る舞うのです。
12 文化と言えば、芸術文化です。芸術には絵画も入りますが、舞踊は総合芸術です。特に、バレエのようなものは総合芸術です。美に関するものを、ただの絵ではなく、生きている絵画のように表現しなければならないのです。ですから、舞踊は、その国の民族文化の背景を代表した芸術です。
バレエにおいて、爪先で立ち上がるのは、神様を賛美することです。そのような伝統的思想を背景にした西欧文明の最高の芸術がバレエです。ところが、これがどのようになりましたか。音楽も、退廃思想、快楽主義に陥ったのです。それを、私が退廃思想に染まっていない本来の姿へと再現させました。それが今や、本格的な軌道に乗りました。世の中が何と言っても、お父様が数十年前から文化面でこのような独創的な基盤を築いてきたという事実は、称賛せざるを得ないことです。それに反対する人がいません。
「ニューヨーク・タイムズ」が「UBAはバレエのハーバード」と書きました。UBAが「バレエのハーバード」という名称をもらったのです。「ワシントン・ポスト」もそのように書きました。事実がそうなのです。アメリカとソ連の両国に橋を架けて、その覇権を握った人がお父様です。
13 韓国には「リトル・エンジェルス芸術団」と「ユニバーサル・バレエ団」があります。今は、西洋文化と東洋文化が転換される新しい起源の時です。その拍子に共鳴できる響きを天地に残すということは、韓国が、上は天から、下は地獄の底にまで、自然と垂直になって流れ出てくる道になるということです。それで、世界に一つの柱のような流れが生じれば、その柱を眺める周辺は、きれいにその影響圏に入るようになるのです。ですから、皆さんは感謝し、拍子を合わせながら、自分の生涯をそこに一致させられるようにしなければなりません。それを希望として生きる民族になるとすれば、韓民族は、神様の祖国のために、民族の位置と価値を堂々と結実させられる立場に進むことができるのです。
14 アメリカでは、テレビを通して二十四時間、映画を見ることができます。アクション映画を見ようと思えば見て戦争映画を見ようと思えば見て、恋愛映画を見ようと思えば見ることができます。ありとあらゆる映画がすべて出てくるのです。成人映画まで出てきます。ですから、青少年たちは一気に、そこに惹かれていってしまうのです。
青少年たちは、思想や伝統的な価値観がないので、行動に直接移すのです。青少年はそのようなものを見て、刺激的な面を追求しますが、伝統的にそれを制限できる環境条件もありません。ですから、即刻、見るやいなや行動するというのです。そのようにしていれば、この世界は近いうちに、完全に滅亡するのです。
男性と女性がしがみつき、一緒に滅亡してしまいます。また、麻薬に酔って、人類は、それこそ魂の抜けた、人間として価値のない人に落ちてしまうというのです。ですから、このような環境をどのように立て直すかが、深刻な問題です。これから理想世界を創建しようと主張するなら、根本に入っていって、このような世界的な問題を解決しなければなりません。このようなすべてのことを評価し、これから芸術分野を中心とした新しい文化創建の伝統基準をいかに早く立てるか、という問題が深刻だというのです。これが、世界を統一するに当たって、一番の緊急問題です。
15 私がアメリカに行って考えたことは、民主世界の先導国であるアメリカの若者たちが、映像メディアを通して急速に悪化の一路をたどっているのを、どのように防ぐかということでした。ですから、テレビが大きな問題です。アメリカでは、テレビ放送が二十四時間映るようになっています。映画や音楽のようなものも、二十四時間続けて放送されるので、そのような分野に関心のある子供たちは視聴するのです。現代の思潮の先端を率いているのが映像メディアですが、アメリカの若者たちがここに陶酔しているというのです。
このままでは、世界の若者たちが完全にサタン世界に落ちていくと考えるので、それに備えなければなりません。これを防ぐことができるのは、先端の映像メディアを通じる道しかないというのです。お父様が今まで「リトル・エンジェルス芸術団」もつくり、「ニューヨーク・シティ・シンフォニーオーケストラ」も引き継ぎ、「ユニバーサル・バレエ団」もつくり、先端を走るロックミュージックグループまでつくったのは、このような問題に備えるためでした。
16 お父様は、時間があれば、ラスベガスの芸能人たちに会おうと考えています。そうして、世界的に有名な人々を動かそうと思うのです。(そのために、)マンハッタンセンターに有名なオペラハウスを造ろうとしています。ニューヨークに一つ造り、ロンドンと東京にも造って、世界の有名な人々を引き入れるのです。私が会社をつくり、素質のある人は世界的に有名な人にしてあげるつもりです。私たちには新聞社もあり、広報組織までもっているので、新しい流行をつくることができます。万民に、清くて、人格的に推戴を受けられる素晴らしい芸能人たちに育てるのです。
それで、お父様は「リトル・エンジェルス芸術団」をつくり、「ニューホープ・シンガーズ」をつくり、「ニューヨーク・シティ・シンフォニーオーケストラ」を引き継いで世界的な水準に上げようとしているのです。
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