ブラジルのパンタナールは、神様が創造されたすべての生命体が、アマゾン川を中心に本然の状態で存続してきた所である。真の父母様は、パンタナールを源焦聖地、根源聖地、勝利聖地として奉献することによって、神様が創造された本然の自然を愛する基準を立て、第四次アダム圏時代に、創造本然の地上・天上天国を建設するための新たな出発地にしようとされたのである。また、ブラジルのジャルジンを中心に新しい希望農場を建て、自然と人間が調和して暮らしていく共同体実現のためのモデル的な空間にしようとされた。中南米摂理は、プロテスタント中心の北米とカトリック圏である中南米を一つに束ね、世界平和を実現するという目的で推進された。
1 パンタナールは、源焦的自然環境が整っています。魚から動物、植物が模範的な立場で備えられているので、アダムとエバが創造されたあとの地球は、正にこのような場所だろうと考えるのです。
ですから、そのような創造理想的な摂理のみ旨を抱いていた神様のみ前に、今、堕落した人類の先祖のゆえに生じた受難の道を通過して完全に抜け出し、解放されて最初の出発をすることができ、完成した第四次アダム時代を迎えるための新しい天地、新しい地上・天上天国を連結して着地させる出発基地が、このパンタナールにならなければならないというのです。
恐らく、アダムとエバも寒い所では暮らせなかったでしょう。ですから、神様は、アダムとエバのためにすべての万物も造り、この愛の家庭のために、千秋万代の後代において、これらを愛し、これらを管理、育成して暮らせるように、このような環境を祝福したと考えるのです。それゆえ、ここが、神様が最初に出発する聖地だというのです。源焦的な聖地です。最初だというのです。その次には、成約時代を出発し、地上・天上天国を開門する家庭的出発地になるというのです。
2 パンタナールを中心として、昆虫博物館、動物博物館、植物博物館、魚族館(水族館)を造らなければなりません。今まで神様が造ったものの中で、どれ一つとして絶滅していない本然の基準を中心として、愛することができるようにしようと考え、このパンタナールを源焦聖地、根源聖地、勝利聖地と言いました。愛したのです。結論を下せば、魚も「私」のために、樹木も私のために、緑地帯も私のために、動物も私のために創造したというのです。ために生きる愛を中心として、私のために生まれたので、私がために生きるときに、初めて平和の世界が訪れるのです。
3 真の父母様と統一家が行くすべての道を前にして、全体の先頭に立ち、今やサタンを屈服させて、天使長に命令できる時代を迎えました。そのような最初の出発基地として、このパンタナールが源焦的な基地にならなければならず、根源的な基地にならなければならず、勝利の聖地の場所にならなければなりませんので、万民がここを追慕しながら精誠を捧げ、天の福を集めて、一家、一国家、一世界の前に、自分たちによって伝授できる真の父母たちになることを約束する基地になるよう、お許しください。
ここを愛し、ここを守り、ここを自分の体のように、家庭を中心として国家全体が、神様の体の相対的存在としての出発基地をもてるようにしてくださったことを感謝いたします。
全体、全般、全権、全能によって主管してくださり、天に直行できる祝福の基地をここに選んで、父のみ前に奉献いたしますのでこの場を貴いものとして御覧になってください。
天の祝福の恩賜を根づかせ、万世の地上・天上天国をカバーして余りある精誠の血がにじんだ心情が連結され、新しい血統を通して御自身の愛を中心として、千秋万代、孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を果たせるようにしてください。祝福を受けた子女の家庭が一つになるようにしてくださり、先祖の伝統を受け継ぎ、余すところなく忠孝の道理を決意できる万世の後代、子孫たちになれるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。この時間、この場を源焦聖地、勝利聖地、根源聖地として選定し奉献いたします。
4 サロブラとパンタナール、その次にジャルジンは、これから世界的な観光の名勝地になるでしょう。霊界と肉界が連合できる内容を、ここで宣布しました。水陸、水と地が連結される所です。水陸が連結され得るすべてのものを決定していくのです。
5 私が今回発見したのは、南米、特にブラジルを中心としたその膨大な地域が、険しい山ではないということです。徐々に平地から連結され、千メートル以上の高地になっています。雨が降れば、丘のような所から四方に水が流れていくので、川がどれほど多いか分かりません。これが山脈になっていれば、大きな山脈に従って川がいくつか形成されるのですが、同じ平地になっているので、川筋がたくさんあるのです。
川が流れては合わさり、また分かれて進むのです。そして、高地によって気温が違います。海に棲む魚たちは、温度によって棲む種類が違います。ですから、あらゆる川の中で、自分たちが棲んでいる温度に該当する地域を中心に訪ねていって生息し、卵を産むのです。東側や南側、北側など、地域が異なっても、同じ温度であれば、何百メートル高い所にも同じ種類の魚が暮らしています。ですから、数多くの種類の魚がいるのです。
6 心を一方向に二十四時間集中させて、精誠を尽くすことができるのは釣りしかありません。ですから、二十五年間、船に乗りました。目さえ開ければ、海に出ました。今や真の神様の解放圏を成し遂げたので、釣りを終えるのです。それで、コディアクに行って「四・四節」を宣布してからは、釣りをするのではなく、今からは魚を愛さなければならないというのです。
魚を捕まえることが問題ではありません。魚から愛し、万物を愛して、種の絶滅を防ぐ責任が、父母様と統一教会員にあるというのです。
源焦的なすべての万物がいる所がパンタナール、アマゾン川流域を中心とした地域です。ここには、神様が創造したものがそのまま残っています。これをそのまま放っておけば、すべていなくなってしまいます。無知な人々がここに来て、「釣りをしてはいけない」と言っても釣りをし、網でも魚を捕まえます。それを制限しなければなりません。これを誰かが保護し、愛さなければならないというのです。お父様は、ここの生物の絶滅を防ぐために、海の魚を代わりに祭物とするのです。神様を解放するために、祭物が必要なのと同じです。犠牲にならなければなりません。
7 神様は、怨恨の歴史を経ながら、すべてのものを審判しましたが、魚の世界には審判がありませんでした。ノアの時に洪水審判をしたと言いますが、魚は死んだでしょうか。山の頂上にまで水が満ちるやいなや、水が流れる谷間にいた魚が、その世界のすべてのものを餌として吸収できる自由天地になったのが、ノアの審判の時だというのです。
人間の根本は、水中から発展してきました。そのような基準を中心として神様が創造したので、お父様もパンタナール、水の世界の南米を訪ねてきたのです。南米には、神様が創造した源焦的なものがそのままたくさん残っています。他の所では絶滅したものも多いのですが、ただ一つ、パンタナールを中心とした地域とアマゾン川流域には、多くの種がそのまま残っているのです。
8 天理の道理は、良いものは必ず悪いものを消化し、永遠の権威となり得るその何かをもって生きる人は、人生の永遠の勝利者になるということです。それが真の愛です。谷間も好み、頂上も好まなければならないというのです。お父様は、谷間を嫌い、頂上だけを好むのでしょうか。違います。ですから、パンタナールを訪ねてきました。
水深が深いその場に、世界のすべての深い所に棲むものたちが展示されています。ですから、おもしろいのです。北半球で見ることができない、あらゆる種類の生物がいるというのです。それが魅力的なのです。このようになっているのに、海へ行って海の魚を釣るのですか。海の魚は、いくら釣っても歌を歌えません。ここに来て見てみると、歌を歌えない魚がいないというのです。魚を釣ってみると、その歌が千態万象です。オーケストラ以上に美しい歌を魚が歌うのを聞くと、どれほど神秘的か分かりません。
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