9 ジャルジン付近にあるペルジードは、農業をしたり、果樹園をしたり、植樹をしたりするのに最も理想的な土地です。ブラジルで一番良い土地であり、南米で一番良い土地だというのです。
南米には主に野原だけがあるのですが、ここには山もあります。韓国の風土です。山が多く、水が澄んでいます。澄んだ湖のような川が流れています。南米では澄んだ川を見るのが本当に難しいのですが、ここだけは、きれいな川があるのです。その澄んだ川が流れる所に、二十二の滝があります。これが、私たちの土地にすべて入っているというのです。イグアスの滝はその一つですが、ここは観光地としてこれ以上良い所はありません。水泳もすることができます。
そこにはドラドという魚をはじめとして、たくさんの魚たちがいます。ただでさえ、釣りをすればよく食いつくのに、食べる物を与えれば、飛んできて食いつくというのです。子供たちが一度来さえすれば、そこで暮らそうと大騒ぎするでしょう。周囲の人々は、「レバレンド・ムーンはなぜジャルジンに関心があるのか」と言いますが、そこに来て見てみれば、「いやあ!ここは天国のようだ」と言っているのです。
10 私が南米に行って驚いたことが一つあります。数千、数万匹の鳥が集まって音楽会をしているのか、「チェッチェチェッ」と同じ声を出しているのですが、拍子を合わせて鳴くのです。それが素晴らしいというのです。「鳥のオーケストラとは、あのようなものなのだなあ!」と思いました。昆虫オーケストラ、鳥オーケストラ動物オーケストラ人間オーケストラ、このようなオーケストラが一緒に交わって演奏するのが、この世で最高に素晴らしいオーケストラでしょう。神様はそれを聞きながら酔いしれ、気分が良くて喜ぶのです。
また、南米に行って私が発見したことは、歌を歌えない魚がいないということです。北半球の魚たちは、歌を歌えません。南米はいつも春か夏であり、いつでも花が咲き、いつでも食べる物が多くあります。ですから、歌を歌うしかすることがないので、魚も歌うのだと思います。しかし、北のほうでは、四ヵ月の間、冬眠しなければなりません。ですから、歌を歌えないのでしょう。
水のある緑地が、人間が暮らせる理想地帯であると同時に、動物やすべての生物が棲める理想地帯です。そのような緑地に幸福を感じられる天国をつくり、人間として、動物と共に踊りを踊りながら人間オーケストラ動物オーケストラ、自然オーケストラがあるその環境で楽しんで暮らす人が、天国で最も良い所に行くでしょう。
ジャルジンの新しい希望農場真の父母様がブラジルのジャルジンを訪ねられたのは、一九九四年十二月八日のことである。この時、ここで釣りをされながら、新しい希望農場を建て、神の国を建設する実践道場とされた。真の父母様が、生態系がきちんと保存されているジャルジンに新しい希望農場を建てられたのは、神様が太初に創造しようとされたエデンの園、すなわち、理想共同体を実現するに当たって、この地域が適合していると考えられたからである。そのため、世界の人々が集まり、兄弟愛を体恤しながら、自然と共に生きていくことのできる共同体訓練をこの場でされたのである。昔からジャルジンは、「主が来られる場所」という預言が伝えられていた。
11 ジャルジンで世界を一つにする活動をするのは、万国平等主義の思想的基盤を急いで必要とするからです。超民族的な環境を必要とするので、ジャルジンで行うのです。ジャルジンというのは、本来、ガーデンです。ガーデンとは、エデンの園のことを意味します。昔、預言をする神父たちが、「ジャルジンに主が来る」と言ったというのです。ですから、多くの人が、この新しい希望農場がある所は、福を受ける場所だと預言したのです。ここは海抜九百メートルの所にあるので、熱帯地方の榖物と寒帯地方の植物が、どこにでも育つ良い地域です。稲でも何でも、簡単にできるというのです。
12 地を愛してこそ、万物を愛することができ、万物を愛してこそ、すべての動物と万物の霊長である人間を愛することができ、人間を愛してこそ、神様を愛することができるのです。皆さんは、地と万物と人を愛するとき、どこに行きますか。ブラジルにある私たちの新しい希望農場に行かなければなりません。そこは世界、天地を代表します。世界百六十ヵ国のすべての動物たちを代表します。
その地域には、鳥と昆虫、魚、名前も知らない木がどれほど多いか分かりません。それで、「いやあ!愛を交わすとすれば、本当に素晴らしい愛を交わすだろう!」と考えました。朝は鳥のさえずりで眠りから覚めます。様々な色の鳥がいるのです。
アメリカでは、秋になると昆虫たちのオーケストラがあると言いますが、南米には鳥のオーケストラがあり、魚のオーケストラがあります。歌を歌えない魚がいません。そのような意味で、私たちは地を愛さなければなりません。
13 万物がノアの箱舟に入ったのと同じように、新しい希望農場にすべてのものが入ってくるようにするつもりです。そこには博物館もあり、動物園と植物園はもちろん、湖を中心とした養殖場もあり、山を中心としては狩猟場もあるのです。
その次には、大洋にまでも通ずるようにします。ですから、世界のあらゆるものを備えるのです。今後、世界のあらゆる博物学者、植物学者、農学博士、科学者は、ここに集まるでしょう。世界一の工場を移してこようと思います。ですから、ここが理想的な国になります。創造以来、理想的なすべてのものがここに集中して、万民の教材としてエデンになるのです。
14 新しい希望農場に、世界にない一番の牧場を造るつもりです。そうして、世界の牧場を運営している人々が、「新しい希望農場に行って学ぼう」と言えるようにします。それから、博物館を造ろうというのです。博物といえば、石と植物と動物がすべて入ります。そうして、新しい国を創建するために、建国の支えとなる家庭を築き、そのような村をつくり、都市をつくり、国をつくっていくのです。それが、歴史になかった「天国」という名をもつことになる、私たちの国です。
15 お父様は、海を愛しています。水を愛しています。水はすべての生命の根源です。水は、すべてのものを抱き、消化するのです。
ジャルジンに行けば、ミランダ川とラプラタ川があるのですが、その二つの川は陰陽の関係です。ラプラタは澄んだ水ですが、ミランダは泥水です。ミランダ川では泥水になっていても、渦によって澄んだ水が流れ込んでくれば、ためらわずにぐるぐる回って入っていきます。泥水なので色が変わるのですが、流れ流れて時がたてば、再び元の色を取り戻し、澄んだ水になれる力をもっているのです。
神様と真の父母様の思想とは何でしょうか。水は、成長する生命体の端まで上る力があります。数千メートルの地中にも入り込める力があるというのです。関係をもたなかった所がないので、神様の所有圏になります。そのような思想を引き継いだのが統一教会なので、統一教会員たちが行く所では、神様を身代わりできる水のような使命を果たさなければなりません。
すべてを抱き、消化して、万物の前に誇り、その次に、すべてのものを激励して、新たに変化させられる力にならなければなりません。
16 ジャルジンにある川の名前は、ミランダとラプラタです。金の水と銀の水です。水の中で一番だというのです。この世の土地は黄土色です。金色です。霊界に行けば、銀色や白金色です。その二つの川が一つになる所に私が釣り場の王宮、水王宮を造ろうと思います。
人の体は、三分の二が水です。すべての万物は、水を使っています。生命体は、水によって存在するというのです。それが公式です。地上の生命体すべてが、水によって生きるのです。ここは、そのような表示的条件に適合した土地です。父母様と世界の人々がこの水の流れを抱くようになれば、世界、天地のすべての生命が抱かれることを象徴しているのです。
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