人類は、人間先祖の堕落により、神様との心情的関係が切れるとともに、霊的世界に対して全く無知の状態で生きてきた。神様がこのような人類の霊的無知を打開し、救援摂理を完成するための核心的な手段として立てられたのが、宗教であり、宗教は、時代と地域によって、聖人たちの教えを中心に人類を覚醒させてきた。そして、ついに真の父母様がこの地に来られ、「父母の宗教」時代を開き、すべての宗教が一つになって神様のみ旨を実現するように導くため、宗教の連合と一致運動に生涯を捧げられたのである。
真の父母様はいち早く、一九六〇年代の中盤から超教派運動を展開し、統一教会とキリスト教団の和解と一致のために努力された。また、一九七〇年代には、韓国宗教協議会を中心に、宗教連合運動の先頭に立たれた。超教派運動と宗教連合運動は、宗教者たちを和合と統一に導く二つの軸として、一九八〇年代からは、同家的段階を越え、世界的な超宗教平和運動に発展した。このために、真の父母様は「国際宗教財団」と「世界宗教議会」、「世界平和宗教連合」、「世界平和超宗教超国家連合」などを立てられた。
真の父母様のこのような宗教連合活動は、全人類を神様の子女として生み変えることに、その究極的目標がある。そのため、真の父母様は、宗派を超越した超宗教祝福結婚式を通して、これを具体化された。二〇〇二年には、アメリカのワシントンDCを中心として、世界で「十四万四千双超宗教聖職者祝福結婚式」を挙行するなど、数回にわたって超宗教祝福式を主宰されることにより、宗教間の壁を崩し、世界を神様のもとの一つの家族として束ね、世界平和を実現するために努力された。
真の父母様がこのように、超宗教平和運動を導いてくることができたのは、神様の心情を誰よりも深く体恤する場で、霊界全体の実相を自ら経験することにより、今後実現すべき天一国に対する確信をもっていらっしゃったからである。真の父母様は、霊肉界にわたって蕩減復帰摂理路程を勝利していかれ、堕落の歴史により霊界と地上において、幾重にも囲まれた障壁を崩して地上天国と天上天国の基盤を築き、霊界解放の道を開かれた。そうして、神様が地上と霊界を思う存分に治めることができ、霊界の霊人たちと地上人たちが自由に通じ合える霊肉界一体圏の時代を宣布されたのである。
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