13 私たちは、み旨のために前進しなければならないのであって、後退や停止をすることはできません。前進のための一時的な停止や整備するための停止はあり得ますが、停止するための停止はあり得ません。統一教会は前進しなければならないというのです。
今、キリスト教が、統一教会のために大変なことになっていると大騒ぎしています。彼らに対して「後退せよ」と言っているのではありません。統一教会によって、キリスト教がすべて刺激を受けて前進しなさいというのです。そのような意味で、神様とキリスト教に貢献していると自負しています。
また、韓国宗教協議会が統一教会を加入させたので、社会問題になったと言いますが、キリスト教は私と統一教会に刺激を受けたので、昔の宗教よりも、新たな宗教として前進することができるのです。
そのような意味で、経済的な消耗はありましたが、良いことをしていると考えているのです。
14 統一教会は、韓国宗教協議会や「週刊宗教」を中心として、宗教の最高責任者たちを一つにするための作戦を行っています。その風土がある程度造成されれば、すべての宗教団体は超宗派的な立場で、宗教の怨讐である共産勢力の脅威から国家の運命(を守ること)に責任をもつ思想的基盤になり得るようにしなければなりません。
ですから、私たちが宗派を超越し、超宗教的な立場で反共の姿勢をどのように確立するかが、何よりも緊急な問題とならざるを得ないのです。
それゆえ、私たち個々人の使命ももちろん重要ですが、全体に責任をもった立場で、このような問題を急いで解決しなければならないので、超教派運動をしながら韓国宗教協議会まで導いてきたのであり、また、それを中心として「週刊宗教」までつくっておいたのです。
15 週刊宗教社は、統一教会の週刊紙を作るために設立したのではなく、宗教の週刊紙を作るために設立したのです。これに関するたくさんの計画があります。今後、何をしようとしているのでしょうか。
今、宗教界は、自分の宗派でなければならないと言って、「独不将軍(トクプルチャングン)」(何でも自分の考えどおりに一人でする人)の振る舞いをしています。そのようにしていては、何もできません。休戦ラインで北の共産圏と対峙している韓国の立場から見れば、なおさらそうです。神様が嫌う共産主義であり、人類が嫌う共産主義です。宗教者同士で心を合わせ、決着をつけなければならない第三の怨讐であり、大きな怨讐が残っています。それは、国内にいる怨讐より、さらに大きな怨讐です。
ですから、宗教者たちがまず合同作戦を行わなければなりません。合同作戦を行うためには、誰かがそのような風土をつくらなければならないのです。
16 ソウルには、韓国宗教協議会に属している教団の集会所がたくさんあるのですが、何としてでもその場所を活用して、それらの教団が一緒に集まることのできる体制をつくろうと考えています。ですから、私が韓国宗教協議会の創立二十二周年の総会の際に、そのような提議をしました。その時、「自分たちが後援する」と言ったので、韓国宗教協議会の議長が本格的に推進しています。仏教の布教所でキリスト教徒たちが集会をし、キリスト教の集会所で僧侶たちが布教する、交換活動を展開させようと思います。宗教全体が連合して共産主義を防ぎ、無神論者たちを導かなければなりません。
17 今まで、歴史時代において、国家と世界は関係がありませんでした。これが第二次世界大戦以降、一九六〇年代を中心として冷戦体制に入って世界的な角逐戦をすることによりブロックが形成されて今の時代に入りました。
昔は、自分の国を中心として生きればよかったのですが、今は国を越え、世界と共に生きなければならない時代です。このことは、国を治める政治家だけでなく、宗教界でも問題になります。
四大聖人によって世界的な版図を備えた宗教圏でも、問題になっているのです。宗教も、自分の宗派的、あるいは地域的な文化背景を中心として進んではいけない時代になったので、宗教間において和解をしなければならないと考え、私は今まで数十年間、超教派運動と韓国宗教協議会の活動をしてきました。今や、世界的に宗教連合体制を構成することができなければなりません。
18 イエス様も、十字架で亡くなるとき怨讐を愛されました。ローマは大怨讐でしたが、彼らを愛されたのです。その怨讐を愛さなければ、天国に入ることができないので、「愛しなさい」と言いました。そのようにすることによって、サタンの計略から抜け出したのです。私にとって、アメリカは怨讐です。しかし、あだを討つのではなく、愛するのです。ですから、神様は打たれて奪ってきます。そのように、統一教会は迫害を受けながら、発展してきたのです。私は、滅びゆくアメリカを救うためにアメリカに来ました。ですから、サタンが私を讒訴する何の条件ももち得ないのです。私はアメリカで、「アメリカ自由協会(AFC)」と「世界聖職者会議(ICC)」、「統一神学大学院(UTS)」をつくりました。このアメリカを愛するがゆえに、つくったのです。
19 私たちはアメリカで、教会の十字架を外す運動をしています。連合教会を中心として、教会の十字架を外してこそ、イエス様がイスラエルの国の救世主の名で帰ることができる道があります。十字架を外せば、連合教会へと進まざるを得ません。教派が根こそぎ十字架を外してみてください。十字架を外して連合教会の看板を付ければ、アメリカはよみがえるのです。
20 アメリカの四十四の教団から、重要責任者百二十人が清平修練所に行きます。清平に行って、統一的な連合教会を模索するのです。教会を一つにするのです。教会を一つにすれば、アメリカを生かすことができます。
分裂した教会では、国を愛することができません。国を探して立てることはできないというのです。争っているので、一つにならなければなりません。ですから、連合教会の形態をつくるのです。このようにして、統一教会のカイン教会をつくります。十四万四千の教会をつくるための作戦が出発するのです。
21 アメリカの五十州をどのように取り戻すのでしょうか。このために、司教(主教)クラス以上の百二十人の人々が韓国に行って、十四万四千の連合教会をつくるための宣言をしてこなければなりません。そのようにしなければ、教派の争いゆえに、家庭も失い、息子、娘も失い、社会も失ってしまうというのです。すべて、教派の争いのために台無しにしてしまいました。
アメリカが滅びるようになれば、教派の争いゆえに滅びたと考えるのです。また、宗教が滅びるのは、宗教の争いゆえです。教派の争いと宗教の争いゆえに、神様の摂理を破壊し、サタンの前に再堕落させた結果となったので、これを砕いてしまわなければなりません。
22 「米国聖職者指導者会議(ACLC)」と、韓国に行ってきた牧師たちの十二教派を中心に連合して、十四万四千の教会をつくれば、その牧師たちを中心として政治と教会が一つになって、アメリカを救うことができます。アメリカが再びよみがえることができるというのです。アメリカがそのような基盤を築けば、次は、アメリカのキリスト教が超宗教圏を中心として、先導的な立場で世界を救うことのできる準備をするのです。
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