真の父母様は、早くから霊界の構造と実相を明らかにされ、霊界解放のために一生涯、精誠を尽くされた。特に、霊界における四十三日間の闘争を通して、神様の御印(ぎょいん)を押されるなど、地上と霊界の統一と救援に向けた天宙的摂理を導かれた。
1 本来、宗教は神様から出発します。統一教会もそうです。統一教会も、伝道して集まったのではありません。私が伝道して、このように多くの人が来たのではないのです。霊的に高い霊力をもった人々が集まってきました。霊界が案内してきたのです。このようにして来た人々は、「神様はいない」とは言えません。そのような経験のない人が神様を否定するのであって、経験がある人は神様を否定できないのです。
自分たちが信仰生活を長くしながら、現実の中ではっきりと神様を体験し、認める人々が大勢います。彼らは、神様を否定することができません。そのような人々は、「神様はいない」とは夢にも口にしません。そのような霊的アンテナが高い人々は、一つの場所を知っているのです。中心を知っています。そのような人々が、自動的に中心のほうに集まるようになって、統一教会を始めたのです。統一教会は、神様との直接的な関係から出発したのです。
2 皆さんは、永遠の世界があること、すなわち霊界があることに対して絶対に否定できません。なぜなら、それは少しだけ努力すれば体験するからです。少しだけ努力すれば、難なく体験するというのです。長く統一教会にいる人たちは、みなこれを体験して、統一教会に入ってきたのです。
体験しなかったとすれば、人々が反対し、迫害する統一教会を誰が信じるでしょうか。ところが、体験するので、信じなければ居ても立ってもいられないように、霊界から押し出すのです。それで信じてきたのです。ですから、霊界があることに対して否定できません。
3 私は、皆さんが想像もできない背後をもっています。世界史的な内容をもっているというのです。本然の世界に入って体験したこともあり、どこの誰が「神もいないし、霊界もない」といくら弁明しても、弁明できない実証的な材料をいくらでももっています。
このような材料は、皆さんが今に至るまで習慣的に生きている生活圏内の関係の中から出てきたものではありません。誰よりも切迫した立場、目が涙でぐしょぐしょになる立場から出てきたのです。膝をついて地面にひれ伏し、何日間も訴えた精誠の底から出てきたのです。
4 私は、いくら霊界の事実を知っていても話しません。知らない人のようです。ところが、私が行くべき道の問題に入っていけば(冷静)沈着です。無慈悲に方向を選別できる何かがあるので、今日、混乱した霊的過程を克服し、混乱した時代過程を克服できるのです。
いくら波風がぶつかってきても、その波風が私にぶつかって、私を押し出すのではなく、その反対になります。このようにして、個人的混乱時代を経て、家庭的混乱時代を経て、国家的混乱時代を経て、今、世界的混乱過程において進軍しているのです。全世界が混乱したこの過程で旗手になろうというのです。
5 自分の素質が神霊的な面に合う人々は、霊的なことについて関心をもちます。私はもともと、そのように生まれつきました。神様に関する話をすれば、非常に気になるのです。御飯を食べずに二十四時間聞いても、聞くほどおもしろくなるのです。そのようなときは、それを一方的にするのではなく、真理で補強しなければなりません。このように、両面を選別していかなければならないのです。自分の素質、自分がどのようなタイプの人間かは、各自が分かるでしょう。そうすれば、その反対の分野を啓発するために努力しなければなりません。
真理を探究したり、神霊的な面での体恤をしたりしなければなりません。必ず祈りと真理の探究が必要です。神霊的なタイプの人は、既に霊的に感じたことを真理で消化できる基盤を築かなければならず、知性的なタイプの人は、その知性的な面に神霊的な面を補強できる体恤的な基盤を築かなければなりません。そうすれば、それは必ず、自分が落ちていくことのない永遠の基盤として発展できる基礎になります。
自分一人では大変なので、必ず自分と相対的な素質をもつ人を友達にしたり、師にしたりして、指導を受け、協助を受けていかなければなりません。それが一番正しい道なのです。
6 霊界に行って神様まで認定するようにしなければなりません。それは、原理を学べばすべて分かるようになります。霊界をすべて暴いて体系をつくらなければなりません。私がそのような体系をつくったのです。その世界はあまりにも膨大で、手を付けることができません。
ぼろぼろの布の包みをすべてほどいて、王が着てお出ましになる服まで作れるほど、膨大なその世界を整理することができなければなりません。そうして、神様が「あなたは歴史始まって以来、私よりも優れている」と言えるようにしなければならないのです。そのようにして御印を押され、勝利した人は私しかいません。
7 自分の心の声を聞ける境地を尋ね求めていかなければなりません。神様との対話は、祈祷を通してするのではありません。そのような境地に入れば、翌日、もしくは次の週に行う会議の内容まで、あらかじめ語るのです。夜なのに眠らず、心の深い所では会議をしているというのです。お母様はそれを知っています。
汽車に乗っていくとしても、独り言を言うのです。その境地に行けばそうです。ラジオ放送の音を聞くのと同じように、心の根元から響いてきて、大宇宙に共鳴するようになるのです。他のものは聞こえません。その周波数、波長が合わなければならないのです。
8 霊界にいる大勢の霊人たちと、四十三日間、闘ったことがあります。十二使徙とイエス様までも私を見分けることができませんでした。霊人たちは、私が霊界を滅ぼそうとしている、というのです。ですから、誰が正しく、誰が偽りかを明らかにする闘いが、四十三日間繰り広げられました。
その時、神様は判決を下しませんでした。神様は、誰が正しいか闘ってみなさいというような立場でした。霊界も譲歩せず、私も譲歩しなかったのです。ですから、千年、万年、闘いが続きそうなので、神様が判決を下さなければならないという立場にまで行きました。神様は天理の公法によって判決を下したのです。
その闘いで、私が勝ちました。それで、霊界にいる大勢の霊人たちも、私の話を聞くようになったのです。今や霊界も、私によって左右されます。そのように霊界を統一した条件を立てたので、地上の統一をするのです。
真の父母様は霊界の専門家真の父母様は、講演を通して御自身のことを「霊界を最もよく知るチャンピオン」であると語られたように、霊界の最高の専門家であられる。霊界との交流を通し、人間先祖の堕落以降の神様の恨と人間の恨を隅々まで明らかにし、神様を解放へと導かれ、永生のために人間が地上の人生をどのように生きるべきかを提示されたのである。
9 皆さんは霊界についてよく知らないのですが、私は霊界の専門家です。恐らく、「霊界を開門するに当たって、理論的基盤に基づいて霊界を教示し、体系的内容で明らかにしてくれた元祖が文総裁である」という記録が残るでしょう。
私を指して「真の父母」と言うのですが、その「真の父母」という言葉は恐ろしい言葉です。真の父母になったならば、真の家庭を率いなければなりません。ここに一族がくっつけば、真の一族を率いなければならず、これが民族に拡張されるときには、民族を率いなければならず、国家と世界に拡張されるときは、国家と世界を率いなければならず、天地、霊界と肉界に拡張されるときには、それを率いることのできる能力がなければなりません。
10 世界は真の父母を必要とします。地上世界だけでなく、霊でも同じです。霊界に愛の宮殿を造らなければならないのに、そのような人がいないからです。霊界の宮殿は、神様も造ることができず、霊人たちも造ることができないというのです。真の父母が造らなければなりません。
霊界において、愛の宮殿は真の父母から始まります。真の父母が霊界に行って、「ここを宮殿にします!」と宣布すれば、その宣布を中心として全霊界が定着するのです。
そのような責任が残っているので、霊界でも私を絶対に必要としています。
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