12 お父様は、一九四八年二月二十二日、北朝鮮の獄中生活から出発して一九五〇年十二月に韓国に入り、キリスト教圏内を中心として一九八二年二月二十二日まで、三十三年かかって、霊肉界統一式を行いました。三十三年になる年に行ったのです。そうして、ここから出発するのです。
この三十三年は、イエス様の三十三年の生涯に相当します。これを蕩減して、霊的基盤と肉的基盤が世界の上に立たなければなりませんでした。この霊肉を中心とした所に蕩減基準を連結しなければならないというのです。国家的基準を越えて世界的基準で行わなければなりません。その日が、一九八二年二月二十二日です。三十四歳圏は、イエス様が死なずに生きて出発する時です。復活圏に入っていくというのです。これをすべて蕩減したので、迫害はいくらも残っていないということです
13 一九八二年から七年間に、すべてのことが終わらなければなりません。ですから、共産世界まで越えていかなければならないというのです。民主世界では、キリスト教の再復興が起き、道徳と倫理の再建運動が起きるでしょう。皆さんは知ませんでしたが、それが可能になるように万全の準備を今までしてきたのです。
それでは、統一教会員が心情的に一つになることができる良い時がいつかというのです。アメリカの法廷闘争を中心として、すべての統一教会員たちが心を一つにし、志を一つにしなければなりません。それ以降は、反対されても私たちが攻勢に出る時代に入ります。私たちが主体になることができるのです。
「開天門の日」宣布(一九八五・二・一、アメリカ、ダンベリー連邦刑務所)14 アメリカが、私をダンベリーの監獄に放り込みました。それで、監獄で一九八五年二月一日、「開天門の日」を設定しました。私がアメリカに行っていなければ、地獄と天国の門を開くことのできる道が生じなかったでしょう。また、監獄に行かなければ、それをすることができなかったでしょう。サタンが私を押し込めて、自分の願いを成就できると思ったのですが、反対に私は、死なずに地獄と天国の門を開き、地獄と天国が通ずる道を開いておきました。
だからといって、地獄にいる人が天国に思いどおりに入っていけるのではありません。天上にいる自分の善なる先祖たちが来て、地上地獄にいる子孫たちを教育し、引っ張っていける道ができたというのです。
今までは、天上の善なる先祖たちが地獄に行こうとしても、行くことができないように、塀ですべて囲まれて塞がっていたのですが、その道を開いておきました。塞がっていた塀を開いたのです。個人において、体と心を中心として塞がっていた塀、男性と女性を中心として塞がっていた塀、サタンの愛が根となってすべて塞がっていたものを、私が本然の神様の愛を中心として押しのけたというのです。
ですから、家庭の門、氏族の門、一家、一族の門が開かれたのです。
「世界統一国開天日」宣布(一九八八・一〇・三、一和龍仁(イルファ・ヨンイン)工場)15 自分の故郷にいる兄弟姉妹を各国の兄弟姉妹と連結させれば、世界は自動的に連結されます。そこにおいて、一番目がどこかというと韓国と日本です。アダムとエバが一つにならなければなりません。統一が始まるには、日本と韓国が一つにならなければならないのです。アメリカと韓国とドイツとソ連が一つにならなければなりません。この四ヵ国が世界的結実体として、真の父母を中心に、支障を来さないようにカインとアベルの両面の基盤を完成させたので、初めて勝利的天国基盤を築くことができるというのです。
第一は韓国と日本の統一開始であり、第二はアメリカと韓国とドイツとソ連の統一開始です。その次に、アメリカのキリスト教と韓国の統一教会による統一世界が始まるというのです。これが三番目です。四番目は、キリスト教とキリスト教文化圏がアベルになって、唯物史観の共産世界と唯心世界の統一を成し遂げるのです。五番目は、地上世界と天上世界の統一です。それが連結されることによって、初めて天上世界と地上世界の統一が始まるというのです。
六番目は、摂理史的蕩減責任完遂です。摂理史的責任完遂がすべて終わったというのです。責任が完遂されたので、完成した家庭が出発するとともに、サタン世界は存在できなくなります。このように解放された世界基盤の上で、初めて完成した家庭体制が生じ、家庭だけでなく、氏族、民族、国家、世界体制圏が生じることにより、サタンの存在価値がなくなるのです。それは、解放世界になるということです。
それゆえ、七番目は地上天国世界が出発し、八番目は家庭、国家、世界、地上天国、天上天国の実現が始まるのです。天地に初めて、愛の一体理想世界が展開されるというのです。それで、統一誓約と関係している前後のすべての内容を中心として、きょう一九八八年十月三日に「世界統一国開天日」を宣布するのです。
天地父母宣布式(一九九〇・二・二七、漢南国際研修院)16 父母様の家庭は茎です。ですから、茎の根から茎の芽を中心として、皆さんが一つになって進まなければなりません。そうして、これから他のものに接ぎ木するのではなく、同じ種類のものに接ぎ木しなければなりません。
同じ種類とは誰かというと親族です。過去においては、カインとアベルは違う種類でした。天の側の種のもとに、カインを切ってしまってアベルをつないだのです。ですから、血族も違いましたが、今の時代は、血族が同じです。息子が自分の父母に接ぎ木(の役事を)するのです。ですから、簡単です。反対しなければ、直ちに一つになります。今までは木の種類が違ったので、接ぎ木するのが大変でしたが、同じ種類の木同士(親族)は簡単だというのです。自動的に通じます。ですから、一九九〇年二月二十七日に天地父母宣布式をしたのです。
このようにして、全国を経てきたあとには、王権宣布式をしなければなりません。定着するのです。定着しておけば、これからは驚くべきことが起きます。
祝福を受けた家庭を中心として見れば、天使世界と同じである霊界の先祖が素早く来て協助するようになっています。来て守ってくれるようになっているのです。天の国、本来、神様の創造理想の国では、天使長がいつでもアダムを協助するようになっています。それと同じように、天の国の王権を宣布したあとは、善なる霊人たちが王権一族に対していつでも協助する時代に入ります。ですから、私たちの周辺にサタンがいなくなるというのです。
霊界解放圏宣布(一九九〇・一一・一七、漢南国際研修院)17 一九九〇年十一月十七日、第三十一回、三十周年の「子女の日」を迎え、祈った内容とは何でしょうか。今や、すべてのことが解放だというのです。霊界解放圏を宣布しました。父母様が宣布すれば、それが問題になります。
今まで霊界は、カインがアベルを利用できる時代でした。ですから、霊通する人々、霊界に接した人々が、地上のアベル圏を中心として利用してきました。しかし、父母様が蕩減復帰の原則によって、勝利の基盤を築いてあげることによって長子権を復帰したので、今やアベルが兄の位置に立ちました。天使長が先に生まれたのですが、本来はアダムに屈服し、アダムを保護すべき立場だったのです。
しかし、人間が堕落することによって、今まで長子権を中心として、悪魔がこの地の未熟な人間世界を自分の思いどおりに料理してきました。それゆえ、霊界に通じる人々が、この地上の子孫たちを逆利用したのです。カインがアベルを祭物として、命を奪ったというのです。
今やその時代が過ぎ去ります。長子権復帰時代が過ぎることによって、霊界はアダム圏に屈服しなければなりません。そのためには、理論的体系と実戦的基台を中心として、神様のみ前に祭祀を捧げなければなりません。その祭祀を捧げる式が、きょうの「子女の日」の敬礼式で執り行った、霊界解放圏宣布でした。この場で祈った内容がそれです。
時が満ちたので、今まで天上世界と地上世界に逆さまに流れていた潮流が、今や正しく流れなければならないというのです。
天が長子権を復帰したので、これから生まれる次子たちと今のすべての次子たちは、天の統治圏内にいます。ですから、長子権復帰以降の次子権時代には、悪魔の活動舞台を天法において許すことができません。
霊界に行ったすべての霊たちが、今まで地上のアベル圏を利用しました。長子が次子の命を奪って祭物にしたのと同じように、逆利用していたものが、今からは長子権が復帰されたので、長子が霊界までコントロールするのです。
これからは、私たちに協助してこそ、自分たちが福を受けるようになっているのであって、反対すれば反対するほどどん底に落ちていきます。天運が急変していくのです。
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