26 皆さんの兄弟を復帰し、父母を復帰して、家庭の王権を取り戻さなければなりません。そうしてこそ、永遠なる大宇宙の王権も皆さんと連結され、そのように連結されることによって、小さな勝利の基盤が大きな勝利へと連結されて、幸福な皆さんになります。それで、氏族メシヤが必要なのです。
今やお父様が皆さんを連結させ、皆さんが皆さんの家庭と一つになれば、皆さんもお父様の位置に入っていくことができます。そのようになる時、皆さんの氏族メシヤとしての使命が終わるのです。そのようになれば、皆さんが氏族的な王権をもつようになります。お父様ではなく、皆さんがもつようになるのです。そのようにしておいてこそ皆さんの故郷の地が天国になります。
共産世界と民主世界にいまだに残っているサタンを消化するために必要なのが「天父主義」です。全世界の多様な文化的背景を、「神主義」、「天父主義」と真の愛で消化するのです。その次に、王権を創出するのです。消化する側が、王権をもつことができます。その主義というものは、杖と同じです。王権を求めていくのです。杖を探し求めていくというのです。整理して王権を求めていかなければなりません。このようにすれば、復帰歴史はきれいに終わります。
27 兄弟権復帰が終わり、父母権復帰が終わりました。その次には王権復帰です。父母権を復帰したので、神様が再臨主を送り、イエス様を送ったのと同じように、氏族メシヤを送ってすべて収拾するのです。ここで縦的にアダム時代、イエス様時代、再臨主時代の三つの基準をすべて築きました。これをすべて私が勝利して築いたので、このあらゆるものを再臨主時代に、ここから伸ばしていかなければなりません。そうして、皆さんの家庭を立てれば、円形が広がるのです。
第三次のアダムが来たのは、第二次のアダムと第一次のアダムを救うためです。ですから、その次には、自分の父母がアダムの位置に上がっていきます。そのようになることによって、宗教が必要なくなり、全世界が選民圏に入っていきます。それによって、全体が一組の父母を通して連結された位置に立つようになるのです。それゆえ、自分が生まれた故郷の地が天の国、天国になります。そして、自分の故郷の父母が真の先祖になるのです。
28 家庭が天の側に立てば、いずれ父母様を中心として世界的版図が連結されます。本来の故郷は、お父様が生まれた所ですが、定州がすべての氏族の故郷になることはできません。それは、皆さんの生まれた所がならなければなりません。
皆さんの故郷で天を中心とした父母が生まれるので、そこがエデンの園です。そうして、堕落していない本然の園を中心として生まれた皆さんの善の子孫は、世界に向かって広がっていくのです。
お父様の一族を中心として、皆さんがすべて連結され、束ねられていくというのです。ですから、縦的なものを自分の一族よりもっと愛さなければなりません。そうすれば、サタンが占領できません。このようなことが成立することによって、今や王権復帰が可能なのです。
29 統一教会は、教会だけではありません。統一教会を中心として、真の人、真の夫婦、真の家庭、真の氏族、真の民族、真の国家、真の世界、真の新しい天宙を創造するのです。皆さんがその一員になり、個人救援だけを完成したからといって、この天宙が解放されるのではありません。天宙救援を完成することによって、世界か解放され国家と民族と家庭と個人が解放されるのです。逆さまです。今までの信仰世界とは、根本的に異なるというのです。
個人的な基盤では天国に行くことができません。天国の中には、世界が入っていて、天宙が入っています。今まで信じていた天国は、理想的な天国ではありませんでした。本来、理想的な天国は、どこでつくりあげるのですか。皆さんの個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙を経て行く所が天国です。これを再びこの地上に再現し、世界的な摂理の中心を決定しなければ、皆さんが解放されないことを知らなければなりません。
30 あらゆる人たちは、いつも「私は、すべてのものの中で最高になりたい!」と言いますが、その最高というものは、あらゆるものを代表することができなければなりません。もし、皆さんがあらゆるものの代表として立つことができれば、神様の対象の位置に立つのです。
神様はプラスとして主体であり、私たちはマイナスとして対象の立場です。皆さんの心が願う基準は、そのような創造本然の姿です。神様は、このような偉大な贈り物を人間に与えてくださいました。
しかし、個人が中心ではありません。皆さんが祝福を受け、夫婦がきちんと教会に出てきても駄目なのです。皆さんは氏族の代表にならなければならず、民族の代表にならなければなりません。それで、氏族メシヤだというのです。
その次に、長子権復帰、父母権復帰、天父権復帰、王権復帰という言葉を必要とするのです。それは、個人の観ではありません。摂理全体が世界的であり、歴史的です。父母主義から「天父主義」まで行かなければなりません。ここから、天国の王権まで成し遂げなければなりません。それは皆さんの責任です。
お父様は代表として、サタンが讒訴できない摂理的条件を立ててあげたにすぎないのです。皆さんが行くべき道は、皆さんが行かなければなりません。
第二節 「七・一節」宣布と還故郷摂理 「七・一節」宣布の背景とその意義
真の父母様は、一九九一年七月一日、「神様祝福永遠宣布式」を挙行され、この日を「七・一節」と命名された。そして、「この日が歴史的転換期である」と語られ、アダムの堕落によって失ってしまった長子権を復帰することにより、アダムが成熟するときまで、天使世界が教育しなければならなかったその本然の世界に入ることを強調された。また、「霊界と肉界は、完全に正統の道に還元し、新しい世界に入るようになるため、神様の勝利と真の父母様の栄光の時代が到来する」と語られ、「それゆえ、民主世界と共産世界だけでなく、宗教界に向かって、永遠の愛を中心として永遠の祝福を宣布したのである」と説明された。
1 一九九一年七月一日は、いつもの年と同じ七月一日ではありません。摂理史から見るとき、一九九一年は歴史的な転換期です。今、世界の情勢もそうであり、歴史の流れもこれからは変わらなければなりません。民主世界も共産世界も方向を失い、宗教界も方向を失いました。人間が優れていると思っていたあらゆる基盤が崩れました。それは、そのようにならざるを得ません。
秋になれば、すべての実は、真の実か偽りの実か分かるようになります。そして、真の実だけが収められるのです。復帰摂理や救援摂理の観点から見るとき、収めることができる実は複数ではありません。宗教が求めていく結実、すなわちその実りというものは、複数ではなく一つなのです。このような観点から、神様は何を願うのでしょうか。何かの教団の実りを願うのでしょうか。
天の血族の実りを求めるのです。血族です。天の血統を立てようとするのです。他のものではありません。天の血統を立てるためには、神様を中心として、愛の関係を経ていくことができる伝統を連結しなければなりません。
2 きょうは、一九九一年七月一日です。一九九一年は、摂理史的転換期において、最後の峠に位置する年です。正月から六月までの多事多端な環境を越えて、一九九一年の半分を過ごし、新たに迎える後半期は、摂理史における頂上を越え、新しい希望の平原に向かい、自由と平和の世界に進入できる分水嶺となる期間です。
東西の紛糾によって歴史的な恨を残したあらゆる闘いの苦痛も、真の父母を中心として解消され、真の父母を通して勝利的収穫を備え、共産世界と自由世界、北朝鮮と韓国が一つになることができる時代が訪れてきました。
この日を期して宣布式をすることによって、摂理史を代表していたあらゆるもの、天が立ててきた諸条件を清算し、勝利と解放と栄光の日を自ら祝える日が近づいてくることを知り、家庭を収拾し、氏族を収拾して、天の父母をその氏族圏内に迎えることができるように準備してきました。
氏族メシヤの使命を果たさなければ、その家庭とその国を連結することはできません。このような摂理史のみ旨全体を推し量ってみるとき、既に氏族メシヤを宣布して、一九九一年七月一日、全世界的に、自分自ら「氏族メシヤになる」と宣言できるようになりました。ですから、真の父母を中心とした真の愛の絆に従って、汚された血統を分別し、天の眷属として立てたすべての祝福家庭と祝福家庭の後世を代表して、真の父母の一族を宣布できるようになったのです。
3 一九九一年七月一日を中心として、恨多き歴史的蕩減路程を取り除き、新たに創造主である神様と、本然の父母となる横的真の父母をお迎えして左右が一つになり、南北が一つになり、宗教圏と政治圏が一つになって、長子権を受け継ぎ、父母権を受け継ぎ、王権を受け継ぐことにより、本性世界の解放圏を取り戻そうという宣言が必要なことを知っています。本性の真の愛を中心として、個人的中心であり、家庭、氏族、民族、国家全体の中心である真の愛の道理に従って、絶対的な一つの方向、絶対的な目的の帰結である本然の天国は、地上で生活した家庭が基盤にならなければならないことを知ったので、統一教会は今、氏族メシヤを宣布し、統班撃破という厳粛な使命的課題を前にして、前進することを天から命じられました。
4 イエス様は、メシヤ宣布式をすることができませんでした。ユダヤ教とイスラエルを中心として宣布できなかったのです。メシヤ宣布は、自分の家庭を中心として一族を率い、民族と共に行わなければなりません。一族がいてこそ、宣布をするのです。お父様は、その道をすべて経てきました。ですから、民主世界ではお父様のことを「世界的な英雄だ」と言っています。そのような伝統を皆さんが、皆さんの親類一族で輝かせることができなければなりません。お父様から東西南北に芽が出てきて、美しく育ったとき、茎の芽の代わりにその枝の芽を持ってきて植えれば、同じ茎になるのです。
そのようなことが分かるとすれば、きょう一九九一年七月一日、神様祝福永遠宣布式をするこの式典が、どれほど重要かというのです。神様も、このような式典を願いあらゆる宗教と国々も、このような式典を願っていたのですが、この式を挙行することによって宣布をしたので、あらゆる問題がこの基準を中心として収拾されていくのです。
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