11 還故郷をして、何をしなければならないのでしょうか。統一教会員たちは、イエス様の解怨成就をしなければなりません。歴史時代のすべてのものを解怨成就しなければならないのです。イエス様の解怨成就をしなければならず、お父様の解怨成就をしなければなりません。
お父様は、自分の一族を抱いて愛することができませんでした。三十三年間、父母と親族、妻子を捨てて、外国の人を愛そうとしたのであって、自分の父母と自分の一族、妻子を抱えて愛する時代をもつことができなかったのです。
皆さんは、お父様に従ってきた位置で祝福を受けました。ですから、お父様の若い時代の氏族的版図を受け継ぐことができる立場に立ったということを知らなければなりません。私が皆さんより、一歩前で国家的基準に立ったとすれば、皆さんは氏族的基準に立つのです。私が国家的基準で大韓民国を訪ねてきた立場なので、皆さんは氏族的位置に立ったのと同じです。
12 一九九一年九月一日、統一教会の全祝福家庭に還故郷を命令しました。祝福家庭は、父母様が愛する人たちです。かわいそうな人たちであることを私は知っています。彼らを助けてあげることができず、荷物をまとめさせて避難民のように追い立てたのです。「還故郷しなさい」と言いました。
還故郷しなければ、母を解放することができず、姉を解放することができず、妹を解放することができません。その人たちのために還故郷しなければならないのです。そうすることによって、皆さんが母、姉、妹を中心として進めば、太平王宮の基盤ができるのです。それを中心として、氏族メシヤという勝利の王権基地が設ーされます。この準備をするためなのです。
13 今からは、国を訪ねていくことができる還故郷の時代になります。それで還故郷を発表したのですが、それが父母様の場合は還国です。ですから、今から運勢がどのようになるかというと、南北が回っていくのです。それで、時が忙しくなります。
それでは、どこで福を受けるのでしょうか。今、訪ねてくる世界的な運勢を、個人と家庭が受けると同時に、それを自分の氏族に分けてあげなければなりません。それが還故郷です。
今まで、韓国に来る世界の運勢を、摂理のみ旨とともに、祝福を受けた家庭を中心として一族に分けてあげるのです。ですから、氏族メシヤは、横的に見れば、I穌生、長成、完成、アダム時代、イエス時代、再臨時代を象徴的に意味する三数を経るのです。
この氏族メシヤが故郷に行き、自分の父母を復帰しなければなりません。自分の父母が今まで統一教会に反対することによって、歴史に罪を犯し、神様を知らなかったのですが、これからは一緒に行かなければならないのです。
14 地獄を一八〇度後ろにおいてサタンを見据えつつ、神様をお迎えして、子女たちと共に天の国の故郷に帰れる時になったので、還故郷命令が出るのです。統一教会の食口たちに氏族的還故郷を命令しようとすれば、父母様が還国しなければなりません。北朝鮮に行かなければならないというのです。それで、一九九一年九月一日から九十日を過ぎて北朝鮮に行くようになりました。神様は、原理の神様です。このようになって還国するのです。
15 お父様にとって最も無念なことは、父母、兄弟にこの原理を教えてあげ、涙を流させることができなかったことです。これがお父様の恨です。しかし、皆さんは、父、母、兄、姉を伝道しなければなりません。彼らを伝道できなければ、すべて地獄に行くようになり、永遠に滅びるしかない運命に置かれるようになります。私たちが暮らす所に引っ張り出さなければなりません。ロープでも、自分の服でも、自分の手足でも何でも、あちこち縛りつけてでも、彼らを地獄から引っ張り出してあげるべき責任があります。
そのためには、皆さんが今まで国のために涙を流した以上、世界のために涙を流した以上に、涙を流さなければなりません。お父様に会いたいと思う以上に民族と氏族と親族と父母を慕い、彼らのために祈ってあげる心をもたなければならないのです。
16 父母様は、皆さんに最高の贈り物、礼物を与えました。氏族メシヤの権限を与えたのです。イエス様が四千年を経てメシヤとして来た勝利的祝福基台を中心として、イスラエルの国とローマが反対できる環境的条件をすべて解消してしまった基準の上で、世界に波及する自由な環境で父母が皆さんを迎えてくれるようになるとき、皆さんの一族が行く所には迫害がありません。そのような世界舞台に走っていける道を、特権的な贈り物として皆さんに与えたのが氏族メシヤです。
17 皆さんは、昼夜なく故郷で氏族復帰をしなければなりません。今まで、父母様が世界を復帰するために血涙を流したのと同じように、皆さんは故郷で氏族復帰のために精誠を尽すのです。自分の一族を救う責任を、全世界の祝福を受けた家庭が果たさなければなりません。今、祝福を受けた家庭が全世界に広がっています。
神様は、イエス様をメシヤとして送るとき、息子一人だけを送りましたが、父母様は、祝福を受けた息子、娘だけでなく、結婚した家庭とその息子、娘たちまで送り、氏族メシヤ圏を発表したのです。ですから、悪魔は、この地上世界で既に失敗したので、荷物をまとめて自分が行くべき所を訪ねていかなければならないことを知っています。それで、最後部に立って救われることを願っているのです。それゆえに、地獄も解放しなければならず、悪魔も救済してあげなければなりません。神様の復帰摂理を知っている人は、そのようにしなければならないのです。
18 お父様はイエス様に代わる再臨思想をもっているので、イエス様のイスラエル圏に代わる再臨思想を、皆さんが引き継ぐことができます。皆さんは、イエス様ができなかったことと、お父様が今まで闘って勝つたことを代わりに行う位置に立ちます。宇ー由的な基準を皆さんが相続するのです。イエス様の失敗と、イエス様が十字架の道に行ったことを蕩減しなければならず、お父様の十字架の道を蕩減しなければなりません。
ヤコブが行った道は、イスラエルの家庭が行くべきだった道であり、モーセが行った道は、イスラエル民族が行くベきだった道であり、イエス様が行った道は、キリスト教徒たちが行くべき道であり、お父様が行った道は、統一教会員たちが行かなければならない道です。同じ立場です。
皆さんのその権限とは何でしょうか。氏族メシヤがイエス様の時代に果たすべき責任さえ全うすれば、私が皆さんに引き継がせてあげるのです。皆さんが氏族メシヤになるところには、反対がありません。国家復帰、世界復帰が一度に成し遂げられるというのです。
19 祝福を受けた家庭の前には、世俗というものはあり得ません。アダムの前に世俗というものがありましたか。自分が率いる家庭と神様に侍ること以外にはありませんでした。それと同じ立場です。妖しげな悪の世界を中心とした習慣性をきれいに清算し、解放された姿をもって本然の時代の長子権を純降に受け継ぐことのできる息子、娘としての自負心をもたなければなりません。その息子、娘がもつことのできるのが父母権復帰です。長子権を経て家庭を築き、息子、娘をもってこそ、父母権が復帰されるのです。
氏族メシヤを中心として父母権を復帰することによって、皆さんの本郷の地を設定できるようになるのです。皆さんはそのような天の祝福を受けました。氏族メシヤを軸として王権が連結され、国が連結されるのです。世界と国の基準をすべて立てておきました。垂直に立っています。そこに皆さんが東西南北を連結するときには、個人が蘇生であり、家庭は長成であり、氏族は完成です。そのように連結して、国家に連結させなければなりません。個人的基盤の上に家庭があり、家庭的基盤を中心として、東西南北にすべての氏族が連結されるとき、国が形成されるのです。
20 父母様は霊界に行くようになります。そうなれば、この人類はどのようになりますか。父母様の使命は、誰が受け継ぐのですか。その位置はどのような位置ですか。子女たちが受け継ぐようになっています。天運が永遠に保護する位置です。いくら世の中の人たちが皆さんのことを、父母様の子女ではないと否定しても、この関係を断ち切ることはできません。皆さんは、そのような概念をもちましたか。父母様の使命を一〇〇パーセント引き継がなければなりません。
氏族メシヤとは、真の父母の子女の位置に立ったことを意味します。真の父母の完成した子女の位置です。それを贈り物として相続させてあげるのが氏族メシヤです。何よりも重要なものは、真の父母様に対する概念です。本然の存在です。心と体が真の父母様の概念を中心として生きなければなりません。それがアダムの位置です。
最初の概念は、「私の父である」という概念です。「神様」と言えば、心と体に「あなたは私の父です」という概念が共に浮かんでこなければなりません。失ってしまったこの概念を再び取り戻さなければならないのです。真の父母様が心と体にぎっしりと詰まっていなければなりません。そこから出発するのです。基本概念です。皆さんの概念が、その段階にまで進まなければなりません。
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