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29 自分自身の利益だけのために生きる態度を取れば法に引っ掛かりますが、自分の利益のためではなく、全体の利益のために行った結果に対しては、どこからも手を付けることができません。神様も天国と地上も認めざるを得ないのです。そのような公認を受けるので、数千年が過ぎてもその法は変わりません。
絶対的な法の正義を立てていく生活をするようになれば、蕩減復帰や地獄というものはあり得ません。完全に解放圏と、釈放圏になるので、その基台の上で動く人は、永遠に神様と共に天宙が保護し、育ててくれます。相続権を伝授するのです。同居権、同楽権のすべてのもの、共同の価値として認定するすべてのものを伝授して、相続を受けるようになるのです。(545-050; 2006/11/18)
30 主権者と国民によって国家の善悪の基準が決定されるとすれば、この宇宙の善悪の基準は何によって決定されるのでしょうか。
神様は宇宙の主権者であり、主人公です。その次が、世界の人になります。国民を代表しているのと同じように、世界の人になるのです。ですから、その主権者と世界の人が合わさって、一つの憲法が出てこなければならないという話が成立します。それゆえ、この宇宙の善悪を分ける憲法が出てこなければならないという話も、妥当なのです。
各国の法は、その国の主権者と国民の意思によって設定されていますが、この大宇宙の世界の人々と大宇宙を主管する主権者が一つになった共同意思によって、宇宙の不変の憲法は設定されていません。人類の良心が変わらず、人間の理想と希望が変わらない限り、人類の生活を保障することができ、神様と人類が喜ぶことのできる憲法が出てこなければならないのです。(079-175; 1975/07/27)
31 皆さんの先祖と一族の前に、恥ずかしくない堂々とした皆さんにならなければなりません。判事である神様から称賛され、愛される自らの姿にならなければなりません。耐え難いことを耐え、困難な立場を克服し、環境を収拾するために自分を犠牲にしたという事実を、神様のみ前に証してもらうことができなければなりません。神様のみ前に誇ることができるその何かを、何としてでも勝ち取らなければなりません。
皆さんは宇宙において、どこにも行くことができません。自分勝手にどこかに逃げていくことはできません。宇宙の法と秩序圏内から抜け出せない人間だというのです。道に従っていかなければならないのです。中心思想と愛の秩序、人倫、家庭、社会、国家、世界、天宙、神様全体に通じる、公式的な憲法基準を中心とした、宇宙法の統治下に生きている自分であることを知らなければなりません。自然をはじめとするすべての法が支持し、擁護し、解放圏を手にできる道は、愛し、ために生きる道しかないのです。(117-313; 1982/04/11)
32 永遠なる故郷の地、永遠の国に行って、一日だけ暮らすのではありません。永遠なる世界の生活法度を学ばなければならないというのです。一ヵ月の生活も同じです。男性と女性が暮らし、父母が暮らし、子女が暮らし、孫と孫娘が暮らし、氏族が暮らし、民族が暮らす伝統的なすべての事実を知らなければなりません。
皆さんの一身と一族が暮らすその国の民として生きなければならないのですが、そうでなければ、どこに行っても制裁を受けます。国境があって、この国境を越えることができないのです。国でも何でも、どこに行っても引っ掛かってしまいます。犯罪的条件に引っ掛かって、四方に絡み合い、生きる道を求めていくことができないのです。ですから、本郷の地を中心として、生活の訓練を徹底的に受けていかなければならないというのです。(310-112; 1999/06/15)
33 「家庭盟誓」で「天一国主人」と言うことができるのは、中心の根となる父母が、超民族的であり、超国家的な霊界と肉界、過去、現在、未来のすべてを一代で清算して、開拓したからです。アダムとエバが一代で滅ぼしたものを、真の父母が一代で清算し、天の国の憲法を中心として家庭と国を構成する内容になり得る三六〇度圏の方向を新たに制定しました。それゆえ、その新しく制定したものは、どこかの国の憲法や国権、伝統では評価できません。ですから、その内容は新しい文化と、新しい伝統と、新しい歴史の上に立てておかなければならないというのです。(493-021; 2005/04/18)
天一国憲法の制定方針天一国憲法(教会法)は、天一国国民の権利と義務を規定しており、実体的天一国を定着させ、完成するための天一国生活規範と、天一国の運営に関する内容を収めている。真の父母様は、二〇〇一年、神様王権即位式で血統を守ること、人権を蹂躙しないこと、公金を横領しないこと、そして真の家庭を築くことの重要性を強調され、「これが天一国憲法の基礎になる」と語られた。また、天一国の憲法には、運営組織として、行政を担当する天政苑、立法を担当する天議苑、司法を担当する天法苑、財政を担当する天財苑、民意の取りまとめと報道および広報を担当する天公苑の五院を置いている。
34 今や、天が王権を手にしたので、法を中心として治めなければなりません。神様王権即位式の時、天の国の憲法三ヵ条に関する概要が発表されました。そして、家庭に関する憲法が発動したのです。そのとおりに生きれば、宗教は必要ありません。家庭が一つになり、神様に侍って暮らすのです。
エデンの園で堕落したというのは、何でしょうか。アダム家庭を中心として、神様と共に暮らせなかったということです。父母として侍ることができませんでした。ですから、父母に孝行しなければならず、その父母が願う国の忠臣、世界における聖人、天地における聖子の道理までも果たさなければなりません。そうすれば自動的に成就されるものなのですが、それを成就できなかったというのです。(349-100; 2001/07/14)
35 これから皆さんが守るべき鉄則があります。第一に、死ぬようなことがあっても、血統を汚してはいけないということです。
第二に、人事措置を誤って人権を蹂躙してはいけないということです。男性も女性も、黒人も白人も平等です。人権を差別し、人権を蹂躙してはいけないというのです。自分と気が合わないといって、自分勝手に人事措置をしてはいけません。そのようにいい加減に人事措置をすることはできません。自分よりも善なる先祖をもつ人たちはいくらでもいます。何代もせずに大統領になる人が出てくる人の首を切ってしまえば、自分の先祖がすべて音を立てて崩れるのです。人権を正しく指導するには、真の愛、ために生きる愛をもってしなければなりません。そのように生きる人が主流です。神様の天地創造はそこから始まりました。その主流思想をばらばらにしてしまうことは、赦すことができません。これが罪の中の二番目の罪です。
第三に、公金を盗んではいけないということです。公金を思いのままに使ってはいけないというのです。この三つです。(342-298; 2001/01/13)
36 心に恥ずかしくない自分自身にならなければならないというのが、第一条件です。
天の国の憲法が必要であり、国法が必要であり、家庭的な法が必要ですが、まず自分の心を治めなければなりません。心を治めることができなければ、天下が正しく立つことができないのです。これが一番の問題です。
心の基が水平にならなければなりません。それにより、「私」の心がどこを歩き回っても中央に立てば、これが全体の水平の中心になるのです。そのようにして、個人的中心から八段階まで上がっていかなければなりません。(516-236; 2006/02/07)
37 神様と霊界についてはっきりと教えてあげ、天一国時代の法を適用する時が来たので、救援摂理は適用されません。父母様が教えてあげたあとは、皆さんと寄り添って一緒に暮らすことはできません。はっきりと見せてあげ、すべて教えてあげたので責任を負わないのです。
父母様がこの地上に天の道理を立ててあげ、蕩減をすべてしてあげ、教えてあげたのに、それも信じることができずに霊界に行ってどうするのでしょうか。
霊界の実相をくまなく記録して送ってきたものも、すべて教えてあげました。霊的な真の父母である神様も、実体の真の父母も、責任を果たしたというのです。そうして、天一国を宣布しました。さらに、憲法についてのことも話しました。(365-196; 2002/01/08)
38 真の父母、真の師、真の王の代身者として、無形の神様のみ前に皆さんの家庭が実体になってこそ、天国に入ることができます。それでこそ、神様の創造理想が完結するのです。そのため、天の国の新しい憲法を設定したというのです。すべての霊界の実相は、み言と一致した内容です。ですから、皆さんの家庭がこれを地上で結実させて収め、天の福をいっぱいに積んでおく実体にならなければなりません。このみ言のすべてが、その背後に行かなければなりません。
実体を完成した家庭になることによって、地上と天上に神様がとどまれない所がない、また主管できないものがない、全体、全般、全権、全能の時代になります。神様が考えるとおりに、一方的にすべてのことを成就できる完成の世界になるというのです。(602-257; 2008/11/16)
39 立法、司法、行政と、言論、金融まで合わせて、五つの機関を中心に、国連の憲章を改正するための準備をしています。立法、司法、行政、次に第四権として言論界が入ります。その次に第五権が金融界です。
それに関する憲法を作らなければなりません。最も恐ろしいのが言論界です。私が自分の髪の毛についてすべて知り、産毛一本についてもすべて知っているのと同じように、世界に隠すものがありません。そのような透明体のような、六つの角がはっきりとした水晶体のような世界にならなければなりません。その世界は、うそが通じません。秘密がなく、すべて表れるのです。(426-107; 2003/11/19)
40 五権分立の統合的な一つの平和世界が開門されることを宣布するようになれば、天の国の憲法を制定するのです。私たちは、天の国の基礎的な憲法の草案をすべて準備しています。それまでも国連に持っていって証しながら、採択できるようにするのです。その憲法の草案はカイン世界の内容を重要視しましたが、私たちだけが適用できる憲法を備えて、天の国の憲法を制定しなければならないというのです。
そのあとに、四十日間、総会を開いて整理し、国連総会の決議をもって宣布してこそ、天の国の憲法制定が可能なのです。そのような諸々のことを集約させて、この期間に行わなければなりません。また、一つしかない天の国の憲法宣布まで行ってから、五権分立の時代として、平和世界の出発を宣言しなければなりません。(606-091; 2009/01/07)
41 アベル国連をつくって憲法を制定することにより、天下を思いどおりにできるようになります。その憲法がある限り、構造的な実体を形成するに当たって、その法に合うようにすれば、公認せざるを得ません。このような段階に入りました。
ですから、今、三権分立に関する法的な条件を備え、その次に言論界と金融界まで加えれば、五権時代になるのです。五権時代になれば、完全に世界を抱くことができます。天の国の行政組織をもって世界を抱き、神様の園の主人の役割を果たしてみようというのです。それは夢ではありません。現在、完成時代を越えているのです。(588-073; 2008/04/12)
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